オートバイで旅して観たモノの記録

 Ôtobai de tabi site mita mono no kiroku.

きいながしま港

2023年11月12日 | 紀伊半島
 紀北町のきいながしま漁港と言えば,長島地区と中ノ島地区を結ぶ江ノ浦大橋(通称 アルファ橋)だ.漁港の南にある真っ赤な橋が印象的で,近くを通るたび,なぜか走りたくなってしまう不思議な橋でもある.  アルファ橋を渡りえると,きいながしま漁港で一息つくのがルーティンになっている.三重漁連の大きな製氷塔があって,その先に港の市場がある.なんとなく尾鷲港とおなじような雰囲気だ.  港の市場 . . . 本文を読む

豊浦海岸

2023年11月05日 | 紀伊半島
 紀北町の三浦,国道の道瀬トンネルをエスケープして海岸沿いに続く道がある.道瀬トンネルが出来るまでの間は国道だったのかもしれない.国道からほどなくすると,波穏やかな豊浦海岸が現れる.海岸の正面には鈴島が浮かぶ.  豊浦海岸には神社と小さな公園がある.交通量は少ないけど,コロナ禍になってから釣り人や車中泊をしている人たちの自動車をよく見かけるようになった.少し先には高塚山展望台もあるので, . . . 本文を読む

大白公園

2023年11月02日 | 紀伊半島
 尾鷲港から20キロメートルほど北にある紀北町の大白公園に初めて立ち寄ってみた.整備された芝生にヤシの木が等間隔に並んでいる.早朝の公園には,散歩されている地元の方が数名ほどいるだけで,静まり返っていた.  昇ったばかりの朝日がとても暖かくて,芝生に座っているだけで,オートバイで冷えた体がすぐに暖まってくる.公園は東向きで海に面している.芝生の先は防波堤になっていて,海まで下りて行けるよ . . . 本文を読む

遊木

2023年10月27日 | 紀伊半島
 熊野の新鹿湾の対岸に小さな入り江があって,遊木という港町がある.瓦屋根の家屋が目立つ昔ながらの漁村といった感じだ.ようやく涼しくなってきたので,行き慣れたR311を横道に逸れて,遊木漁港に立ち寄ってみた.  国道から港の方へ下って行き,漁港に一足踏み入れると,山の斜面に沿ってびっしりと家屋が建ち並んでいることに気付く.少し南にある磯﨑漁港とおなじ雰囲気を感じる町並みで,いかにも紀伊半島 . . . 本文を読む

獅子岩

2023年09月23日 | 紀伊半島
 9月の中旬を過ぎても蒸し暑い日がつづく.この暑さの中をツーリングするのはなかなか辛いけど,いつも通り安定の七色ダムから七里御浜海岸へ,そして熊野・尾鷲を周回してきた.熊野の山の中は秋めいてきたのか,少しだけ涼しかった.  七色峡線を抜けて,熊野の七里御浜海岸へたどり着く.海岸線は山の中と違って,灼熱の暑さで頭がクラクラするほどだ.この暑さのせいなのか,いつも獅子岩の正面にいるはずの観光 . . . 本文を読む

回想の古和浦

2023年07月29日 | 紀伊半島
 東京から京都に越して来てから,早いもので丸5年が経過した.今となっては毎週末,水を得た魚のように紀伊半島を縦横無尽に走り回っているけど,初めて紀伊半島の山を越えて海に出たのは,この南伊勢町の古和浦辺りだったと思う.  関東近郊の海と言えば,三浦半島や伊豆半島がまず思い浮かぶが,紀伊半島の決定的に違うところがある.紀伊半島はリアス式海岸なので,水平線をあまり見ることができない.同時に波が . . . 本文を読む

梅雨明けの錦湾

2023年07月27日 | 紀伊半島
 梅雨は知らぬ間に明けてしまったようだ.酷暑の中,快晴の紀伊半島へオートバイを走らせる.いつも尾鷲以南の記事ばかり投稿しているので,たまには尾鷲以北の大紀町の風景を取り上げてみたいと思う.梅雨明けの錦湾は真っ青だった.  大紀町の錦の港町を駆け抜け,錦湾を東側から一望できる塩浜山村広場を目指して,急峻な山道を登っていく.所々で,錦の町並みが視界に現れる.錦タワーの背後にある赤い屋根の建屋 . . . 本文を読む

梅雨の晴れ間に熊野灘へ

2023年06月25日 | 紀伊半島
 梅雨の時期にオートバイを乗り換えたので,晴れた日はしかっりと走っておきたい.オートバイが新しくなって変わったことと言えば,朝早起きするようになったことだ.4時台に自宅を出て,熊野の入口,池原ダムに到着すると,白んだ朝陽と共にゲートが出迎えてくれる.  池原ダムからそのまま国道を南下すれば大泊海岸,県道を南下すれば七里御浜海岸に1時間もしないうちにたどり着く.オートバイを海岸沿いの国道の . . . 本文を読む

桜の道(鬼ヶ城)

2022年11月27日 | 紀伊半島
 七里御浜海岸でだるま朝日を見た後は,天気も良さそうなので久しぶりに松本峠を再訪することにした.今回は鬼ヶ城側の桜の道を経由して松本峠を目指す.紅葉した桜を見ながら,連続する九十九折れの道を登っていく.  時折,視界が開けて磯崎町と海を一望することができる.尾根まで距離は短いとはいえ,歩き通しだとさすがに息があがってしまうので,海を見ては一休みしながら尾根を目指す.  鬼ヶ城の駐車 . . . 本文を読む

真夏の不思議な雲

2022年08月21日 | 紀伊半島
 三重県熊野の二木島湾は複雑に入り組んだリアス式海岸で,東端には楯ヶ崎があることで知っている人も多いと思う.二木島湾から楯ヶ崎は見えないが,鋭くとがった英虞崎の先端と二木島灯台を遠望することができる.とてもすばらいしいロケーションだ.  二木島湾には甫母(ほぼ)町という小さな漁師町が,二木島漁港と楯ヶ崎の中間にある.ここも熊野灘を眺めるにはすばらしいポイントだ.国道脇にちょっとしたスペー . . . 本文を読む