おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

ロールケーキ…

2004-12-07 23:57:34 | 我思う、故に書くなりよ。
と言えば逗子の珠屋だろう。と、テレビに突っ込み入れながら思い出しよだれ。

母の実家に近く、なにかあれば珠屋だった。見た目は地味だが、市松模様の断面が「大人」を感じさせたもので、その味も派手な物ではなく、地味。紅茶にとても合う「大人の洋菓子」なんだよ、これは。ご幼少の身としては「イチゴ」が乗ってないとか、装飾が派手ではないとか、あまり大きくないと言う点で多大に不満はあったが、あえてこのケーキを選んで買ってくる大人の心境に近づくに連れ、長く語り継がれる「良いもの」の味だとしる事になる。そんな「教育的指導有」な思い出が重なる味。

時は経ち、実家も廃れた事から、頻繁に口に出来る物では無くなってしまったが、何かの拍子に口にすると、あの頃の記憶が蘇る。

正しくは「珠屋モザイクケーキ」と言うのをこの歳になって知った。いろんな種類がある中で、なぜ大人がこれを選んだのか? 母の時代には種類が無かったのかもしれない。新興宗教に身を捧げたおじいちゃん家に行くたびに味わえるケーキ。そんな風にしか思っていなかったが、ちょっと買いに出かけなければならないと考えている。

珠屋洋菓子店 http://www.tamaya1950.com/index.html

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