おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

東京オリンピック2020と「あっちの話」

2013-09-09 00:20:37 | 我思う、故に書くなりよ。
…いや、東京オリンピック自体はあまり関心も無いんだけれどねぇ…。

これの決まるまでをラジオで聴いていて…それはそれで面白かったりもしたのだが、その前のブラジルが間に合いそうも無い…って話が少し出て…それはそれで見物だけれど、どうすんだかなぁ…。

日本も浮かれている場合じゃないんだって話も少し出た。

大丈夫だとは言い切ったが、フクイチじゃ放射能ダダ漏れ…で終息の目処なんか立っちゃいない。放射能の恐怖が日本から消えたワケじゃない。加えて、被災地の復興なんか進んじゃいない。

家も仕事も失って、為す術無いままなのが「被災地」であって、夢や希望でなんとかなる様な現状には無いのだ。

そこへ持ってきて、オリンピックで「夢と感動と勇気を被災地に…」なんて話が薄ら汚く思えるんである…。

被災地の人々が…

「感動をもらった…」
「希望をもらった…」
「勇気をもらった…」

とでも言えば済むのか? 確かに、希望や感動は貰っておいた方がいいだろう。だがそれで暮らしていけないから未だに「被災地」なんじゃねぇのか?

オリンピックはまだ7年ある。だが、復興は後手に回ってロスしている上に、遅々として進んじゃいない。待ったなし…と言われて久しくもなっているのにだ。

確かに、オリンピックで莫大な経済効果が見込めると言う評論家は多い。だが、莫大な経済効果が被災地に向けられるとは誰も言ってない。そんな事は決まってもいないし、概ね、そんなこと無いからだ…。

そうした問題も含んでいるあたり、前回の東京オリンピックとは違うんである…。

近隣の反日国が絵空事で言う様な、大規模災害の発生も絵空事では無いかも知れない。再度、国難に値する様な大規模災害の恐れは、これも「いつおきてもおかしくない…」と政府が言っていたではないか。ま、富士山が大爆発は無いだろうと素人でも思うが、地震に関しては確立が上昇している事は否めないのだし…。

加えて、夏季のオリンピック開催である…。その時までに電力需給が確実に改善出来れば良いが、現状では原子力での需給ってのは目処も曖昧だし、それを補うハズの自然エネルギーからの需給なんてのも進んでいやしない。

「…オリンピックのため…輪番停電が…」

…また「ヤシマ作戦」か? あの時と違って、誰もが賛同するワケでも無くなって来るだろう。

未来の事は判らないが…未来を少しは変える事は出来そうだ…ってのが、人間の希望ならば、その希望は日本って国にあると思うかい? 少なくとも…今の日本には無さそうな事は判ると思う。

んじゃ、どうすんのか? 残念ながら、今よりもっと声を大きくして叫ばないと、被災地の復興はもれなくオリンピックにさて置かれると言う事だ。関東以北が騒いでいるだけじゃ、どうにもならなくなって来ているのも現状であり、西のほうじゃ「あっちに話」って事に既になってもいる。あれだけの大きな災害を目にしているハズなのに僅か数年で「あっちの話」にもなっているのだよ?

阪神淡路大震災もそうだった。東の方じゃ数年で「あっちの話」になってしまい、現実味が国を分けて薄れてしまった。

もしかしたら、7年後に開催するであろう東京オリンピックも既に「あっちでやる話」って事になっているかもしれない。そうとならない為に、国全体で一体感を持って…と、誰かさんが言ったみたいだが、あの大震災でさえもそうなっているのが今の日本なんだと言う認識がそこにあっての事なのかどうだか?

日本は、オリンピックで1つになる前に、震災復興で1つになっていなければならなかったのに出来なかった国なんだよ。優先すべき事が多々ある中で、本当に優先してやっていたのか甚だ疑わしいまま、新しいイベントを手に入れちゃって、それに飛び付いて喜んでるガキみたいな国なんだよ。

さあどうする? オレなら、全く進んで無い方を早くなんとかする様に焚き付けるくらいしか思いつかない。全く進んでいない方は、マジで「待ったなし…」なんだからさ…。

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