我が家の庭ながら、同じ場所か?と思うほどきれいになりました。1日、はびこった雑草取りにシルバーさんが来てくれたのです。もう5年以上も年2回~3回お願いしています。一人で、一日でちょうど終わるくらいの仕事量です。世田谷区の規定料金で計算して、1万円がほんの少し超えるくらいの支払いになります。
40年ほど前からここに暮らし始めましたが、当時は今隣同士で暮らしている夫の兄のところまでありましたけれど、私が自分でやっていたのです。脊柱がだんだん弱ってきていたのでしょう、ぎっくり腰状態を起こすようになり、お嫁さんのMiちゃんの進言でシルバーさんを入れ始めたのです。
ずっとYさんという方が来てくれます。初めてお会いしてお顔を見ましたら同い年か?と思うくらいの方でした。それでなくても主婦がやるべき仕事を他人任せにすることで気が咎めている所、ますます気が重くなったものです。サラリーマンを勤めあげて、遊んでいるのも馬鹿らしいしと会員になったのですよ、という1歳年下の方でした。
う~ん無能主婦だなあ、と自己嫌悪。庭でYさんがやっているうちは、私も何か主婦仕事をしなくてはと、いつもより動き回ったものです。
母が、晩年は心臓を弱くして、一人にしておくのは・・・と近所の農家のおばさんを手伝いに入ってもらっていました。最後はおばさんを頼りにしていましたが、来てもらうと気ばかり使って・・・と嫌がる風を見せて居ました。姉が「ええじゃあないの。仕事で来てもらわんでも、お喋りの相手をしてもらいなさいよ」というのですが最後まで気を使っていたようでした。今の私はその時の母の気持ちが分かります。
2年半強前に、救急車騒ぎを起こした時、救急病院を退院しても、とても家事ができる状態ではありませんでした。「あんしんすこやかセンター」を通じて介護保険でヘルパーさんに週2回・1時間来ていただきました。これがまた気を使うのです。横になっていたくても、そうはいきません。主婦としての見栄もあって、あまりに乱雑な家内にはしておきたくありません。健康な時、友達同士が冗談に、「今日はヘルパーさんが来るから掃除をしなくてはいけないの」と笑ったことですが、この気持ちが分かったのも自分がその立場になった時でした。
結局、最短の契約だったのですが、延期することはしないで断ってしまいました。泣くほどの痛みで後悔もありましたが。
上手に歳をとるためには、自分の弱みも素直に認めて、いい意味で甘えることが出来るようになっておかなければいけませんね。
今日でカーテン洗いが終わりました。天井の高さから下げられた所が3か所あります。チビの私には椅子にのっても届きません。危ないなあ、と思いつつも脚立に乗っかっての作業になります。
いつだったか息子Kが「高いところの仕事の時は来るからね。意地を張って自分でやろうとしないこと!!」と強く言ったことがありますが、ほんのわずかな作業に、呼びつけるのはあまりに煩わしいことです。夫は、運動神経が極端に不器用なのに加えて、老いが進み、とてもそんな作業はできません。結局は、自分が自分に「気をつけろ。脚立から転げ落ちたら命とりだよ。コロナより怖いぞ。ほらそっちを持って、こっちの脚はここに置いて・・・」と念には念を入れて無事に取り外し、取り付けました。
目出度し、めでたし。