昨日、首を傾げ、きょとんとし、最後には、な~んだ、思い違い、と笑ってしまったことがありました。電話のベルが鳴ることが始まりです。
「S様でいらっしゃいますか」
「はいそうです」
「住〇林業の△△と申します。ちょっとお訊ねいたしますが、先日健康診断のお葉書をお出ししたのですが、ご覧になっていただけましたでしょうか」。え?建築屋さんから健康診断?答えに窮していると
「はい。ピンクっぽい印刷のお葉書なのですが」。頭の中には先日工事をしていただいたから、そのサービスに健康診断をしてくれるのか?でも建築会社だよ。
「少々お待ちください、主人に訊いてみます」。夫も建築屋さんが健康診断?そんなハガキ心当たりがないけれど・・・。受話器を通して、こちらの戸惑いが聞こえたらしく
「先日外回りは工事させていただきましたけれど、調べてみましたら、シロアリの予防工事が、この前やってから6年経っているのです。普通保証期限が5年なので、そろそろおやりになった方がいいかと思いまして、そのお伺いだったんですが」。な~んだ、建物の健康診断なのかあ、びっくりした!!
「ああ、シロアリね。私どっも気が付いてはいました。保証期限が過ぎていますよね。今夜にでも夫と相談しまして、お返事申し上げます」
「まず、床下に潜って、例えば水漏れがしたりする不良個所がないか、点検します。これは只でやらせていただきます。その後見積もりを出して契約を結びまして、本工事との運びになります」
「わかりました。相談してお返事します」
それにしても、とんだ思い違いをするこちらもこちらだけれど、建築屋さんは、「健康診断」を何の説明もなく相手が理解すると思うくらい、日常的に使っている言葉なのだろうか。
こちら老夫婦、じじばばは大笑いで事件は解決しました。会話も途切れがちなじじばばには、面白い体験でしたが。
シロアリ工事は、大切だよなあ、やっぱりやってもらおうか、との結論。