脊柱を圧迫骨折をしてからもう2年半になりますが、今でも骨量を増す注射と、リハビリに通っています。
リハビリの孫のような若い先生は「どうしても痛みがあるときは無理はいけませんが、生活の基本は歩くことです。なるべく歩いてください」とおっしゃいます。
私はこの病を得る前からウオーキングはやっていました。近くに区立の公園があって、ウオーキングは楽しいのです。以前は周回路を5周で往復を加えて4キロばかりを日課にしていましたが、今は3周で自重しています。リハビリ先生はマッサージをしながら「おせっちゃんはよく歩くように努力なさるから、脚が細くなっていません。優秀です」と言ってくださいます。
こんな私の目に「折々のことば」が目につきました。
確かに歩くことは身体の動作としていい効果があることは実感できます。少し足が痛いと思っていても、頑張って歩いてみるとかえって状態がよくなることが度々です。先生は「動くと筋肉や筋は柔らかくなりますから」とおっしゃいます。
山本貴光氏のおっしゃる通り、頭の働きにも効果があるようです。歩きながらブログの文章の下書きをしてみたり、自由律句を作って見たり、思いがけなくすらすらまとまることが確かにあります。最近こんな句が出来ました。
投げ上げる蹴散らす寝転ぶ 子等の落葉溜
息子のKはマラソン・ウルトラマラソンに力を入れています。彼は子どもの頃文章は何とも幼稚でした。
朝起きて、ご飯を食べて、学校へ行ってきました。夕方まで近所で遊びました。面白かったです。的などうしようもない文でした。
それが走るようになってから、かなり文が書けるようになりました。彼のfacebookの文を夫と読みながら、上手くなったねえ、進歩したねえ、と親馬鹿で褒めるのです。
「歩く」と同様に、一人で夜を徹して走るときなどいろいろ考えるのでしょう。思索が深くなればおのずから文は味が出てきますよね。