おせっちゃんの今日2

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「言い方」で損をしないために

2020-12-14 14:04:59 | 言葉

今日は他人様のものを丸々引用して記事にします。いいテーマを思いつかなくてズルです。
「言いかえ図鑑」(大野萌子著)の新聞広告からです。

● 以前お会いしたことがあるけれど、親しくはない方にあった時など
「私のこと、覚えていますか」・・・✕
「あの時お会いした大野です」・・・〇

自分から名乗った方が、相手への気遣いになる。

● 相手からしばらく連絡がなかった時など
「連絡がなかったから、心配していた」・・・✕
「久しぶりに連絡をもらえてうれしい」・・・〇

相手を責めるより、自分の気持ちを伝えて。今ちょっと忙しいので

● 相手のお誘いを断わるときに
「今ちょっと忙しいので」・・・✕
「今週は厳しいですが来週でしたら」・・・〇

「忙しい」は「あなたのための時間はない」と言っているようなもの

● 贈り物・お土産持参の時
「つまらないものですが」・・・✕
「気持ちばかりですが」・・・〇

必要以上に卑下する必要はない。

● 例えば、子供に注意するときなど
「あなたのためを思って」・・・✕
「私はこう思っている」・・・〇

「あなたのため」は自己満足をするための言葉。
相手に恩着せがましいと感じさせるのではないか。(この行、おせっちゃんの書き足し)

● 自分のために計画がつぶれそうなときなど
「私のことは気にしないでください」・・・✕
「皆さんの意向に合わせます」・・・〇

「私のことはいいから」は自分をアッピールしているのと同じ。

贈り物・お土産などを「つまらないものですが」と卑下するのは、私の子どもの頃まではごくごく当たり前の作法でした。頻繁にこの場面に遭遇していました。戦後西洋の文化が入って来てからでしょうか、
詰まらないものを贈るのは、むしろ失礼ではないか、アメリカでは(戦後アメリカは日本人にとって正義でした)「すばらしいものよ」と差し出し、もらった人は喜んでその場で開いて、喜びの感情を表すのだと、こちらがエチケットになっていったようですね。