昨日、「じいじフレンド」と呼んで時々このブログに登場してもらう男友達から同人誌が届きました。大学時代の一年先輩の男子です。彼は高校生時代から、小説家を目指すほどうぬぼれてはいないけれど、と言いながら、好きでずっと書き続けているのです。卒業して、お互い社会人になり、結婚もして、しばらくお付き合いはなかったのですが、いつの頃からか、自分の作品が載っている同人誌「飃」を送ってくれるようになりました。60年以上、会うこともないお付き合いですが、いい友人です。
その「飃」が号を重ねるごとに、薄っぺらになってくるのです。一人旅立ち、二人天国へ行き、作品が届かなくなるのだそうです。そして以前は新人が入ってきたものでしたが、このところは加入者はないのだそうです。「寂しき限りだ」と嘆いています。若いものは、小説、詩歌より、劇画でしょうか。
何年前でしたか、世の中パソコン・スマホ時代。高校生に、文学作品を教えるより、勤め先で役に立つように、実利的なものの処理方法などを学ばせるほうがいいのではないかと、文科省関係で審議されることがニュースとして取り上げられました。
それを読んで私はびっくり、腹立たしさを感じました。彼は大学卒業の後は、高校国語教師を勤めあげました。定年後も、請われて10年近く非常勤講師として勤めていました。
「これどう思う?これでいいの」意見を聞く手紙を出したのでした。
「馬鹿な!実利だけできて、人間の人間たる情の部分を失くしてしまって、いいわけがない。干からびた干物になってしまう」と怒りの返事がきました。
だからと言って二人とも、無力な人間です。ミミズのたわごと、ぶつぶつ言うだけで日常に埋もれてしまいました。
確かに、私達の時代の「マンガなんか読まないで・・・」と一段低く考えられてものとは違うものになってきているのでしょうけれど・・・・。
彼は今、奥さんが入院をしていて、これが難しい病気らしく、一人で留守番をしているようです。田舎のことで、親族、子どもが近所にいて、良く面倒を見てくれているとありがたがっていて、無事なようです。
半年前になるでしょうか、届く手紙が字が乱れ(彼は達筆なのです)文も同じことの繰り返しで、老いたなあと心配していました。創作が彼の気を奮い立たせているようです。この度の「飃」の作品も、短編ながら、昭和の瑞々しい若者たちの傷ついたり、慰めたり、失望したり、恋もあり…の小品に纏められていました。良し、大丈夫だ、とポストに手紙を入れてきました。
奥さんが退院してくるまで、頑張るんだよ、応援してるよ!!
その「飃」が号を重ねるごとに、薄っぺらになってくるのです。一人旅立ち、二人天国へ行き、作品が届かなくなるのだそうです。そして以前は新人が入ってきたものでしたが、このところは加入者はないのだそうです。「寂しき限りだ」と嘆いています。若いものは、小説、詩歌より、劇画でしょうか。
何年前でしたか、世の中パソコン・スマホ時代。高校生に、文学作品を教えるより、勤め先で役に立つように、実利的なものの処理方法などを学ばせるほうがいいのではないかと、文科省関係で審議されることがニュースとして取り上げられました。
それを読んで私はびっくり、腹立たしさを感じました。彼は大学卒業の後は、高校国語教師を勤めあげました。定年後も、請われて10年近く非常勤講師として勤めていました。
「これどう思う?これでいいの」意見を聞く手紙を出したのでした。
「馬鹿な!実利だけできて、人間の人間たる情の部分を失くしてしまって、いいわけがない。干からびた干物になってしまう」と怒りの返事がきました。
だからと言って二人とも、無力な人間です。ミミズのたわごと、ぶつぶつ言うだけで日常に埋もれてしまいました。
確かに、私達の時代の「マンガなんか読まないで・・・」と一段低く考えられてものとは違うものになってきているのでしょうけれど・・・・。
彼は今、奥さんが入院をしていて、これが難しい病気らしく、一人で留守番をしているようです。田舎のことで、親族、子どもが近所にいて、良く面倒を見てくれているとありがたがっていて、無事なようです。
半年前になるでしょうか、届く手紙が字が乱れ(彼は達筆なのです)文も同じことの繰り返しで、老いたなあと心配していました。創作が彼の気を奮い立たせているようです。この度の「飃」の作品も、短編ながら、昭和の瑞々しい若者たちの傷ついたり、慰めたり、失望したり、恋もあり…の小品に纏められていました。良し、大丈夫だ、とポストに手紙を入れてきました。
奥さんが退院してくるまで、頑張るんだよ、応援してるよ!!