月曜日の輸血後に一日元気だった妻は、翌日はもう元気がなくなり、その翌日(今日)昼食時に寄ったが眠り続けていた。
無理やりに起して食べさせれば、お粥半分と私の買っていたカップラーメンを美味しいと食べたあと、また直ぐに眠った。
ゆうべ回診の主治医、指折り数えながら、
「入院時に申し上げた余命の時期がそろそろ来ようとしていますが、今のところは落ち着いています。白血球もキープされていますし、末梢血中の芽球も5~10%を上下しています。
輸血の効果だと思いますが、これが何時までも続くとはいえません。
スイッチが入ると急激に悪化を辿ることになるかもしれません、
(覚悟しておいてください)・・・・・・・
どうか頑張ってください。」
この医師の最後の言葉はいつも「頑張ってください」・・・
患者に何を頑張れというのか? 私はいつも引っかかっている。
それでも妻は「先生のお陰で、こうして今も無事でいられる。はっきり言ってくれるのがいい」
とこの主治医を心底 信頼しているのである。・・・それしかないのだけれど。
昨夜、自宅に帰ってすぐの事、AFの発作が起こった。
常用薬のカプセルを割って飲む自己流の方法、30分経っても効かない。
止む無くかかりつけの病院へ駆けつけ抗不整脈の点滴をしてもらったら治まった。
何だかまたAFが頓発の気配である、やれやれ。
今日そのことを妻に言ったら
「大丈夫よ! AFで死ぬことはないから」と腹が据わっている。
妻は心臓病看護のプロである。
梅の花の蕾が膨らみかけていた、春はもう直ぐ・・・