じいじのひとりごと

高齢者の悲哀と愚痴を綴っています
唯一の相棒、mシュナウザーのベルが残り人生を伴走してくれます

台所喫茶

2010年11月13日 | 日々のこと

広瀬宰平さんといえば、全国的にはあまり知られていないかもしれませんが、

当市にとっては言わずと知れた歴史上もっとも有名な偉人なんですな。

別子銅山を発祥として栄えてきた当地の黎明期の明治初頭、その鉱山の飛躍的発展を導いて、住友の街の礎を築いたその人なのです。

 

程近い山裾に広大な敷地のお屋敷が重要文化財として保存されていて、周辺一体も公園になり、隣にはその人物を遺徳する立派な記念館があります。

 

暖かくて紅葉も見頃と思い、きょうはそこへ行ってまいりました。

日頃は閑散としているのに何だか凄い人でした。

たまたまこの週末の2日間はお屋敷も記念館も無料開放されていたのでした。

皆さんよく知っているのですね。

 

ところで、貰ってきた宰平さん(1828-1914)の年表と、龍馬さん(1835-1867)を比べてみましたら、同時代を生きているんですね。むしろ宰平さんのほうが7年歳上でした。近江出身といえば商才にも長けた人だったようです。11歳で銅山の幹部候補生として勤務し始めたそうですから、昔の人は大したものですな。

  

宰平さんは蒸気機関車の導入や採掘運搬の機械化など鉱山の近代化を成し遂げた人なので、現代に近い人だとばかり思っておりました。

あの動乱の幕末と明治維新にかけて活躍していたのだなあ、と改めて尊敬しました。

かの煙突山のある山根精錬所の建設操業(明治21)にも携わっていたのです。

 

 

そのお屋敷の台所の土間がだだっ広くてね、50~60畳分くらい広さがあるでしょうか。

その古色蒼然としたたたずまいを活かして、今日あすの2日間限りの喫茶店が開かれておりまして、ケーキとコーヒーを頂いてまいりました。

まさに昭和のレトロ、我が家で今も使っているアルミ盆に親しみがわきました。

妻がおれば さぞやこの雰囲気はお気に入りだったろうにと・・・思いました。

 

庭の紅葉も見ごろでしたよ。

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コメント (4)
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