じいじのひとりごと

高齢者の悲哀と愚痴を綴っています
唯一の相棒、mシュナウザーのベルが残り人生を伴走してくれます

生き延びて

2011年06月22日 | 日々のこと

夕方、学校からかえってきたrikuが、

「じいじ! 早く来てきて !」と切羽詰った声。

何事かと外へ出てみると、土手道をフラフラと歩く黒い犬がいる。

たまに膝をつくほど衰弱している様子。

行きかう車も徐行して、危なっかしい。

rikuの話では、朝の登校時にも大通りをふらふら歩いているのを見かけたという。

 

やせ細って肋骨が浮き出て・・・こんなに痩せた犬は見たことがない。

生粋?の野良犬ならもっと逞しく、これほど痩せることはない。

恐らく捨て犬か迷い犬?? 黒ラブかポインター系の雑種に見える。歯並びから成犬。

 

とにかく家の前まで抱いてきて、食べ物を与えてみようとなった。

ドッグフードと水を与えると、ガツガツと洗面器に半分ほども貪り食った。

急にこんなに食べさせてはいけないのかもしれないが、なにしろ今日明日の命かもしれない、たっぷりと食べさせてやろうと思ったのです。

まだ食べるだけの元気はあった。

  

前足が痛そうで、足裏を見ると肉丘が晴れあがっていた。

長い間 彷徨い歩き続けたとみえる。

  

たらふく食べるとまたフラフラと離れていって、少し離れた草むらにしゃがみこんだまま。

普通ならもう少し慣れてくれるはずなのに、何だか朦朧としているのかもしれない。

  

出遭った犬友にも声をかけて見てもらった。誰か保護してくれるといいが。

  

  

ちょうど5年前の夏、全く同じような出来事がありました。

それが今のラヴなのですが・・・

今回は可哀想だけれど保護して飼ってやることは出来ない。

大型犬2頭は到底ムリ、rikuにそう言い含めた。

明日の朝、まだその場所にいればまた食べ物あげるから。

  

暗くなる前に覗きに行くと居なくなっていた、どこへ行ったのか・・・・あの体で

少し呵責が残る。

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コメント (4)
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