宇部市ピアノ教室ブログ♪Grazioso(グラツィオーソ)

ピアノレッスンやイベントの様子、講師が勉強していること、おすそ分けしたい感動体験等、自由に綴っています。

れんしゅうくん

2012-08-05 | 教材・教具
レッスンの友、反復トレーニングの強い味方
名付けて「れんしゅうくん」です。



何のことは無い、
娘が小学校で使った「さんすうセット」のお下がりなんですけど、ね。

ところがこれが結構
生徒さんのヤル気を上げてくれます。
ともすれば無味乾燥になりがちな繰り返し練習、
でも4小節でもいいから出来るようになって
帰してあげたい、
あとはおうちで頑張って!というときに。

今から5回練習しようね、と言ってスタート!
1回できたら裏返して色をかえていきます。
小さなお子さんでも一目であと何回か分かり、
全部できたらちゃんと自分の努力が形になって見える、
これがいいみたいです。

おうちでも何か代用できるものがあるかな?
レッスンで言われた注意を気をつけながら
毎日少しずつがんばろうね。

より美しく

2012-08-04 | わくわく
オリンピックでの連日の熱戦。
団体戦から見ていて、
やっぱりどうしたって金メダル取らしてあげたい!!!
と思ったのが体操の内村選手。
個人戦での優勝 本当に良かった~

しかしあの技の難易度の高さ!
「え~!今何回まわったの?」って
信じられない、まさに「離れわざ」!
フィギュア・スケートもそうだけど、
体操も時代とともにどんどん「神業」的なことが
できて当たり前になってきてるんですね。

そんな中でも内村選手が目指しているのが
「美しい体操」
子供のころからイメージ豊かな人だったそうで
(鉄棒のコマ送りイラストも秀作!)
きっと研ぎ澄まされた美的感覚の持ち主なんでしょうね。

ふと思ったのが、
それだけ高い感性の持ち主は、
メンタルなコントロール力も高いものが必要なんだろうな、と。
ピアノの演奏も共通するところがある気がします。

鋭い感覚の人ほど、自分になかなかOKが出せない。
今のは違う、この音じゃない、と思うことが多い程
まとまったものを作り上げる、特に人前で演奏する時の精神力は
相当なものが要求されるのでは?

繊細さと大胆さ、
その辺のバランスをうまくとること、
きっと必要なんだと思います。
総合力、とでもいうのかな。



まだまだ続く熱戦が楽しみです。

つながるちから

2012-08-02 | わくわく
娘の送迎で広島へ。
flumpoolのライヴです。
夏の暑さよりさらに熱く、ファンの皆さん集まってましたよ。

迎えで待ってたらアンコールが外まで聴こえてきて・・・
(実は結構知ってるワタシ)
ヒートアップしてました!
そして終わって出てくる人のとっても幸せそうな表情~

ライヴの力ってきっとすごいパワーなんだろうな。
リアルタイムで聴ける喜び、
メンバーとの、そして会場のみんなとの一体感…

来年は一緒に聴こうか?
なんかそんな流れになりました。
(「証」を生で聴いたら泣いてしまうかも?)


水の音楽

2012-07-30 | 演奏
「海」や「水」にちなんだ曲で、耳から涼しく・・・?
だからってわけでもないんですが、
ドビュッシーの「沈める寺」に取り組んでいます。
(前奏曲集1より)

フランスのブルターニュ地方に伝わる伝説で
夜明けの鐘の音とともに海から現れ、
また再び海の中へ沈んでいく、
という大聖堂の光景を音で描いた作品です。

闇の世界から徐々に姿を現し、
次第に高くなる波、朝日にきらめく教会の尖塔、
そして聞こえてくる荘厳なグレゴリオ聖歌…

波の変化は楽譜を見るだけでもよく表れています。
視覚的にもおもしろい。
実際に音にする時、ペダルの使い方でどのように音をまじりあわせるか?
この曲のポイントの一つだと思います。
なんだか筆をもってキャンバスに向かっている絵描きさんの気分。

今年はドビュッシー生誕150周年、ということで
いろんなコンサートがありますね。
東京でやっている展覧会も行ってみたいな。



缶詰のみかん・パインでミルク寒天を作りました。
どこかなつかしい昭和のデザートです。

基礎体力!

2012-07-25 | レッスン
連日の猛暑、そしていつまでこれは続くんだろう?
と大人はすでに辟易していますが、
子どもはやっぱり元気!
生徒さんたちもプールですっかり小麦色です。

夏休み、せっかく時間があるんだから
しっかりピアノと向き合いませんか?
と小学生の生徒さんにハノンやスケールのテクニックの本を渡しています。

弾きたい曲、憧れの曲をきちんと弾きこなすのには
ピアノの基礎体力とも言えるテクニックを身につけていってほしいな…
手がだんだん出来てくる、
そして比較的時間のある小学生のうちに
無理なく習得してくださいね。



長崎のおみやげ、「ぽっぺん(ビードロ)」です。
子どもはみ~んな上手に吹いて「ぽっぺん!」
と鳴らすことができます。
私は・・・一度も鳴ったことがありません・・・

音楽はともだち

2012-07-16 | イヴェント
9月に幼児・小学生の生徒さんと親御さん対象の
「音楽はともだち」を予定しています。
休日の午後、音楽や楽器のお話を聞いたり、
ピアノを弾きあったり、
ゲームやおやつを楽しんだり、
という教室の行事です。

今回5回目となりますが、いつも皆さんが仲良くしている(?)
ピアノ、という楽器について
中をのぞいてみたり音の出る仕組みをお話ししたりもしようと思います。

普段弾いている曲もみんなに聴いてもらいましょうね。
楽しみにしています。



夏になると我が家の玄関に登場する「柳井のきんぎょちょうちん」くんです。
愛らしいでしょ? 元祖ゆるキャラかな?

チャリティ・コンサート

2012-06-07 | 演奏
山口ムジカコンパル主催の震災支援チャリティ・コンサートがありました。
(6月3日・山口市クリエイティブスペース赤れんが)

収益を日本赤十字社に寄付することで
復興支援の気持ちをつなげたい、ということ。
そして最近はピアノを習っている子供たちでも
意外に聴く機会の少ない「名曲」に接する機会を…
という願いのこもったコンサートでした。

さてさて私が弾かせていただいたのは
小さなピアニストの憧れの曲「エリーゼのために」と
連弾での「Summer(映画・菊次郎の夏)」「スター・ウォーズのテーマ」。
ピアノが大好きな小さな皆さんのまなざしの中で、
気持ちよく演奏させていただきました。
(会場の「赤れんが」、天井が高くて響きが大好きなスペースです!)


下野塾

2012-05-31 | 講座・勉強会
読売交響楽団正指揮者下野竜也さんの指揮者セミナー、
今年はドヴォルジャークの「スラヴ舞曲」と
グリーグの「ペールギュント」
が課題曲でした。
(5月26,27日・防府市公会堂)

指揮に対するアドバイスはもちろん、
音楽に携わる人にとって大切なこと~
楽譜の読み方や、分析したものを実際の演奏へどう活かすか、
指導法や練習の進め方などなど…
豊かな音楽経験のお話も交えての音楽セミナーです。

レッスンは2台のピアノを受講生が指揮する形で行います。
私は「スラヴ舞曲」のピアノを担当させていただいたのですが、
ドヴォルジャークのこの「熱い」音楽を
とても冷静な分析が支えていて、
いつもながらとても勉強になりました。

「お客さんと一緒にご飯食べているツアーコンダクターがいますか?」
という下野先生の言葉が印象的でした。
音楽が楽しくて生徒さんや学生さんたちとワイワイやりそうになる自分ですが、
その姿勢を考えてみるいい機会にもなりました。



防府・向島の海です。
このセミナーで練習に伺ったのですが、
宮崎駿さんの映画に出てきそうな素敵な光景でした。


なぜ楽譜は五線なの?

2012-05-02 | 音楽しつもん箱
楽譜の始まりは1本の線。
それより上か下かで音程を表しました。
昔は口伝えで音楽を伝承していたので、
楽譜は記憶を呼び起こすためのきっかけのようなもの。

でもこれでは正確な音の高さがわかりませんから、
次第に線が増え、
グレゴリオ聖歌の楽譜で知られる四線が一時定着しました。
人の声の高さを記すのには、これで用が足りていたのでしょうね。

しかしその後器楽が発達し、
幅広い音域を記譜できるよう、最大13本までになりましたが、
それでは一目で音程が分かりづらい、ということで減っていき、
現在の五線に落ち着きました。
人間にとって「5」という数は感知しやすいようです。




イチゴがおいしい季節。
そのままいただくのももちろんですが、
たまにはおしゃれしてタルトで…

こんな時は・・・ね

2012-03-24 | 日々の暮らし
久しぶりに焼きました!
「バナナ・ブレッド」
やっぱり混ぜて焼くだけのケーキです。

バター75gをレンジにかけて柔らかくし、
そこへお砂糖(できれば三温糖)90gを入れて泡立て器ですり混ぜる。
卵1個も入れて混ぜる。

薄力粉225gとベーキングパウダー小さじ2を合わせてふるったものを加え
切るようにサクッと混ぜる。

さらにつぶしたバナナ(私はポテト・マッシャーを使います)4本、
刻んだクルミを加え、混ぜる。

パウンド型に入れて、真ん中を少しくぼませ、
180℃のオーブンで50分くらい焼きます。

初めに見たレシピよりだいぶお砂糖を減らしてありますが、
やさしい甘さです。
焼いているときから、この香りが幸せ気分!

ところでなんで今バナナって?
生協で注文してたのに、スーパーでも買ってしまい
あら~どうしましょうと。
食べたい気持ちは覚えているのに、
注文してたことは忘れている、という
困ったアタマです・・・


エリーゼさん

2012-03-03 | 演奏
これも有名すぎる名曲、ベートーベンの「エリーゼのために」。
ピアノを始めた人(特に女の子)に変わらぬ人気曲ですね。
私も子供の時、あこがれの1曲でした。
発表会のあとは自分の弾きたい曲をレッスンに持って行って良くて、
迷わずこれを選んだ思い出があります。

ところで「エリーゼ」って誰のこと?
それは「テレーゼ・マルファッティ」というベートーヴェンが求婚したイタリア女性を
「エリーゼ」と読み違えた(ベートーヴェンはかなりの悪筆だった)、
というのが長い間の定説でしたが、
最近、友人の「エリザベト・レッケル」というソプラノ歌手のことではないか?
という新説も出てきたそうです。

地元でもこの論争は決着がついていないらしいですが、
いずれにせよ「運命」や「第九」などの大作とはイメージのかけ離れた愛らしい1曲。
大人になってからさらっと弾いてみるのは、意外に難しい。
始めのテーマは瑞々しくもちょっと憂いを含んでいて、中間部は天真爛漫に、
そして重い現実をイメージさせるような最後の部分…。
それを見つめる天使のような気持ちで、ピアノの上に音を飛ばしてみようかな。



気がつけば3月。
日差しが明るくなっていくのがうれしいこの頃です。

やっちゃった~

2012-01-26 | 日々の暮らし
楽譜書きの仕事で、用紙を4~5枚重ねてカッターで切ろうとしたら
手元が狂って指にカッターナイフが・・・!
あら~やっちゃいました、でも。
わずかに点ほどの血が見えるだけで、流れ出ないのです・・・。

主婦歴も結構な年数なのですが、
包丁で切って流血したこと無し。

これって包丁さばきがうまい訳でも、
ましてや運動神経が良いわけでもなく、
思うにピアノを長年やってるせいで
指先の皮がちょっとだけ厚いのではないかと・・・
ちがうかな?

ところで、切ってしまう直前に
「あ!やっちゃう!」と予知する瞬間があるような気がするのです。
同じように、ピアノ弾いててミスタッチをする直前も
「あら!」とわかるような・・・

確かその瞬間のコンマ何秒か前に、
人間の脳はそれを察知している、というような記事を
どこかで読んだことがあります。
だからって私の運動神経では、
それを回避するのはとてもムリなのですけどね。

そんなことに気を取られるより、
ピアノ弾く時は自分の心の中で、これから自分が出したい音を響かせる。
手はそれを再現する作業をしている・・・
ピアノを弾く時の頭の中って、とても興味あるのですが、
このごろの私はこんな感じです。

皆さんはいかがですか?



今年も降りました。


街歩きの楽しみは・・・

2012-01-16 | わくわく
年末年始は相変わらず慌ただしかったのですが、
2日間だけ神戸でのんびり過ごしました。
食べる物おいしい(各国料理がいろいろと)!
買い物楽しい(特に靴・かばんが安い)!
おしゃれな街だけどコンパクトで歩いて行き来できる・・・
で、昔から大好きな場所です。

最近はすっかり御無沙汰ですが、
各地に残る古い洋風建築を見るのが好きです。
神戸には山の手に「北野」という美しいエリアがありますが、
私のお気に入りは海沿いの「居留地」という大きな建物が点在する地域。
古い建物を維持・利用するのは並大抵のことではない、
特に神戸は震災を経験しているので大変だったと思いますが
学生時代に写真に撮った風格あるビルが今も健在で、うれしかったです。


これからもずっと・・・

2011-12-22 | ごあいさつ
今年も残すところあとわずかとなりました。

実家の父が亡くなり、そして大きな災害が起きたこともあり、
「人が生きていくこと、そして亡くなっていくこと」を
深く考えさせられた年でした。

父の写真と向き合うと
「おまえは音楽とずっと向き合って生きなさい。
そして周りの人と仲良くすること。」
という声が聞こえてきました。

自分なりの力で音楽と正面から取り組んだこの1年。
それを許してくれた家族、
支えてくださった皆様に、
感謝したいです。

今年新たに手にした楽しみ・・・
それは歩くこと+走ること。
前から走ってみたかった、でも今からなんてとても無理!
ところが好きな音楽を聴きながらだと
体が前に進むんです。
音楽の力って、やっぱりスゴイ

初めは走るのは1曲だけ、あとは歩き。
慣れたら2曲分・・・と
だんだん走る方を増やしていきます。

自分の前進を、
生徒さん達の成長を楽しんで生きたい。
そして周りの方々と一緒に感動したい。
もっとピアノを弾く時間も増やしたいです。



メリー・クリスマス、そして
どうぞ良いお年をお迎えください。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。


なぜオーケストラは「ラ」で音合わせするの?

2011-12-03 | 音楽しつもん箱
「ラ」はアルファベットの「A」が当てられているぐらいなので、
元々西洋音楽の基準の音なのですね。

すべての弦楽器の解放弦(弦そのものの音)に「ラ」があるから、
という理由もあります。
(ちなみに吹奏楽のチューニングは「シ♭」)
そういえば時報も「ラ」、
そしてなんと赤ちゃんの産声も「ラ」あたりの音の高さだそうです。

ところでこの「ラ」の音、
モーツァルトの時代は
今より半音くらい低かったそうですよ。
時代とともに音程基準は高くなってきており、
それは様々なストレスをかかえる現代社会を
象徴しているかのようですね。



今年もあと1カ月となりました。