宇部市ピアノ教室ブログ♪Grazioso(グラツィオーソ)

ピアノレッスンやイベントの様子、講師が勉強していること、おすそ分けしたい感動体験等、自由に綴っています。

はじまりはイタリアから

2015-12-06 | 講座・勉強会
愛読させていただいている音楽用語辞典の著者で
ピアニストの関孝弘先生の講座に行ってきました。



18世紀までは文化の主流だったイタリア。
宮殿もお料理もファッションも、そして音楽も
ヨーロッパの中心として力を誇っていました。

現在私たちが使う楽譜の中でも
たいていはイタリア語が使われていますね。

フォルテやピアノ、アンダンテやモデラート、
スタッカートにレガート、などなど。

でも、もともと音楽用語として出来た言葉ではなく
どれも日常生活の中で使われるイタリア語。

教科書どおりスタッカート=短く切って、はねて、とだけ
紋切り型で伝えていいものか、
レッスンで考えてしまうこともあり、
そんな時いつも関先生の本を読ませていただいています。

大切なことはその言葉の持つイメージを知ること。
楽語辞典ではなく伊日辞典を調べると良い、とのお話。

学生時代にちゃんとイタリア語やっとけばよかったなあ~
と、今更思っています。

ちなみにスタッカートとは
「離れている」「くっつかない」という意味だそうです。