《澤藤統一郎の憲法日記から》
◆ 「日の丸・君が代強制」を合理化する最高裁「間接制約」論の構造
東京「君が代」裁判・4次訴訟の上告理由書提出の締め切りが間近である。
多様な上告理由を述べてはいるが、最も中心的なテーマは、最高裁が発明した奇妙な判断枠組み「間接制約論」をどう批判するかという課題。
憲法上の基本的人権は最大限尊重されなければならないが、絶対無制限ではない。他の人権や憲法上 . . . 本文を読む
◆ 春闘は誰のためにあるのか問い直すとき (労働情報)
小西純一郎(労働組合武庫川ユニオン・書記長)
郵政の20条裁判で昨年9月に東京地裁、今年2月に大阪地裁が、期間雇用社員に年末年始勤務手当、住宅手当、扶養手当などの相違を不合理だとする判断を出しました。この判決は郵政労働者のみならず、非正規労働者に勇気を与える闘いでした。
本来は、この判決を梃子に非正規労働者の差別撤廃の闘いを進める絶好の . . . 本文を読む