ひょうたん島研究会・TT(高木@千葉高退教)です。
すべての友人の皆さんへ。
以下の雑文を書いたので、紹介します。
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★ ほどほどのやる気と能力で・・・
T.T.0671(ひょうたん島研究会)
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今日1/25(土)の朝日「オピニオン面」の「耕論」欄が面白かったので、勝手に紹介する。
この「耕論」欄、今回の特集のタイトルは「『やる気』はどこに」で、3人へのインタビュー記事からできている。
ここでは紙幅もないので、2人分、それもそれぞれ最後の部分だけ紹介する。この2人に対する聞き手は、両方とも記者の田中聡子さんである。
まず紹介したいのは、福田実奈さんのコメント。全然知らない人だが、朝日によると、「行動分析学者」で、北海道医療大学心理科学部講師。
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│ 今の社会は「モチベーションを上げる方法」「自尊心を高めよう」など、 │
│心で何とかしようとする風潮が強くなっているように感じます。環境や制度│
│を変えるには手間やお金がかかるけれど、「心構えを変えよう」と言うのは│
│簡単です。でも本当に何かを解決したいなら、環境を変え、行動を変えるし│
│かない。「やる気」という根性論から脱却することが必要です。 │
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「気持ちの問題」ではなく「制度の問題」ーーという彼女の考え方に、ぼくは同意する。
次に紹介するのは、小谷敏(こたに・さとし)さんのコメント。この人の名前も初めて見たが、大妻女子大学教授で、専門は「現代文化論」。「1956年生まれ」ということなので、ぼくと同世代のオジサンである。
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│ やる気至上主義、能力至上主義で邁進してきた日本社会は破綻寸前のよ│
│うに見えます。先生のやる気と高い能力に依存してきた日本の学校はパンク│
│寸前。長時間労働にあえぐ先生たちの悲痛な叫びが聞き入れられ、部活動な│
│どの改革の動きが始まりました。物流問題や医師の働き方の問題でもそうで│
│すが、ほどほどのやる気と能力で、無理なく成果を上げられる仕組み作りが │
│求められているのではないでしょうか。悲観的な話をしましたが、出口はも │
│う見えているような気もします。 │
└────────────────────────────────┘
彼の言うことにも、ぼくは基本的に同意します。
ただ、一つだけ「茶々を入れる」と、ぼく自身は、「出口はもう見えている」とは思っていない。どちらかと言うと「悲観的な人間」なので、暗い方に流れる習慣がある。
まあ、「人はそれぞれ」ということで、みんなで仲良く連帯していきましょう!
(25/01/25早朝)
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