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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

教育労働者全国通信 第36号

2013年02月09日 | 平和憲法
 ■ インフレ・賃下げ・大量解雇を許すな/全国から2・24橋下打倒集会へ
   ~安倍所信表明と経団連報告が示すもの


 ▼ 地方公務員の賃金削減を許さない
 通常国会が開幕し、安倍首相が所信表明演説を行った。経済も震災復興も外交・安保も教育も危機と、「危機」を14回も連発。「経済再生」が最大の課題というが、冗談ではない。原発推進のあげく福島原発事故を引き起こしたのも、構造改革で貧困と格差を拡大したのも、全部、自民党政権ではないか。「どれだけ真面目に働いても暮らしが良くならない」などとよくも言ったものだ。
 「経済再生」の中身は、福祉を「ばらまき」と攻撃し、ゼネコンと大資本を肥え太らせる代物だ。13年度政府予算案は、軍事費を400億円、公共事業費を7千億円増額する一方、生活保護費を3年で670億円削り、地方公務員賃金7・8%削減を強制する交付税・国庫負担金削減を盛り込んだ。
 ▼ 「解雇自由」と「総非正規化」狙う財界
 財界の春闘方針を打ち出した経団連の経営労働政策委員会報告も、「競争力低下」「産業空洞化」「貿易立国崩壊」の危機を叫んで、原発再稼働、法人税減税、社会保障解体、労働規制の見直しを要求している。
 「非正規」の増加を開き直り、“「非正規」という呼称自体おかしい”とまで言って、“非正規が当たり前”にしようとしている。産業競争力会議では、民間議員が「解雇規制の緩和」の大合唱を始めている。
 経団連報告は、ベアは「余地なし」、定昇も「育成期間だけにする」と言う。「雇用者の8%、460万人が余剰人員」と述べ、「追い出し部屋」で退職を強要しようとしている。「雇用維持最優先」どころか首切りも賃下げもだ。何が「労使一体で危機に立ち向かう」だ!
 ▼ 労働者の団結で安倍政権を倒そう
 安倍所信表明演説や経団連報告が示しているのは、労働者を食わせていけなくなった資本主義の末期的危機だ。もはや支配階級にはこの国と社会を運営する資格も能力もない。「それなら、辞めろ。俺たちが替わってやる」ということだ。
 「命より金もうけ」の社会を変える力は、労働者の団結にある。労働者の怒りの決起が始まっている。JRを先頭に「外注化阻止、非正規職撤廃」を職場生産点で闘い、労働組合を甦らせよう。国鉄1047名解雇撤回2・17労働者集会に結集し、ともに闘おう。賃金削減攻撃に対しては、断固ストライキで闘おう。
 フクシマの怒りと結び、反原発100万人決起で安倍政権を倒そう。3・9明治公園―3・10日比谷野音―3・11福島現地闘争へ決起しよう。
 ※橋下による処分攻撃に反撃し、今こそ闘う労働組合をつくりだそう!
 民営化・外注化絶対反対!すべての非正規職を撤廃しよう!
 2・24橋下打倒集会
 2月24日(日) 午後1時開会/集会後、御堂筋デモ/大阪中之島公園・女神像前
 (大阪市役所南側 地下鉄・京阪「淀屋橋」徒歩5分)
 主催 橋下打倒集会実行委員会


『教育労働者全国通信 第36号』(2013.2.1)

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