◆再生会議「期待せず」77%
民間調査、高校は冷ややか
政府の教育再生会議について教育情報会社が高校、大学を対象に実施したアンケートで、回答した高校の77%が「期待しない」とし、「現場とのギャップが大きい」など冷ややかな意見が多く寄せられたことが29日、分かった。大学では「期待する」が48%で「期待しない」の44%をやや上回った。
調査は進路相談会を開催するライセンスアカデミー(東京)が昨年11-12月に実施。全国の高校362校の進路指導担当教員、大学、短大180校の広報担当者が回答を寄せた。
再生会議への期待は高校の77%が「期待しない」と回答し「期待する」の18%を大きく上回った。再生会議が扱うテーマのうち関心が最も高かったのは教員免許更新制(高校45%、大学49%)だった。
自由意見では好意的な意見もあったが「素人が思い付きで述べた意見が国の流れになることが恐ろしい」など厳しい意見が多かった。
(共同通信配信記事 2007年1月29日付)
http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/life/20070129a4850.html
News Release
(株)ライセンスアカデミー進路情報研究センター
〒169-0073 東京都新宿区百人町2-17-24
TEL 03-5925-1656
FAX 03-5925-1669
◆高校現場では期待されていない教育再生会議
~教育再生会議についての高校と大学の意識調査結果レポート~
報道関係者各位
《目的》
2006年末には、「必修逃れ問題」、「いじめ問題」、「教育再生会議」など、教育問題がさまざまなメディアで取り上げられた。そこでは、教育現場に責任があるかのような報道が目立ったが、教育現場からの声がなかなか届かなかったのが現実ではないかという疑念も多い。
そこで、話題に上がった教育再生会議などについて、高等学校と大学にアンケートして、現場の声を聞いてみた。
《調査方法》
【方 法】 FAXによる質問紙
【対 象】 全国高等学校(進路指導担当教諭)4862校
全国大学・短期大学(広報担当者)966校
【回答数】 高等学校:362校
大学・短期大学:180校
【期 間】 2006年11月24日~12月4日
「教育再生会議に期待しているか」との質問に、高校の76.8%が「期待していない」(「あまり」+「ほとんど」の合計)と回答(Q.1)。
その理由としては「現場の声をもっと取り入れた会議を望む」という意見が圧倒的であった。それに関連して「現場を知らない有名人を集めたかのようなメンバーの選定に疑問」という意見も多かった。
一方、大学の反応は半々。「期待している」(「とても」+「やや」)は47.8%、「期待していない」は43.9%。「期待していない」という回答には、高校と同様の意見があがった。
「期待している」という回答には、「メンバーの選定に問題がある」などと指摘した上で、「文科省にはできないことをやってもらいたい」、「教育の改革を考えてほしい」という教育全体の見直しを望む意見があった。
教育再生会議で提言された議題に対する「関心度」、「期待度」を調査した結果が(Q.2)である(※)。
高校の関心ある議題は、「教員免許更新制」「教員給与の見直し」「外部評価制度」が上位3項目。
高校の現場に関わる問題でもあり、関心度は高い。しかし、期待度になると激減し、各項目とも関心度の4分の1程度となった。
大学は、「教員免許更新制」「外部評価制度」「9月入学」が上位3項目。高校同様、全体的に関心度が高く期待度は低いが、「教員免許更新制」「外部評価制度」などは、高校に比べて期待度が高かった。
※調査方法は「教員免許更新制」「外部評価制の導入」「全国一斉学力テストの完全実施」「教員給与の見直し」「大学の9月入学」「大学入学前のボランティア義務づけ」「教育バウチャー制度」の各議題から、「関心のあるもの」「期待しているもの」をそれぞれ選択(複数回答可)してもらった。
http://licenseacademy.jp/pdf/saiseikaigi.pdf
民間調査、高校は冷ややか
政府の教育再生会議について教育情報会社が高校、大学を対象に実施したアンケートで、回答した高校の77%が「期待しない」とし、「現場とのギャップが大きい」など冷ややかな意見が多く寄せられたことが29日、分かった。大学では「期待する」が48%で「期待しない」の44%をやや上回った。
調査は進路相談会を開催するライセンスアカデミー(東京)が昨年11-12月に実施。全国の高校362校の進路指導担当教員、大学、短大180校の広報担当者が回答を寄せた。
再生会議への期待は高校の77%が「期待しない」と回答し「期待する」の18%を大きく上回った。再生会議が扱うテーマのうち関心が最も高かったのは教員免許更新制(高校45%、大学49%)だった。
自由意見では好意的な意見もあったが「素人が思い付きで述べた意見が国の流れになることが恐ろしい」など厳しい意見が多かった。
(共同通信配信記事 2007年1月29日付)
http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/life/20070129a4850.html
News Release
(株)ライセンスアカデミー進路情報研究センター
〒169-0073 東京都新宿区百人町2-17-24
TEL 03-5925-1656
FAX 03-5925-1669
◆高校現場では期待されていない教育再生会議
~教育再生会議についての高校と大学の意識調査結果レポート~
報道関係者各位
《目的》
2006年末には、「必修逃れ問題」、「いじめ問題」、「教育再生会議」など、教育問題がさまざまなメディアで取り上げられた。そこでは、教育現場に責任があるかのような報道が目立ったが、教育現場からの声がなかなか届かなかったのが現実ではないかという疑念も多い。
そこで、話題に上がった教育再生会議などについて、高等学校と大学にアンケートして、現場の声を聞いてみた。
《調査方法》
【方 法】 FAXによる質問紙
【対 象】 全国高等学校(進路指導担当教諭)4862校
全国大学・短期大学(広報担当者)966校
【回答数】 高等学校:362校
大学・短期大学:180校
【期 間】 2006年11月24日~12月4日
「教育再生会議に期待しているか」との質問に、高校の76.8%が「期待していない」(「あまり」+「ほとんど」の合計)と回答(Q.1)。
その理由としては「現場の声をもっと取り入れた会議を望む」という意見が圧倒的であった。それに関連して「現場を知らない有名人を集めたかのようなメンバーの選定に疑問」という意見も多かった。
一方、大学の反応は半々。「期待している」(「とても」+「やや」)は47.8%、「期待していない」は43.9%。「期待していない」という回答には、高校と同様の意見があがった。
「期待している」という回答には、「メンバーの選定に問題がある」などと指摘した上で、「文科省にはできないことをやってもらいたい」、「教育の改革を考えてほしい」という教育全体の見直しを望む意見があった。
教育再生会議で提言された議題に対する「関心度」、「期待度」を調査した結果が(Q.2)である(※)。
高校の関心ある議題は、「教員免許更新制」「教員給与の見直し」「外部評価制度」が上位3項目。
高校の現場に関わる問題でもあり、関心度は高い。しかし、期待度になると激減し、各項目とも関心度の4分の1程度となった。
大学は、「教員免許更新制」「外部評価制度」「9月入学」が上位3項目。高校同様、全体的に関心度が高く期待度は低いが、「教員免許更新制」「外部評価制度」などは、高校に比べて期待度が高かった。
※調査方法は「教員免許更新制」「外部評価制の導入」「全国一斉学力テストの完全実施」「教員給与の見直し」「大学の9月入学」「大学入学前のボランティア義務づけ」「教育バウチャー制度」の各議題から、「関心のあるもの」「期待しているもの」をそれぞれ選択(複数回答可)してもらった。
http://licenseacademy.jp/pdf/saiseikaigi.pdf
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