<転送歓迎>(重複ご容赦)
・「都教委包囲首都圏ネットワーク」 ・「千葉高教組」・「新芽ML」。の渡部です。
<人事委員会審理(卒業式⑱グループ)>8人目の方の意見陳述です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<NJさん(葛飾野高校)>
・・・・初めから君が代斉唱時に不起立をしていたわけではありません。
・・・しかし東京都教育委員会は、平成11年の通達(10・19通達)によって、それまで各学校ごとに行ってきた卒入学式に強権をもって介入し、「国旗掲揚・国歌斉唱」を強制してきました。
この通達は、平成11(1999)年8月13日に施行された「国旗及び国歌に関する法律」の国会審議時の、小渕首相の「したがって、現行の運用に変更が生ずることにはならないと考えております。」という政府答弁からもはみ出した、公権力の教育への直接的な介入です。
各校がそれぞれの歴史の中で築き上げてきた行事の伝統を踏みにじり、国会審議をも無視したこうした通達に従うことは、自身の思想信条のみならず、その行為自体が教育基本法に反して正当性をもたないと考え、それ以降起立しなくなりました。
同じように考える教職員は多数いて、この時から多くの教職員が自身の思想信条に基づいて不起立をするようになりました。
言い換えれば、都教委が平成15(2003)年10月23日付『入学式、卒業式等における国旗掲揚及び国歌斉唱の実施について(通達)』(10・23通達)の理由としている「教育現場の混乱」は、都教委の強制が引き起こしたものであり、「混乱」の責任はあげて都教委にあるといわなければなりません。
・・・職務命令に従わない者は処分するという10・23通達は、私に戦前の「上官の命令は天皇陛下の命令である」と絶対服従を強いた軍隊の秩序を想起させました。
日の丸・君が代を用いて公権力が国民を支配し統制しようとしている、戦前のような社会・教育現場にしてはいけないという気持ちから、日の丸・君が代の強制に反対し従わないことが、私のするべきことだと考えました。
これが平成19年3月7日の都立葛飾野高等学校の卒業式において、私が不起立をした直接の理由です。
・・・・・私の最初の個別準備書面に対するの反論の中で、処分者(都教委)代理人は下記のように小渕内閣総理大臣の言葉を引用しています。
「今回の法案は、国旗・国歌の根拠について、慣習であるものを成文法としてより明確に位置づけるものであり、これによって、学校教育においても、国旗・国歌に対する正しい理解がさらに進むものと考えております。また、法制化に伴い、学校教育における国旗・国家の指導に関する取扱を変えるものではないと考えており、今後とも、各学校における適切な指導を期待するものであります」。
・・・・都教委は、こうした答弁・法制定の趣旨を踏みにじり、校長以下の教職員に対して処分という脅しをもって学校の指導の内容に介入してきたのです。
これが教育基本法に規定する「不当な支配」でなくて何なのでしょうか。
・・・・・・・・・
・・・・・私は前に、「過去のことではなく現在のこととして、戦前を反省することなく国家の責任を棚上げし、主権者たる国民をないがしろにしてきたこの国のシンボルとしての日の丸・君が代に反対する」と述べましたが、いま都教委が私たちに日の丸・君が代を強制していること自体が、行政権力による国民の統制そのものです。
その先にあるのは主権者とは名ばかりの国民が国家に支配される、戦前のような社会です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(意見陳述は次回で最後です)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2009年 『8・28都教委包囲アクション』
<メインスローガン>
○改悪教育基本法の実働化と闘おう!
○10・23通達を撤回せよ!通達に基づく処分を撤回せよ!
○石原都知事は即刻退陣せよ!
(スローガン)
・教職員の差別・分断を図る主任教諭制撤回!
・職員会議での挙手・採決禁止の通知を撤回!
・業績評価制度(人事考課制度)廃止!
・「君が代」不起立分限処分を許さない!
・教員免許更新制度撤廃!
<日時> 2009年8月28日(金) 15時~18時30分
<場所>都庁第二庁舎二階玄関前歩道
<予定>15時~ 包囲行動・発言
16時~ 要請行動(参加団体・個人)
17時30分~ 要請の報告・発言
<主催> 都教委包囲首都圏ネットワーク
参加する団体・個人は<抗議文><要請書><質問書>などをご用意してください。プラカード、ゼッケン、横断幕なども。
私たちも「新趣向」を考えています。
よいアイデアがありましたらお寄せください。
みんなで人権無視、憲法違反の都教委に押しかけましょう。
*********************************************************
「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://kenken.cscblog.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
http://homepage3.nifty.com/hinokimi/
・「都教委包囲首都圏ネットワーク」 ・「千葉高教組」・「新芽ML」。の渡部です。
<人事委員会審理(卒業式⑱グループ)>8人目の方の意見陳述です。
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<NJさん(葛飾野高校)>
・・・・初めから君が代斉唱時に不起立をしていたわけではありません。
・・・しかし東京都教育委員会は、平成11年の通達(10・19通達)によって、それまで各学校ごとに行ってきた卒入学式に強権をもって介入し、「国旗掲揚・国歌斉唱」を強制してきました。
この通達は、平成11(1999)年8月13日に施行された「国旗及び国歌に関する法律」の国会審議時の、小渕首相の「したがって、現行の運用に変更が生ずることにはならないと考えております。」という政府答弁からもはみ出した、公権力の教育への直接的な介入です。
各校がそれぞれの歴史の中で築き上げてきた行事の伝統を踏みにじり、国会審議をも無視したこうした通達に従うことは、自身の思想信条のみならず、その行為自体が教育基本法に反して正当性をもたないと考え、それ以降起立しなくなりました。
同じように考える教職員は多数いて、この時から多くの教職員が自身の思想信条に基づいて不起立をするようになりました。
言い換えれば、都教委が平成15(2003)年10月23日付『入学式、卒業式等における国旗掲揚及び国歌斉唱の実施について(通達)』(10・23通達)の理由としている「教育現場の混乱」は、都教委の強制が引き起こしたものであり、「混乱」の責任はあげて都教委にあるといわなければなりません。
・・・職務命令に従わない者は処分するという10・23通達は、私に戦前の「上官の命令は天皇陛下の命令である」と絶対服従を強いた軍隊の秩序を想起させました。
日の丸・君が代を用いて公権力が国民を支配し統制しようとしている、戦前のような社会・教育現場にしてはいけないという気持ちから、日の丸・君が代の強制に反対し従わないことが、私のするべきことだと考えました。
これが平成19年3月7日の都立葛飾野高等学校の卒業式において、私が不起立をした直接の理由です。
・・・・・私の最初の個別準備書面に対するの反論の中で、処分者(都教委)代理人は下記のように小渕内閣総理大臣の言葉を引用しています。
「今回の法案は、国旗・国歌の根拠について、慣習であるものを成文法としてより明確に位置づけるものであり、これによって、学校教育においても、国旗・国歌に対する正しい理解がさらに進むものと考えております。また、法制化に伴い、学校教育における国旗・国家の指導に関する取扱を変えるものではないと考えており、今後とも、各学校における適切な指導を期待するものであります」。
・・・・都教委は、こうした答弁・法制定の趣旨を踏みにじり、校長以下の教職員に対して処分という脅しをもって学校の指導の内容に介入してきたのです。
これが教育基本法に規定する「不当な支配」でなくて何なのでしょうか。
・・・・・・・・・
・・・・・私は前に、「過去のことではなく現在のこととして、戦前を反省することなく国家の責任を棚上げし、主権者たる国民をないがしろにしてきたこの国のシンボルとしての日の丸・君が代に反対する」と述べましたが、いま都教委が私たちに日の丸・君が代を強制していること自体が、行政権力による国民の統制そのものです。
その先にあるのは主権者とは名ばかりの国民が国家に支配される、戦前のような社会です。
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(意見陳述は次回で最後です)
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2009年 『8・28都教委包囲アクション』
<メインスローガン>
○改悪教育基本法の実働化と闘おう!
○10・23通達を撤回せよ!通達に基づく処分を撤回せよ!
○石原都知事は即刻退陣せよ!
(スローガン)
・教職員の差別・分断を図る主任教諭制撤回!
・職員会議での挙手・採決禁止の通知を撤回!
・業績評価制度(人事考課制度)廃止!
・「君が代」不起立分限処分を許さない!
・教員免許更新制度撤廃!
<日時> 2009年8月28日(金) 15時~18時30分
<場所>都庁第二庁舎二階玄関前歩道
<予定>15時~ 包囲行動・発言
16時~ 要請行動(参加団体・個人)
17時30分~ 要請の報告・発言
<主催> 都教委包囲首都圏ネットワーク
参加する団体・個人は<抗議文><要請書><質問書>などをご用意してください。プラカード、ゼッケン、横断幕なども。
私たちも「新趣向」を考えています。
よいアイデアがありましたらお寄せください。
みんなで人権無視、憲法違反の都教委に押しかけましょう。
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