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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

One for all !  All for one ! (39)

2013年03月16日 | 日の丸・君が代関連ニュース
 ▲ One for all !  All for one ! (39)
<転送歓迎>(重複ご容赦)
・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「新芽(germinal)ML」の渡部です。
 円安・株価上昇や正社員のベースアップが後押ししてか、安倍首相の本音がますます表面化しています。
 それは特に、
  (ア)4月28日に「主権回復」式典を政府主催で開くことを閣議決定
  (イ)衆院予算委員会での「東京裁判は勝者の断罪」という発言
 によく表れています。(いずれも昨日(3月12日))
 この意味するところは、「平和憲法」を占領軍に押し付けられたものとして否定し、戦後世界体制を公然と否定すことにより、日本帝国主義による侵略戦争を公然と肯定するものです。
 これは、彼が唱えてきた<戦後レジームからの脱却>の具体的な現れに他ならず、「強い国」作りであり、「大日本帝国」の再来を目指すものです。
 こうした中で私たちの闘いは闘われています。

 本日(3月13日)、田中聡史さんが勤務する板橋特別支援学校で田中さんの「分限免職」を許さないために、『板橋特別学校教職員の皆様』というチラシ撒きと、校長にたいする要請行動が、根津さんはじめ4人の参加で行われました。
 詳しいことは省略しますが、チラシ撒きでは、副校長と校長が出てきて、(チラシは職員向けなのに)、「生徒に配らないで下さい。生徒が動揺しますから」としきりに言うので、校長に、「都教委に言われているのですか」と聞くと、「私の判断です」と言います。
 また、「動揺しているのは校長さんではないんですか」と言うと、ドキッとした顔をしていました。
 チラシには、根津さんの次のような言葉が載せられていました。
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 あきる野学園で3年間、私は田中さんと同僚でした。
 うち、1年間は一緒に仕事をしました。
 田中さんは小学部1年生の子どもに対応するときにも、とんなに忙しくとも、腰を落として同じ高さになり、目と目を合わせて話を聴いていました。
 間違ったことには従わないと決意し行動することが、定年退職まで20年を残す人に、どれだけきついことか、そして、どれだけ仕事と生き方への誇りをかけていることか、社会的責任を感じていることか。
 どうぞ皆さん、田中さんの思いにお気持ちを寄せてください。
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 職員のチラシの受け取りは比較的良かったと思います。
 登校してくる生徒たちに「お早う!」と声をかけると、みんな元気に「お早うございます!」と挨拶してくれました。
 その後、要請行動(三つの)に移ろうと、玄関の方に向かおうとしたところ、そこに来ていた校長が、「受け取らない。敷地内に入るな」と言います。
 しかし、「そんなことは納得できない」として前に進もうとすると、校長は逃げるように校舎の方に帰り始めました。
 根津さんと米山さんが玄関の方まで校長を追いかけ米山さんは途中で校長の手に
  ①『職務命令の撤回を求める要請書』(米山さんの「君が代解雇」を許さない会)
 を渡しました。
 しかし、校長はそのまま校舎に入っていったので、根津さんは事務室に行き、校長を呼んでもらいました。それでも出てこないので、
  ②『貴殿が田中聡史教諭に出した職務命令書の撤回を求める要請書』(河原井さん根津さんらの「君が代」解雇をさせない会)
 を封筒に入れ、渡してもらうことにしました。

もう一人のTさんは、その後、
  ③『要望書』(学校と地域をむすぶ板橋の会)
 を持って事務室に向かい、校長を呼び出したましたが、やはり出てこなかったので事務室に置いて来ました。
 ①には次のようなことが書かれていました。
 「この一年間都教委と村野校長によって、田中さんには『服務事故再発防止研修』が繰り返されていました。その際田中さんは『公務員として憲法を尊重する義務を果たしたい』という自らの意志をくり返し明らかにしてきたことは誰よりも村野校長がご存知のことと思います。」
 ②には次のようなことが書かれていました。
 「村野校長は田中さんに対し、『繰り返し研修をしても成果が上がらないのであれば、分限処分がありうる』と告げられたそうですが、村野校長も田中さんが不起立を貫いていけばこの先、分限処分があると判断されたということだと思います。・・・・・・・・
 田中さんが分限処分にされるのは村野校長が都教委の指示に従い職務命令を出すことにより成立することをご自覚ください。」
 ③には次のようなことが書かれていました。
 「私たちの会は、東京都の公立学校における『日の丸・君が代』強制の状況、教職員への締め付け、学校教育の反動化に危惧をもつ板橋区の住民や労働者の集まりです。・・・・・
 ・・・・・・・なぜ貴職は、上位法典である憲法、教育基本法を逸脱する学習指導要領・都教委命令を金科玉条とされるのか、お考えをぜひお聞きしたいと思います。」
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 卒業式チラシ撒きの報告も入っていますが、長くなりましたので次回に譲ります。

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 この「One for All ! All for one !」のメールは、この春の東京都の入学式でたった一人の被処分者になった田中聡史さんの闘いを支援し、処分を食い止めるためのものです。
 11月7日の東京高裁判決は田中さんにも有利に働くと思います。
 (第二次安倍内閣の右翼反動ぶりが気になりますが)
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「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
  http://houinet.blogspot.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
 http://homepage3.nifty.com/hinokimi/

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