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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

教育管理職選考崩壊の実態(1)

2009年12月24日 | 暴走する都教委
 《09年度教育管理職選考》 411人が合格、倍率1.5倍
 ◆ 受験者前年度より大幅減


 都教育庁人事部は11月30日、09年度の校長選考・教育管理職選考・主幹教諭選考の合格者を発表した。校長選考の合格者は262人で、倍率は3.6倍、教育管理職選考は411人で1.5倍、主幹教諭選考は876人で1.1倍となった。校長選考主幹教諭選考倍率は前年度と同率だったが、ここ数年低下傾向にあった教育管理職選考1.4倍から1.5倍と若干アップした。
 (略)

 教育管理職選考受験者数は603人で、前年度の750人を大幅に下回った。このう合格者は416人、最終合格者は411人となり、倍率は1.5倍と前年度をわずかに上回った。(略)
 主幹教諭選考は、前年度のの653人を大幅に上回る934人が受験し、876人が合格した。
 『都政新報』(2009/12/4)


 《経年変化から見る管理職選考崩壊の実態(1)》

 『都政新報』の見出しは「受験者前年度より大幅減」である。
 この言葉が今年の一番のポイントを突いている。それは、ここ数年都教委が、受験資格の低年齢化・待遇の格差拡大・二次募集など、あらゆる手立てをこうじて受験者数増加を目指してきたにも関わらず、一向に改善効果が現れていないからである。都教委の人事政策は根本のところで間違っている。
 この問題がどれくらい深刻なものであるかは、近年の管理職選考の経年変化を見るとより鮮明になってくる。2回に分けて、過去数年間のデータを見ることから、東京都の人事政策の崩壊ぶりを検証してみよう。

【校長職】
 受験者数の一貫した減少傾向に注目。
 団塊の世代管理職大量退職期なのに、受験者数は減少の一方。人事部の危機感は強まる一方だ。
 (続)

■「そっぽを向かれる東京都の人事政策」(2009/9/10)
http://wind.ap.teacup.com/people/3458.html
■「合格倍率の低下傾向続く教育管理職選考」(2009/1/7)
http://wind.ap.teacup.com/people/2904.html
■「主幹制度 無惨な未達成」(2009/1/6)
http://wind.ap.teacup.com/people/2902.html
■「今年も定員割れ 主幹級職選考」(2007/12/16)
http://wind.ap.teacup.com/people/2050.html
■「受験者数低迷に歯止めかからず」(2006/12/25)
http://wind.ap.teacup.com/people/1338.html

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