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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

教育庁職OBによる都庁前ビラ

2015年07月29日 | 日の丸・君が代関連ニュース
 ◆ 「日の丸・君が代」の強制
   マスコミへの言論弾圧   どちらも 戦争への道


修身教科書復刻版(大正期)

 「マスコミを懲らしめるには広告料収入を断つこと」「沖縄の二紙はつぶさないといけない」自民若手議員の会合で言論弾圧発言
 安倍晋三首相を支持する自民党の若手議員らがひらいた会合で、講師として招かれた作家の百田(ひゃくた)直樹氏や出席議員から「マスコミを懲らしめるには広告料収入がなくなることが一番」「沖縄の二紙はつぶさないといけない」などの発言が相次いだことについて、マスコミはもちろん、全国規模で「あからさまな言論弾圧だ」と怒りと批判がまき起こっています。
 戦争法案を強引に採決に持ち込もうとしている安倍政権のやり方に対して、多くの国民が怒りをあらわにしている中での発言だけに、「言論弾圧は戦争への道」と考える国民も多いことでしよう。
 一方、「日の丸・君が代」の強制は憲法に保障された思想、良心の自由に対する侵害であることは明らかで、こうした動きは戦争法案の押し付けと無関係ではありません。戦前・戦中の教科書をみれば、「日の丸・君が代」がいかに戦争と密接に結びついていたかが分かります。(資料参照)
 「言論弾圧」と「日の丸・君が代」の強制は、国民を戦争に導く車の両輪でもあるのです。
 ◆ 「君が代」「日の丸」と教科書

 君が代
 君が代は ちよにやちよに さざれ石の いはほとなりて こけのむすまで
 この歌は、「天皇陛下のお治めになる御代は千年も萬年もつづいて、おさかえになりますやうに。」といふ意味(いみ)で、國民が、心からおいはひ申しあげる歌であります。
 「君が代」の歌は、昔から、私たちの先祖(せんぞ)が、皇室のみさかえをおいのりして、歌ひつづけて来たもので、世々の國民のまこころのとけこんだ歌であります。(中略)
 戦地で、兵隊さんたちが、はるかに日本へ向かつて、聲をそろへて、「君が代」を歌ふ時には、思はず、涙が日にやけたほほをぬらすといふことです。
[注:国民学校初等科修身第4学年用 1942(昭和17)年文部省発行]
 日の丸の旗
 祝祭日に、朝早く起きて、日の丸の旗を立てると、私どもは、「この旗を、立てることのできる國民だ。」「私たちは、しあはせな日本の子どもだ。」と、つくづく感じます。
 日本人のゐるところには、かならず日の丸の旗があります。どんな遠いところに行ってゐる日本人でも、日の丸の旗をだいじにして持ってゐます。さうして、日本の國のおめでたい日や記念の日には、日の丸の旗を立てて、心からおいはひをいたします。
 敵軍を追ひはらって、せんりゃうしたところに、まっ先に高く立てるのは、やはり日の丸の旗です。兵士たちは、この旗の下に集まって、聲をかぎりに、「ば一んざい。」をさけびます。
 日の丸の旗は、日本人のたましひと、はなれることのできない旗です。
[初等科修身1942(昭和17)年文部省発行]

 ◆ 再雇用拒否訴訟勝訴
   東京地裁都教委を断罪!

   (東京都は控訴)
再雇用拒否撤回第二次訴訟原告 近藤徹(元都立高校教員)

 5月25日、再雇用拒否撤回を求める第2次訴訟において東京地裁は、「君が代」斉唱時の不起立「のみ」を理由に、東京都が定年退職後の再雇用職員等の採用を拒否したのは、「期待権を侵害」し「裁量権の逸脱・濫用で違法」として、都に原告22名の元都立高校教員に合計約5370万円の損害賠償を命じる原告勝訴の判決を言い渡しました。
 本件訴訟は、2007年度~2009年度の再雇用等を拒否された原告が2009年9月地裁に提訴し、「君が代」斉唱時の不起立を理由とした再雇用拒否等が違憲であり、東京都の「裁量権の逸脱・濫用」であることを争点として「損害賠償」を求めて争ってきた事案です。
 これまで都教委は、10・23通達(2003年)に基づく校長の職務命令違反を口実に、不起立は「重大な非違行為」であるとして、処分された教員の再雇用等の採用を例外なく拒否して、学校現場から排除してきました。しかし判決は、東京都の主張をことごとく斥け不当な採用拒否を断罪しました。
 東京都は、この判決を不服として高裁に控訴しました。原告団は高裁での勝利を確信しつつ闘いを継続します。ご支援をよろしくお願いします。(7月1日記)
 「10・23通達の撤回を求め、教育の反動化に反対する元教育庁職員の会」世話人代表 長澤政治
 〈世話人〉
  浅海 忠(学務部)穐田孝一(東京文化会館)石井敏子(日比谷図書館)
  石井光善(東京体育館)○石林紀四郎(日比谷図書館)伊藤章子(中央図書館)
  鵜澤良江(日比谷図書館)小笠原匡(総務部)加藤秀夫(日比谷図書館)
  金田房江(総合技術教育センター)草鹿光世(中央図書館)☆佐藤亀雄(多摩社会教育会館)
  酒匂一雄(社会教育部)遠山 威(社会教育部)◎長澤政治(日比谷図書館)
  中村有朋(福利厚生部)八里 正(中央図書館)
  (職場は、元職場  ◎は代表 ○は副代表 ☆は事務局長)

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