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原発容認首長の罪

2011年04月26日 | フクシマ原発震災
 ▼ 原発容認首長の罪
 東日本大震災激励 円谷寛さん(鏡石町議)の憤り


 新社会党の松枝佳宏書記長、石河康国副書記長、高橋俊次中執、樋口俊士編集長による「東日本大震災激励行動」初日の4月13日、一行は最初に福島県鏡石町町会議員の円谷寛さん(68歳)を訪ねた。円谷さんには姉の家が全壊し、後始末に追われる中、損壊したサービスエリアに出向いていただき話を聞いた。
 ここは地震で、小学校も役場もやられました。道路も下水道も陥没してマンホールが浮き上がって、ボツンボツンと異様な光景です。中通りと会津の中間にあるダムや、あっちこちの溜池がやられ、水不足で田畑の作付けができるか心配です
 二次被害で死んだ人もいます。金物店ですが荷物の片づけをしていて転落して亡くなったり、不安定な心理状態になっているんです。
 ここは福島第一原発から約62~63キロ。キャベツやホウレンソウなど葉っぱものはみんなだめ。隣の須賀川で、有機栽培に情熱を注いでいたお百姓さんが出荷停止になって自殺したでしょ。絶望したんだね。
 先行き不安です。県は作ってもいいと言うが、米を作っても、風評被害で売れるかどうか心配。農民は正直、どうしたらいいか悩んでいます。とにかく放射能汚染がひどい。空気が汚染され、くず鉄も汚染されているからと売れない。
 ひどい話は以前、双葉町で日本社会党の議員をやっていた岩本忠夫のことです。原発反対運動の議長をやっていて、推進派に寝返り、町長までやった
 現在は第一原発に原子炉が6基ありますが、さらに7、8号機を造れと言っていた。その双葉町は今では公債比率が県内一高い。この事故でどういう顔をしているか、岩本の顔が見たい。
 震災後、『福島民友』に各町村長のコメントが載っていたがひどかったな。双葉町と大熊町の町長は何とも言えないなどとはっきりしないんだから。とくに、原発を廃炉にしたらいいかは分からないと、わが古里がなくなろうというこの期に及んで、そんな馬鹿なことを言っている。
 それに、3号機のプルサーマル実施を認めたのは佐藤雄平知事ですよ。それを今になって東電に騙されたと言っているが、勉強不足です。
 ここは人口が1万2800人。議会定数は14から12に減りました。選挙の実施時期はまだ決まっていません。今こそがんばらないと。
 ●松枝書記長のコメント
 神戸震災の経験から、国や県は全壊や半壊で分断を仕掛け、建築制限で自主再建の芽を摘んできます。それに、被災者の生活を守るには、今こそ東北エリアのベーシックインカムが必要です。
 いざという時に議会が機能していません。議会が要求すればいい。さもないとポーズだけで、上からやられます。
『週刊新社会』(2011/4/26)

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