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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

必修化されたけれど、実際の教科ではない「プログラミング教育」

2021年05月06日 | こども危機
  <これ なに? 『週刊新社会』>
 ◆ プログラミング教育


 2020年に必修化されたプログラミング教育とは実際の教科ではなく、各教科に『プログラミング的思考』を取り入れて学習しましょう、というものです。
 「プログラミング」という科目が増えるわけでもなく、実際にプログラミング技術を学ぷわけでもありません。
 『プログラミング的思考』とは、目的を達成するために、情報や技術をうまく活用しながら効率のよい方法を試行錯誤し、結果を出していく力のことです。
 簡単に言えば、カレーを作ろうと思った場合に何が必要か、どのような手順で作るのかなどの考え方もプログラミング的思考と言えます。意識していないだけで、誰もが日常的に使っています。
 プログラミング教育を実行するに当たり、教員の知識・経験不足・それをサボートする支援員不足・ICT環境整備の不足などの問題点も山積しています。
 他にも、通信教育や学校授業にもタブレット学習が始まり、子どもたちが手書きで書く機会が減少しています。手書きの機会が損なわれるということは、脳を活性化させて記憶を定着させる機会が減るということなのです。
 しかしながら、現代の社会でインターネット、ICTなどを無視することなど当然できません。今後さらにその流れは強まっていくでしょう。
 その中で私たちは何を残して、何を新しく取り入れていくか、しっかり取捨選択をしなければいけません。
『週刊新社会』(2021年4月20日)

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