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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

「本土」社会の一員としての責任認識や謝罪の姿勢を示す

2016年05月26日 | 平和憲法
 ◆ 沖縄の事件への私の責任表明「私の恥宣言」
   皆さま  高嶋伸欣です


 日替わりのテーマが異なる原稿に追われて、先日のメール(沖縄の事件についての私たちの責任認識に関するもの)の、続編が遅れていましたが、別掲のようにまとめました
 長文ですし、内容もかなり思い込みがありますので、時間に余裕のある時にでも見て頂ければ幸いです。
 1.基本的には、沖縄に対する「本土」社会の一員で、主権者でもある私には、事件を防ぐ対策にほとんど取り組まなかった日本政府を、結果的にそのまま存続させてきた責任がある、という認識を示しています。
 2.その上で、そうした日本政府のありようを暗黙の内に容認している「本土民主主義」がいよいよ問われてきているとして、日本政府だけでなく、「本土」社会を変えていく取り組みの必要性が顕著になったのではないか、という考えを示しました。
 3.多くの方にすぐに受け入れてもらえるとは予想できませんが、せめて個人であれ組織であれ、事件に向けた見解表明に際しては、事件防止に向けた日米両政府、特に日本政府への働きかけ、政治状況改善の取り組みが結果的には不十分だった点での、「本土」社会の一員としての責任認識を織り込んだものになることを、望んでいます。
 4.市町村や都道府県の議会などでの決議や請願など、公的な形での表明などではいかがでしょうか。
 5.報道では、ケネディ大使が沖縄に行くことを準備中とのことです。大統領が出向いてもおかしくないです(ベトナムに向かう途中、大統領専用機は横田基地で給油したとの情報があります)が、大使が行けば、当然、謝罪をすると思われます。
 6.そうなれば、安倍首相も謝罪に行くべきだ、という声を「本土」で上げる必要があります。
 7.その時に、一般国民の中からも謝罪の声が次々上がっているという状況が存在していれば、「直接の責任がない一般の人さえ責任を認識しているのに、首相は謝罪したのか?」と迫れることにもなります。
 8.一部の報道では、安倍政権が事件への迅速な対応(逮捕の日の深夜に大使を呼びつけて抗議したことや中谷大臣が沖縄に出向いて米軍トップに抗議したこと、同大臣が葬儀に参列して「誠意」を示したこと、など)で、この事件でも内閣の支持率アップを画策しているとも言われています。
 9.そうした安倍政権の思惑通りにさせないためにも、大使の訪沖が確実であるならば、「中谷大臣は謝罪したのか?」「安倍首相は謝罪に出向かないのか?」などという声が各地から寄せられる状況を作りたいとも思っています。
 10.なお今回の「私の恥宣言」は、これまでに何度かの機会に公表したいと考えて、用意した下書きを活用したものです。
 沖縄に対する日本政府の差別的な政策に対して、「本土」の有識者などが共同の「声明」などを何度か出していますが、その文面は評論家的、第三者的で、沖縄への差別をしている「本土」社会の一員としての責任認識や謝罪の姿勢が読み取れないものばかりでしたので、「それでいいのですか」という問いかけの意味で出そうと考え、用意しながら実行の決断ができなかったものです。
 11.今回は迷っている時ではないと、早くに決めていましたが、作業が遅れて今日になってしまいました。
 12.タイトルからすると、売名行為のように受け取られる懸念がありますが、内容への厳しい意見が予想されるので、責任の所在を明確にすることで、それなりの覚悟を示したいとも考えてのことです。
 13.なお、「恥宣言」としたのは、水俣病患者に最初は敵対した「チッソ労働組合」が、後にその方針の誤りを表明した「恥宣言」にちなみました。
 「本土平和主義」に結果としては浸っている自分の誤りからの脱却の意志表明の意味も込めてあります。
  *添付禁止のMLには、この下に貼り付けます。

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