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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

土肥元校長を支える集会 都教委の「嘘」に怒り

2010年10月20日 | 暴走する都教委
 ★ 佐高信氏(評論家)と土肥先生の対談 10月23日(土)13時 東京大学農学部2号館化1講義室
 ★ 土肥元校長を支える集会 都教委の「嘘」に怒り
樫田秀樹・ルポライター

 二日、都内で「モンスター都教委さま、裁判へようこそ!partⅡ」が開かれた。訴えの主は、昨年三月に都立三鷹高校を最後に定年退職した土肥信雄・元校長だ。

 通常、定年退職後も本人が望めば六五歳までの五年間は非常勤教員として再雇用されるが、土肥さんは業績評価がオールCという最低点で不合格だった。おそらくその理由は二〇〇六年に都教委が出した「職員会議での教師の挙手と採決禁止」との通達に、校長の中で唯一「教育から言論の自由が奪われる。通達は撤回すべき」と訴えてきたことだ。土肥さんは、退職後に損害賠償請求を起こす。
 集会で特に許せないと土肥さんが語ったのが、都教委の「嘘」についてだ。
 〇七年度の卒業式前、三鷹高校の定時制職員と厚い信頼関係のあった土肥さんは、都教委からの「日の丸・君が代」徹底の通知がきた際、「わだかまりを生む個別的職務命令ではなく、全員の前で行なう包括的職務命令でやらせてもらいます」と、口頭で職務命令を発した。このことでその後六度にわたり、「個別的職務命令」執行の指導を都教委に受けることになった。しかし最後の卒業式でも土肥さんは、定時制には包括的職務命令で対処した。
 ところが都教委はその後、定期的に行なわれる校長会の場で「三鷹高定時制でも個別的職務命令が出た」と事実に反することを述べた。これについて土肥さんは憤りを隠さなかった。「僕たちは生徒に嘘はつくなと教えています。都教委が嘘をついてどうしますか」
 土肥さんは、三鷹高校の生徒一〇〇〇人の名前と顔を覚え、毎朝昇降口で一人ひとりの名前を呼び挨拶をした。「こんな校長は他にはいない」と、今も絶大な人気を集め、生徒や保護者が一二四通もの陳述書を裁判所に提出したほどだ。
 判決は来年の秋と予想されるが、「たとえ勝っても、都教委が変わらねば意味がない。都知事を代える運動にも取り組みたい」との意欲を土肥さんは見せている。
『週刊金曜日』(2010/10/15【金曜アンテナ】)
http://www.kinyobi.co.jp/backnum/antenna/antenna_kiji.php?no=1454
『土肥元校長の裁判を支援する会』

http://www.dohi-shien.com/html/

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