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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

「君が代」不当処分撤回を求める会からの報告①

2012年08月29日 | 日の丸・君が代関連ニュース
 この会は、東京教組の被処分者と支援者の会です。現在1件の人事委員会と2件の控訴審を闘っています。
 ※10月25日(木)16:30~ 東京高裁424 東京・小中10人裁判控訴審・判決
 《第3回「日の丸・君が代」裁判全国学習・交流集会・資料(東京)》
 ◆ 小中10人裁判控訴審 10月25日に判決が出ます!
 小中「君が代」10人訴訟裁判は2010年7月の地裁における不当判決に対し、高裁に控訴し9回の公判を闘ってきましたが、いよいよ次回判決となりました。
 ● 10人裁判の経過
 ●2007年3月 地裁提訴
 10・23通達およびそれに基づく校長の職務命令は教師・児童生徒・保護者等の思想良心の自由侵すもので憲法19条違反である。したがって処分は無効である。
 この通達は行政の教育に対する介入で教育の自由を侵し、憲法23条、26条及び教育基本法10条違反である。
 信教の自由を侵しており憲法20条違反である。
 教師を通して児童生徒に特定思想を強要するものであり、子どもの権利条約違反である。
 ●2010年7月 地裁敗訴
 ピアノ判決を踏襲しつつ、「職務命令は、思想・良心の自由、教育の自由を侵しておらず憲法違反ではない」とし、行政の教育支配を容認。
 ピアノ判決の誤りを正す新たな論点として、教育の自由について西原教授(早稲田大学)の鑑定意見書を提出したが、判決では、これを全く無視。都教委の主張をすべて受け入れた不当な判決。
 ●即時、高裁へ控訴。
 高裁では地裁判決の問題点を明らかにするとともに、われわれの地裁での主張の補充を行ってきた。
 また、途中で先行グループの最高裁判決が出されたので、追加の主張を行った。「戒告」を妥当としたことに対する反論と累積処分を受けている牧野さん、岸田さん、根津さんたちの処分を取り消すための主張を重点的に行った。
 ●2012年7月17日結審
 最終意見陳述は当日の朝、認めるというなかで、「都教委の暴走を司法でストップをかけて欲しい、この国のあり方について、行政のあり方にストップをかけて欲しい!」と3分という短い限られた時間でしたが、迫力ある陳述を秋山良一さんがしました。
 ● 10.25は判決日です!16:30~ 東京高裁424号法廷
 先行していた他のグループの最高裁判決が出ているので、高裁がその引き写しの判断に留まるか、最高裁での宮川裁判官の反対意見や、その他の補足意見に基づき我々が主張してきたことを取り入れ、新たな判断をするのか、注目したいです。
 この問題で裁判を起こした原点に立ち返り、一人一人の思いを大切にできる裁判を闘っていきます。
 (牧野一恵)

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