▲ One for all ! All for one ! (41)
<転送歓迎>(重複ご容赦)
・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「新芽(germinal)ML」の渡部です。
卒業式チラシまきの続報です。(すでにメールで流れているものもあります。ご容赦)
(3月14日)
まず、大阪のチラシ撒きの様子を紹介します。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ビラ配付の教職員の受け取りのことは、私もはっきりと違いを感じました。
7日は保護者や生徒は取るのに、教職員だけがほとんど取ってくれず、「まさか校長が受け取るなと縛っているのでは?」と話していたほどでした。
14日は、今回も「ホットライン大阪」リーフと「大阪市民の会・君が代資料」を配りましたが、開始早々の女性が、「おはようございます。」と言うと「ごくろうさまです。」と返事して取ったのを皮切りに、40~50代は男女ともにかなり受け取りがありました。
OKさんたちがよびかけているピースリボンの教職員が増えたことともつながります。
次は4/5入学式では、若い人が1人でも多く受け取ってくれるといいですね。
今度は私も、忘れずにピースリボンを付けていきます。
みなさん、入学式にもご参加ください。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【南多摩高校】(根津公子さんからです)
今朝はかなり激しい雨だったので、雨の上がるのを待って8時半、南多摩高校(八王子市)へ。
生徒の登校時刻をちょうど過ぎてしまい、保護者にしか配れませんでした。
撒き手は、福嶋常光さん(「えっつ!授業してたのに処分?」裁判の原告)、Kさん、解雇をさせない会は私を含め4人の総勢6人。
6人もの撒き手がいると、保護者は一人目の人からは受け取りそびれても次の人から受け取るという感じでした。
昨年ここでは、「警察を呼ぶぞ」と何人もの教員が私たちを威嚇したりする騒動がありましたが、今年はそうしたことは一切ありませんでした。
Kさんは道行く人にもチラシを手渡し、声をかけていました。
そのうちの2人が「日の丸・君が代の強制は間違っている」等とことばを返して行かれました。
生徒に配れなかったのがなんとも残念でした。
【大泉高校】
北風ぴーぴゅーぴーぴゅーのとっても寒い日でしたが、身だけではなく心も凍ったチラシ撒きでした。
8時校門到着。一杯学生が入ってゆく。
どう見ても授業受ける格好。これは中学生。
ここが近年はやりの中高一貫校であることを知る。イヤーな予感。
礼服の副校長ともう一人の教師登場。
居丈高に恫喝的にここから立ち去れ的な対応。
「到底教育者とは思えない態度だけど、どなた?」と聞いて、上記を名乗る。
「ここは公道だから、あなた達に私の行為を制限する権限は無いでしょう?あるの?」と聞けば、
学習指導要領に従って行っている本校の教育方針に合致しない行為は行って欲しくないとか云々まくしたてる。
「都教委からの指令に従ったマニュアル丸暗記の対応ですね、そうでしょう?情けない」というと顔がこわばって苦笑い。
「貴方の教育とは違う内容も知ってもらって判断能力を付け、自分の考えを持たせるのが教育ではないの?みんな貰ってよく読みなさい!と言ったらどう」というと
「貴方とは考えが違う」と言って、「止めないなら警察に連絡します」と。
「公道でチラシ撒きしている人に警察呼ぶなんて生徒に聞かれて恥ずかしくない」と言うと、私の荷物が学校の塀にたてかけてあるのを見て、そこは学校の敷地ですと。
「そんな細かいことしか言えないようでは、生徒もかわいそう」というと、
「今の教育は貴方の時代のように大雑把ではない」と。
笑ってしまう。それ以上はこちらも相手せず。
ようやく卒業生がきだして、2人は「生徒には渡さないでください」と大声で怒鳴る。
卒業生は受け取らない。
これでは商売あがったりなので、道路を20mぐらい駅方向に下がって撒くことにする。
ところが卒業生の受け取りはさっぱり。
おめでとうございますと声をかけても無視が多く、たまに会釈を返したり、有難うございます(これが普通の礼儀)という子も。
無視の子は勿論受け取らない、それ以外の子の一部が受け取るだけ。
全般に表情も暗く、18歳の若さも感じられな子が多い。
立川高校定時制とは大違い。
この子達がこれからの未来を作るのかと思うと暗澹たる気分に。
とに角寒い。チラシも飛びそうな強い風。
8時30分ぐらいから、親と同伴の卒業生も多くなる。
親は受け取りそうな気配を見せても、子供の卒業生は無視なので、習って親も受け取らない。
副校長らは寒いので引っ込んだ。
校門に戻って撒くが相変わらずの有様。
卒業生の受け取りは1割にもいかない。
9時を回ってからは次第に親のみに。ここからの受け取りはかなり良い。
これで数的には少しさばけたが、目的は生徒だから、失敗篇。
権力含めトラブルは無し。
この中高一貫の進学校は、ポイントとしては私はお勧めしません。
【北園高校】
早朝、風雨が強かったのですが、校門前に着いた8時頃には止みました。
すでに、《学校と地域をむすぶ板橋の会》の3人の方が撒いていました。
そのチラシ(両面カラー)は、わかりやすく書いてありましたので、以下にその中身を簡単に紹介します。
表面最上段には、「卒業おめでとうございます」とピンクの文字。
そして、「知ってください」として、
<式の主人公は、「日の丸・君が代」ではなく、皆さんです>
<今、たくさんの教師が処分されています>
<今の教育の行くすえ>
の説明があり、<今の教育の行くすえ>の後半は次のような記述でした。
「競争に勝つように教育され、ストレスを抱える毎日。
『異端者』は排除する学校や社会のあり方が『いじめ」を生みます。
幼い頃から愛国心をすり込む為に、オリンピックでは日の丸が溢れています。
全ては戦争への準備です。
おかしいと思った時には、目に見えぬ強制にものも言えず、事態はより深刻になっています。」
裏面には、以下のことが書かれていました。
<「君が代」を歌いたくない人は、たくさんいます>
(冒頭は:主権在民にはそぐわない、「天皇の世が永く続きますように」という歌詞です。・・)
<戦争のシンボル「日の丸」を、そのまま使う日本>
(ドイツ、イタリアの旗と「日の丸」の比較。カラーで)
<「日の丸・君が代」について、さまざまな考え方があります>
<いじめ問題 と 「日の丸・君が代」を強制する教育は根はおなじではないでしょうか>
しばらくすると、職員3名が出てきて、「通行の邪魔にならないようにして下さい。」
と言うので、「わかっています」と答え、職員より大きな声で生徒に向かって、「お早う!卒業おめでとう!」と言いながらチラシを撒き続けました。
一部無視する生徒たちもいましたが、「お早うございます」「ありがとうございます」と答えてくれる生徒たちもかなりいました。
そのうち校長も来ましたが、「敷地に入らないで下さい」と言う程度でした。
職員・生徒・保護者の受け取りは比較的良かったと思います。
ただ、やはり若い先生の受け取りがよくありませんでした。
3月13日の板橋特別支援学校での田中聡史さん支援のチラシ撒きでも、若い先生がそこにいた副校長に、「これ受け取ってもいいですか」と聞いていました。
若い教員は戦争の経験も大衆的な闘いの経験もないから、無自覚のまま体制順応になるのかも知れません。
そこで、門のところにいた警備の3人の教員のうち比較的若い教員に聞きました。
「今年も職務命令を個々に渡されたのですか?」、と。
すると「そうです」と言うので、「情けないと思いませんか」と言うと、苦笑いして黙ってしまいました。
いずれにしても、「職務命令」と「処分」で『日の丸・君が代』を教育現場に強制するなどということは、いかに教育が国家主義的(「小国民」作り)になっているかということに他なりません。
こんどは少し年配の教員に「今日は何人卒業ですか」と聞くと、答えようとしません。
「ここはあなたの学校ではないのですよ。都民の学校なのですよ」と言っても、困った顔をしながら無言でした。(やれやれ!)
やってきた卒業生に聞くと、「324名かな?」ということでした。
なお、ここは標準服があるが制服ではないということで、卒業生は男女とも着飾って来て、正門前は和装・洋装の女子生徒の写真撮影で賑わっていました。
チラシは286枚撒きました。
(3人で撒いていた《学校と地域をむすぶ板橋の会》はもっと多く撒けたと思います)
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本日(3月15日)の分は次回にします。
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この「One for All ! All for one !」のメールは、この春の東京都の入学式でたった一人の被処分者になった田中聡史さんの闘いを支援し、処分を食い止めるためのものです。
11月7日の東京高裁判決は田中さんにも有利に働くと思います。
(第二次安倍内閣の右翼反動ぶりが気になりますが)
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「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://houinet.blogspot.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
http://homepage3.nifty.com/hinokimi/
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卒業式チラシまきの続報です。(すでにメールで流れているものもあります。ご容赦)
(3月14日)
まず、大阪のチラシ撒きの様子を紹介します。
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ビラ配付の教職員の受け取りのことは、私もはっきりと違いを感じました。
7日は保護者や生徒は取るのに、教職員だけがほとんど取ってくれず、「まさか校長が受け取るなと縛っているのでは?」と話していたほどでした。
14日は、今回も「ホットライン大阪」リーフと「大阪市民の会・君が代資料」を配りましたが、開始早々の女性が、「おはようございます。」と言うと「ごくろうさまです。」と返事して取ったのを皮切りに、40~50代は男女ともにかなり受け取りがありました。
OKさんたちがよびかけているピースリボンの教職員が増えたことともつながります。
次は4/5入学式では、若い人が1人でも多く受け取ってくれるといいですね。
今度は私も、忘れずにピースリボンを付けていきます。
みなさん、入学式にもご参加ください。
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【南多摩高校】(根津公子さんからです)
今朝はかなり激しい雨だったので、雨の上がるのを待って8時半、南多摩高校(八王子市)へ。
生徒の登校時刻をちょうど過ぎてしまい、保護者にしか配れませんでした。
撒き手は、福嶋常光さん(「えっつ!授業してたのに処分?」裁判の原告)、Kさん、解雇をさせない会は私を含め4人の総勢6人。
6人もの撒き手がいると、保護者は一人目の人からは受け取りそびれても次の人から受け取るという感じでした。
昨年ここでは、「警察を呼ぶぞ」と何人もの教員が私たちを威嚇したりする騒動がありましたが、今年はそうしたことは一切ありませんでした。
Kさんは道行く人にもチラシを手渡し、声をかけていました。
そのうちの2人が「日の丸・君が代の強制は間違っている」等とことばを返して行かれました。
生徒に配れなかったのがなんとも残念でした。
【大泉高校】
北風ぴーぴゅーぴーぴゅーのとっても寒い日でしたが、身だけではなく心も凍ったチラシ撒きでした。
8時校門到着。一杯学生が入ってゆく。
どう見ても授業受ける格好。これは中学生。
ここが近年はやりの中高一貫校であることを知る。イヤーな予感。
礼服の副校長ともう一人の教師登場。
居丈高に恫喝的にここから立ち去れ的な対応。
「到底教育者とは思えない態度だけど、どなた?」と聞いて、上記を名乗る。
「ここは公道だから、あなた達に私の行為を制限する権限は無いでしょう?あるの?」と聞けば、
学習指導要領に従って行っている本校の教育方針に合致しない行為は行って欲しくないとか云々まくしたてる。
「都教委からの指令に従ったマニュアル丸暗記の対応ですね、そうでしょう?情けない」というと顔がこわばって苦笑い。
「貴方の教育とは違う内容も知ってもらって判断能力を付け、自分の考えを持たせるのが教育ではないの?みんな貰ってよく読みなさい!と言ったらどう」というと
「貴方とは考えが違う」と言って、「止めないなら警察に連絡します」と。
「公道でチラシ撒きしている人に警察呼ぶなんて生徒に聞かれて恥ずかしくない」と言うと、私の荷物が学校の塀にたてかけてあるのを見て、そこは学校の敷地ですと。
「そんな細かいことしか言えないようでは、生徒もかわいそう」というと、
「今の教育は貴方の時代のように大雑把ではない」と。
笑ってしまう。それ以上はこちらも相手せず。
ようやく卒業生がきだして、2人は「生徒には渡さないでください」と大声で怒鳴る。
卒業生は受け取らない。
これでは商売あがったりなので、道路を20mぐらい駅方向に下がって撒くことにする。
ところが卒業生の受け取りはさっぱり。
おめでとうございますと声をかけても無視が多く、たまに会釈を返したり、有難うございます(これが普通の礼儀)という子も。
無視の子は勿論受け取らない、それ以外の子の一部が受け取るだけ。
全般に表情も暗く、18歳の若さも感じられな子が多い。
立川高校定時制とは大違い。
この子達がこれからの未来を作るのかと思うと暗澹たる気分に。
とに角寒い。チラシも飛びそうな強い風。
8時30分ぐらいから、親と同伴の卒業生も多くなる。
親は受け取りそうな気配を見せても、子供の卒業生は無視なので、習って親も受け取らない。
副校長らは寒いので引っ込んだ。
校門に戻って撒くが相変わらずの有様。
卒業生の受け取りは1割にもいかない。
9時を回ってからは次第に親のみに。ここからの受け取りはかなり良い。
これで数的には少しさばけたが、目的は生徒だから、失敗篇。
権力含めトラブルは無し。
この中高一貫の進学校は、ポイントとしては私はお勧めしません。
【北園高校】
早朝、風雨が強かったのですが、校門前に着いた8時頃には止みました。
すでに、《学校と地域をむすぶ板橋の会》の3人の方が撒いていました。
そのチラシ(両面カラー)は、わかりやすく書いてありましたので、以下にその中身を簡単に紹介します。
表面最上段には、「卒業おめでとうございます」とピンクの文字。
そして、「知ってください」として、
<式の主人公は、「日の丸・君が代」ではなく、皆さんです>
<今、たくさんの教師が処分されています>
<今の教育の行くすえ>
の説明があり、<今の教育の行くすえ>の後半は次のような記述でした。
「競争に勝つように教育され、ストレスを抱える毎日。
『異端者』は排除する学校や社会のあり方が『いじめ」を生みます。
幼い頃から愛国心をすり込む為に、オリンピックでは日の丸が溢れています。
全ては戦争への準備です。
おかしいと思った時には、目に見えぬ強制にものも言えず、事態はより深刻になっています。」
裏面には、以下のことが書かれていました。
<「君が代」を歌いたくない人は、たくさんいます>
(冒頭は:主権在民にはそぐわない、「天皇の世が永く続きますように」という歌詞です。・・)
<戦争のシンボル「日の丸」を、そのまま使う日本>
(ドイツ、イタリアの旗と「日の丸」の比較。カラーで)
<「日の丸・君が代」について、さまざまな考え方があります>
<いじめ問題 と 「日の丸・君が代」を強制する教育は根はおなじではないでしょうか>
しばらくすると、職員3名が出てきて、「通行の邪魔にならないようにして下さい。」
と言うので、「わかっています」と答え、職員より大きな声で生徒に向かって、「お早う!卒業おめでとう!」と言いながらチラシを撒き続けました。
一部無視する生徒たちもいましたが、「お早うございます」「ありがとうございます」と答えてくれる生徒たちもかなりいました。
そのうち校長も来ましたが、「敷地に入らないで下さい」と言う程度でした。
職員・生徒・保護者の受け取りは比較的良かったと思います。
ただ、やはり若い先生の受け取りがよくありませんでした。
3月13日の板橋特別支援学校での田中聡史さん支援のチラシ撒きでも、若い先生がそこにいた副校長に、「これ受け取ってもいいですか」と聞いていました。
若い教員は戦争の経験も大衆的な闘いの経験もないから、無自覚のまま体制順応になるのかも知れません。
そこで、門のところにいた警備の3人の教員のうち比較的若い教員に聞きました。
「今年も職務命令を個々に渡されたのですか?」、と。
すると「そうです」と言うので、「情けないと思いませんか」と言うと、苦笑いして黙ってしまいました。
いずれにしても、「職務命令」と「処分」で『日の丸・君が代』を教育現場に強制するなどということは、いかに教育が国家主義的(「小国民」作り)になっているかということに他なりません。
こんどは少し年配の教員に「今日は何人卒業ですか」と聞くと、答えようとしません。
「ここはあなたの学校ではないのですよ。都民の学校なのですよ」と言っても、困った顔をしながら無言でした。(やれやれ!)
やってきた卒業生に聞くと、「324名かな?」ということでした。
なお、ここは標準服があるが制服ではないということで、卒業生は男女とも着飾って来て、正門前は和装・洋装の女子生徒の写真撮影で賑わっていました。
チラシは286枚撒きました。
(3人で撒いていた《学校と地域をむすぶ板橋の会》はもっと多く撒けたと思います)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
本日(3月15日)の分は次回にします。
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この「One for All ! All for one !」のメールは、この春の東京都の入学式でたった一人の被処分者になった田中聡史さんの闘いを支援し、処分を食い止めるためのものです。
11月7日の東京高裁判決は田中さんにも有利に働くと思います。
(第二次安倍内閣の右翼反動ぶりが気になりますが)
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