<転送歓迎>(重複ご容赦)・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「新芽ML」の渡部です。
ご無沙汰しています。
田舎にいる私のところに以下の報告が入りましたので、以下に貼り付けて紹介します。
なお、その下に、最近の情勢に関する私のコメントを載せておきます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
8月10日(金)、11日(土)に全国町村会館、全水道会館に於いて第3回「日の丸・君が代」裁判全国学習・交流集会が開催された。
・第1日目(10日)
当初の計画では、諸行動として文科省交渉と最高裁要請行動を予定していたが、後者は要請対象裁判の係属が決まらなかったために直前になって「要請は受けられない」と担当官から連絡が入ってやむなく中止、文科省交渉のみとなった。
13時30分に全国町村会館会議室に48人が集まり、簡単な打ち合わせの後、衆議院第2議員会館地下1階第3会議室に向かった。開始10分前、交渉設定の労をとって下さった社民党服部議員が、議会情勢が緊迫する慌ただしい中を押して激励に駆けつけて下さり、挨拶をされた。
14時から、私たちが事前に提出した質問の内、①「日の丸・君が代」関係、②大阪府・市条例関係、③国際人権関係の3件に係わる、初等中等教育局教職員課企画係長の生方寛昭さん、同教育課程課企画調査係長の西田将史さん、同教育企画課教育公務員係専門官の西明夫さん、同教育企画課教育委員会係専門職の山崎丈史さん、大臣官房国際課調査係長の徳留丈士さんの5人がそれぞれの質問に対して回答を読み上げた。それらの内容はいかにも官僚の作文と思われるものであった。それを受けて、福岡からの参加者が「立志式」の問題を鋭く追及するなど、参加者が指摘や反論をしたが、それに対する回答も建前や形式にのっとったもので、誠意ある回答と言うにはほど遠かった。
15時から、残りの④教科書関係、⑤教員免許更新制関係の2件に係わる、初等中等教育局教科書課企画係長の岩岡寛人さん、同教職員課改革推進係専門職の佐藤敏宏さん、同教職員課免許係長の松本眞さんの3人が、同様に質問に対して回答した。教科書問題では都教委による「日本史A」教科書の不採択圧力など、実例に基づく追求をし、免許更新制では実際に更新されなかった当事者が問題点を指摘したのでさすがの係長も「検討します」と答えざるを得なかった。
文科省交渉を終えての感想を一言で言えば、①は「まともに回答していない」、②は「我関せずという姿勢」、③は「勉強不足」、④は「法令を振りかざすのみで、実例に目を閉ざす」⑤は「問題だらけで文科省が困惑」である。
なお、今回やれなかった最高裁要請行動は係属が決まり次第、9月にも実施したい。
文科省交渉の終了後、再び全国町村会館会議室に戻って報告集会を行い、諸行動を終えた。
17時~19時には、場所を同レストランに移して交流集会が開かれた。全国からの参加者を含む38人が出席し、始めにジョニーさんの歌をやってもらってからそれぞれが自己紹介と各自の活動を報告して交流した。
・第2日目(11日)
会場を全水道会館4階会議室に移して全日に渡って学習・交流集会を開催、昨年を上回る133人が会場を満たし、熱気ある報告と討論が繰り広げられた。
午前の部は、9時30分から開始され、以下のプログラムで進行した。
Ⅰ 集会開催までの経過報告
Ⅱ 諸行動のまとめ
Ⅲ 関東からの報告
1.最高裁判決を中心とする評価-現段階と見通し
2.神奈川-裁判・運動の報告
3.東京―①都障労組・04処分取消裁判
②東京「君が代」裁判、
③河原井・根津停職取消裁判
Ⅳ 全国からの報告
北海道・宮城・新潟・静岡・愛知・三重・大阪・兵庫・香川・福岡(10道府県)
Ⅴ 質疑
関東からの報告では、昨年5月30日~今年2月9日の一連の最高裁判決について、実行委員の清川さんが「その評価-現段階と見通し」と題してレポートし、続いて神奈川の個人情報保護裁判を闘っている岡本さんが神奈川の状況の報告をした。
数ある東京の裁判からは、先に高裁判決を受けて最高裁に上告中の都障労組・04処分取消裁判原告の河原井さん、一次は1月16日に最高裁判決を受け、二次、三次がそれぞれ地裁で闘っている東京「君が代」裁判の近藤徹さん、同じく1月16日に最高裁で判決が出た河原井・根津停職取消裁判の根津さんが報告した。
全国からは、北海道・宮城・新潟・静岡・愛知・三重・大阪・兵庫・香川・福岡の、昨年より2県多い10道府県から報告があった。それぞれ短時間の報告で十分に語り尽くせなかったと思われるが、各道府県の実情を直接聞き、全国的な状況把握ができた意義は大きい。
午後の部は、13時30分~16:40、以下の3つのテーマについて、これからの方向性を明らかにすることを目標に討論した。
1. 裁判闘争の課題と展望(方向性・行動提起を明確にする)
2. 大阪の攻撃と課題
3. 今後の全国的な課題と取り組み
始めに実行委員長の永井さんが、討論が円滑に行くよう「討論のたたき台」を提示した。
1.について、午前の報告でやりきれなかった、各裁判原告や不起立者である、北海道、新潟、東京・特別支援校、南葛(定)裁判、業績評価裁判の人から発言の後、若干の討論が行われた。
2.ついて、この春、府、市ともに条例による厳しい強制を受けた中で不起立した2人と、門真三中裁判原告、ホットラインの2人から報告があり、大内裕和さんからも関連発言をしてもらったが、これだけで予定時間が過ぎて、このテーマでの討論はできなかった。
3.について、多くの参加者が次々と発言し、内容が多岐にわたったので討論をまとめるということにはならなかったが、課題や取り組みの方向が明らかになった
その後、今年強化された都教委による再発防止研修に対する抗議と中止要請の特別決議を参加者全員で決議し、以下の司会者からの呼びかけの提示があって閉会した。
①裁判の情報交換を今後も行おう。
②教育におかれた全体状況を明らかにして共に闘おう。
③大阪の仲間たちに対して支援しよう。
④来年もまた全国集会を開こう。
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8月15日の終戦(敗戦)記念日を前後し、日本・韓国・中国との関係がギクシャクしてきた。
この間の日本社会の右傾化の動き、とりわけ、教科書へ領土の記述の問題、従軍慰安婦の問題、石原都知事による尖閣の買取り、野田政権による尖閣国有化の問題、などを見るなら、この間、韓国・中国がしだいに反発を強め、それぞれの国の右翼的な勢力が、それを背景に実力行使に出てきたものと考えられる。
これに対して、石原は、
「法律にのっとって、不法入国ですから。しかも事前に通告して、確信犯だから。粛々と裁判にかけたらいい。首相が自分で行ったらいいよ、尖閣諸島に。野田(首相)が行ったらいいんだよ。私は首相がこの段階になって行かないのは怠慢だと思うけどね」
などと述べ、盛んに野田首相を煽っている。
つまり、どちらの国の右翼的勢力も、戦争への道を政府にけしかけているということである。
従って、日・韓・中の一般ピープルはその右翼的な宣伝に乗らず、あくまでもそれに反対し、そのように煽る連中に対しては冷ややかな視線を送ることだろう。
そして、日・韓・中の一般ピープルの友好をすすめることだろう。
ちなみに、これで2020年の東京オリンピック招致はかなり遠のきつつあるとも言える。
世界の人々は、きな臭い東アジアでのオリンピック開催にはあまり賛成しないだろう。
ということは、招致活動は税金の無駄遣いに終わる、と言うことである。
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『8・31都教委包囲行動』
<日時> 8月31日(金) 16時集合・開始
<場所> 都庁第二庁舎前(都庁通り)
<行動> 都教委への抗議と要請
<メインスローガン>
●10・23通達撤回!
●「君が代」不起立処分撤回!
<サブスローガン>
・石原知事は尖閣諸島問題をもてあそぶな!
・差別・排外主義をあおるな!
・石原・大原教委は戦争挑発をするな!
・教育円卓会議による教育破壊をゆるさない!
・宿泊防災訓練反対!
・学校と自衛隊の連携を許すな!
・原発再稼働反対!
・原発と核武装推進の石原は知事をやめろ!
・大阪・橋下の教育関連条例撤廃!
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「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://kenken.cscblog.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
http://homepage3.nifty.com/hinokimi/
ご無沙汰しています。
田舎にいる私のところに以下の報告が入りましたので、以下に貼り付けて紹介します。
なお、その下に、最近の情勢に関する私のコメントを載せておきます。
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★ 第3回「日の丸・君が代」裁判全国学習・交流集会の報告
8月10日(金)、11日(土)に全国町村会館、全水道会館に於いて第3回「日の丸・君が代」裁判全国学習・交流集会が開催された。
・第1日目(10日)
当初の計画では、諸行動として文科省交渉と最高裁要請行動を予定していたが、後者は要請対象裁判の係属が決まらなかったために直前になって「要請は受けられない」と担当官から連絡が入ってやむなく中止、文科省交渉のみとなった。
13時30分に全国町村会館会議室に48人が集まり、簡単な打ち合わせの後、衆議院第2議員会館地下1階第3会議室に向かった。開始10分前、交渉設定の労をとって下さった社民党服部議員が、議会情勢が緊迫する慌ただしい中を押して激励に駆けつけて下さり、挨拶をされた。
14時から、私たちが事前に提出した質問の内、①「日の丸・君が代」関係、②大阪府・市条例関係、③国際人権関係の3件に係わる、初等中等教育局教職員課企画係長の生方寛昭さん、同教育課程課企画調査係長の西田将史さん、同教育企画課教育公務員係専門官の西明夫さん、同教育企画課教育委員会係専門職の山崎丈史さん、大臣官房国際課調査係長の徳留丈士さんの5人がそれぞれの質問に対して回答を読み上げた。それらの内容はいかにも官僚の作文と思われるものであった。それを受けて、福岡からの参加者が「立志式」の問題を鋭く追及するなど、参加者が指摘や反論をしたが、それに対する回答も建前や形式にのっとったもので、誠意ある回答と言うにはほど遠かった。
15時から、残りの④教科書関係、⑤教員免許更新制関係の2件に係わる、初等中等教育局教科書課企画係長の岩岡寛人さん、同教職員課改革推進係専門職の佐藤敏宏さん、同教職員課免許係長の松本眞さんの3人が、同様に質問に対して回答した。教科書問題では都教委による「日本史A」教科書の不採択圧力など、実例に基づく追求をし、免許更新制では実際に更新されなかった当事者が問題点を指摘したのでさすがの係長も「検討します」と答えざるを得なかった。
文科省交渉を終えての感想を一言で言えば、①は「まともに回答していない」、②は「我関せずという姿勢」、③は「勉強不足」、④は「法令を振りかざすのみで、実例に目を閉ざす」⑤は「問題だらけで文科省が困惑」である。
なお、今回やれなかった最高裁要請行動は係属が決まり次第、9月にも実施したい。
文科省交渉の終了後、再び全国町村会館会議室に戻って報告集会を行い、諸行動を終えた。
17時~19時には、場所を同レストランに移して交流集会が開かれた。全国からの参加者を含む38人が出席し、始めにジョニーさんの歌をやってもらってからそれぞれが自己紹介と各自の活動を報告して交流した。
・第2日目(11日)
会場を全水道会館4階会議室に移して全日に渡って学習・交流集会を開催、昨年を上回る133人が会場を満たし、熱気ある報告と討論が繰り広げられた。
午前の部は、9時30分から開始され、以下のプログラムで進行した。
Ⅰ 集会開催までの経過報告
Ⅱ 諸行動のまとめ
Ⅲ 関東からの報告
1.最高裁判決を中心とする評価-現段階と見通し
2.神奈川-裁判・運動の報告
3.東京―①都障労組・04処分取消裁判
②東京「君が代」裁判、
③河原井・根津停職取消裁判
Ⅳ 全国からの報告
北海道・宮城・新潟・静岡・愛知・三重・大阪・兵庫・香川・福岡(10道府県)
Ⅴ 質疑
関東からの報告では、昨年5月30日~今年2月9日の一連の最高裁判決について、実行委員の清川さんが「その評価-現段階と見通し」と題してレポートし、続いて神奈川の個人情報保護裁判を闘っている岡本さんが神奈川の状況の報告をした。
数ある東京の裁判からは、先に高裁判決を受けて最高裁に上告中の都障労組・04処分取消裁判原告の河原井さん、一次は1月16日に最高裁判決を受け、二次、三次がそれぞれ地裁で闘っている東京「君が代」裁判の近藤徹さん、同じく1月16日に最高裁で判決が出た河原井・根津停職取消裁判の根津さんが報告した。
全国からは、北海道・宮城・新潟・静岡・愛知・三重・大阪・兵庫・香川・福岡の、昨年より2県多い10道府県から報告があった。それぞれ短時間の報告で十分に語り尽くせなかったと思われるが、各道府県の実情を直接聞き、全国的な状況把握ができた意義は大きい。
午後の部は、13時30分~16:40、以下の3つのテーマについて、これからの方向性を明らかにすることを目標に討論した。
1. 裁判闘争の課題と展望(方向性・行動提起を明確にする)
2. 大阪の攻撃と課題
3. 今後の全国的な課題と取り組み
始めに実行委員長の永井さんが、討論が円滑に行くよう「討論のたたき台」を提示した。
1.について、午前の報告でやりきれなかった、各裁判原告や不起立者である、北海道、新潟、東京・特別支援校、南葛(定)裁判、業績評価裁判の人から発言の後、若干の討論が行われた。
2.ついて、この春、府、市ともに条例による厳しい強制を受けた中で不起立した2人と、門真三中裁判原告、ホットラインの2人から報告があり、大内裕和さんからも関連発言をしてもらったが、これだけで予定時間が過ぎて、このテーマでの討論はできなかった。
3.について、多くの参加者が次々と発言し、内容が多岐にわたったので討論をまとめるということにはならなかったが、課題や取り組みの方向が明らかになった
その後、今年強化された都教委による再発防止研修に対する抗議と中止要請の特別決議を参加者全員で決議し、以下の司会者からの呼びかけの提示があって閉会した。
①裁判の情報交換を今後も行おう。
②教育におかれた全体状況を明らかにして共に闘おう。
③大阪の仲間たちに対して支援しよう。
④来年もまた全国集会を開こう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
8月15日の終戦(敗戦)記念日を前後し、日本・韓国・中国との関係がギクシャクしてきた。
この間の日本社会の右傾化の動き、とりわけ、教科書へ領土の記述の問題、従軍慰安婦の問題、石原都知事による尖閣の買取り、野田政権による尖閣国有化の問題、などを見るなら、この間、韓国・中国がしだいに反発を強め、それぞれの国の右翼的な勢力が、それを背景に実力行使に出てきたものと考えられる。
これに対して、石原は、
「法律にのっとって、不法入国ですから。しかも事前に通告して、確信犯だから。粛々と裁判にかけたらいい。首相が自分で行ったらいいよ、尖閣諸島に。野田(首相)が行ったらいいんだよ。私は首相がこの段階になって行かないのは怠慢だと思うけどね」
などと述べ、盛んに野田首相を煽っている。
つまり、どちらの国の右翼的勢力も、戦争への道を政府にけしかけているということである。
従って、日・韓・中の一般ピープルはその右翼的な宣伝に乗らず、あくまでもそれに反対し、そのように煽る連中に対しては冷ややかな視線を送ることだろう。
そして、日・韓・中の一般ピープルの友好をすすめることだろう。
ちなみに、これで2020年の東京オリンピック招致はかなり遠のきつつあるとも言える。
世界の人々は、きな臭い東アジアでのオリンピック開催にはあまり賛成しないだろう。
ということは、招致活動は税金の無駄遣いに終わる、と言うことである。
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『8・31都教委包囲行動』
<日時> 8月31日(金) 16時集合・開始
<場所> 都庁第二庁舎前(都庁通り)
<行動> 都教委への抗議と要請
<メインスローガン>
●10・23通達撤回!
●「君が代」不起立処分撤回!
<サブスローガン>
・石原知事は尖閣諸島問題をもてあそぶな!
・差別・排外主義をあおるな!
・石原・大原教委は戦争挑発をするな!
・教育円卓会議による教育破壊をゆるさない!
・宿泊防災訓練反対!
・学校と自衛隊の連携を許すな!
・原発再稼働反対!
・原発と核武装推進の石原は知事をやめろ!
・大阪・橋下の教育関連条例撤廃!
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「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://kenken.cscblog.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
http://homepage3.nifty.com/hinokimi/
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