府立高校入試に使われる中学３年生チャレンジテストの公正性に９割の中学校長が疑義

　教職員なかまユニオンは、11月26日に「本年度実施の中学３年生チャレンジテストを内申資料に使用しないことを求める再要望書」を提出するとともに、本日（11月29日）大阪府庁別館教育記者クラブで、記者会見を行いました。
　公文書公開請求で明らかになった大阪市立中学校校長会アンケートの結果『９割弱が「どちらかちえば公正ではない」』についても紹介しました。
　今年のチャレンジテストを高校入試に使うことができないのは明らかだと思います。
　みなさんも読んでみてください。

　　＝大阪市立中学校校長会アンケート結果＝
　◆ 中学３年生チャレンジテスト：９割弱が「どちらかちえば公正ではない」
　校長会研究部アンケート　集計
　チャレンジテストの公正性について（平成３０年９月２６日～１０月１日実施）
　回答数（１１４）校／１３０校・・・回収率（８７．７％）
　大阪市立中学校長全員を対象に調査したアンケート結果です。

　大阪市教育委員会中学校教育担当課長様および、全大阪市立中学校長にこの結果をご報告いたします。
　★アンケートを通して★
　平成３０年度大阪府中３チャレンジテストについては、９割弱（８８．５％）の大阪市立中学校長が「どちらかとい元ば公正ではない」と考えている。
　（質問）大阪市の今日的教育課題として、チャレンジテストについてアンケートを実施します。ご協力よろしくお願いいたします。
　１．チャレンジテストについては大阪府公立高等学校入学者選抜の調査書作成に使われるたいへん重要なテストです。特に公正性の担保が必要なことは言うまでもありません。
　今年は自然災害が多く、６月実施日は北部大阪地震で延期（テスト問題は学校に保管）。
　延期日の９月４日は台風２１号で再延期となり、その２日後の９月６日に一斉実施を行いました。
　９月６日は台風の影響で府下４７３校中約４００校の実施。それ以外の約７０校は後日実施となりました（大阪市は９校、後日案施）。
　このような状況で、実施された今年度のチャレンジテストは、その使用目的に対して公正性が担保されていると思われますか？
　考えに近い答えに○をお順いします　☆平成３０年９月２６日～１０月１日実施（任意調査）

ア．公正性は担保されていると思う。　　　　　　　　　　　　　　　１．５％
イ．どちらかと言えば公正性は担保されていると思う。　　　　４．４％
ウ．どちらかと言えば公正性は担保されていないと思う。　２８．９％
工．公正性は担保されていないと思う。　　　　　　　　　　　　５９．６％
オ．その他（白紙１含む）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　５．３％

　アンケート回収校（１１４校）に対する割合
　　肯定率　５．９％（ア＋イ）　否定率　８８．５％（ウ＋工）
　参考（１３０校（未回収校含む）に対する割合）
　　肯定率　５．４％　否定率　７７．８．％

　☆回収率８５．４％のアンケート調査において
　　どちらかといえほ公正であると考えている大阪市立中学校長は、５．９％
　　どちらかといえほ公正ではないと考えている大阪市立中学校長は、８８．５％
　※ 大阪市立中学校校長会アンケート（全文はこちら）
https://www.nakama-kyoiku.com/app/download/13395253589/%E6%A0%A1%E9%95%B7%E4%BC%9A%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%882018.pdf?t=1543452099
『なかまユニオン』大阪市立中学校校長会アンケート結果
https://www.nakama-kyoiku.com/%E3%81%8A%E3%81%8A%E3%81%95%E3%81%8B%E7%B6%AD%E6%96%B0%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E5%85%AC%E6%95%99%E8%82%B2%E3%81%A4%E3%81%B6%E3%81%97%E8%A8%B1%E3%81%95%E3%81%AA%E3%81%84/%E5%A4%A7%E9%98%AA%E5%B8%82%E7%AB%8B%E4%B8%AD%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E6%A0%A1%E9%95%B7%E4%BC%9A%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%88/