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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

東京都学校ユニオン、2018年11月末都教委糾弾ビラまき

2018年12月01日 | 増田の部屋
 ◆ 都議会、都教委の誤記載を肯定?
   無知・無教養・道徳心の欠如をさらした都議会議員たちは?


皆さま
 おはようございます。増田です。これはBCCでお知らせしています。重複・長文ご容赦を!
 昨日、東京都学校ユニオン恒例、月末都教委糾弾ビラまきを件名の内容で行いました。
 後半に名前を挙げたように、共産党都議さんたちと都議会生活者ネットワークの都議さん以外は「都教委の誤り記述をそのままにしていい」!?と主張するのですから、全く呆れます。
 こんな、ちょっとした文言の完璧な誤りさえ…通常、一か所訂正すると次々訂正が必要になり面倒ですが、この場合は全くそれは無い…訂正できないで「子どもたちに道徳教育の強化を」とか、よ~言うよ!? ですよねぇ・・・
 ま、それ以前に、この都議さんたちって常識があるのか? 普通に善悪の判断力があるのか? と心配になりますが…
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<都教委、『チーム学校』報告書の誤記載「我が国の学校は明治学制発布以来の民主的かつ平等」
の訂正要求を頑迷に拒否、都議会は賛成多数で都教委の誤記載を肯定?>

 ★ 都教委は「過(あやま)ちて改めざる これを過ちという」を実践?
   「過ちて改むるに憚る(はばか)」という道徳心に欠ける組織であることを露呈?

 都教委は2017年2月23日、「学校の働き方改革」の基礎として『東京都におけるチームとしての学校の在り方 検討委員会』報告書(委員は小川正人 放送大学教養学部教授・東大名誉教授ら)を定例会に提出し、委員たちは一人も異議を出しませんでした。
 この報告書は「我が国の学校」が「民主的かつ平等の名の下に」教職員たちが「対等な立場で学校運営に携わる」ことを非とし
 「校長→副校長→主幹教諭→主任教諭→教諭」という上意下達の学校組織作りを是とするものです。
 こんなことで学校は良くなるはずも無く、イジメなど無くなるはずはありません。

 市民たちは、せめて『報告書』記載の歴史事実の誤りだけは訂正せよと都教委に請願を出しました。
 我が国の学校は、明治期の学制発布以来の民主的かつ平等の名の下に、同じ学校の教職員は、管理職も一般教員も…対等な立場で学校運営に携わるべきだという考えにより運営がなされ、そうした運営を当たり前とする学校独自の慣習、いわゆる「学校文化」が根付いていた。(『報告書』P5 太字部分が誤りの箇所)
 「我が国の学校」が、「民主的かつ平等の名の下に」全ての教職員が「対等な立場で学校運営に携わるべきだという考えにより運営がなされ」るようになったのは、天皇主権で無民主主義・無基本的人権の大日本帝国が敗戦した後の「1947年教育基本法制定以来」であることは歴史の常識なので、そう訂正せよ! という請願です。
 ところが都教委は、「この記述は正しい」と主張できなかったのに、都教育委員たちにもはからず、この請願を却下したのです。
 そこで市民たちは都議会に陳情を出し、本年9月18日に文教委員会で審議されました。
 米倉春奈議員(共産党)「複数の専門家に聞くと、学制発布から終戦までの間、学校運営に関わり教育行政の側から、民主的や平等という言葉肯定的に使われたことはない、といいます。都民の指摘を受けているのに、不正確な記述を続ければ、都教委が明治期以来、学校現場は民主的で平等だったと認識していると都民は受け取ったり、誤解してしまう人もいるかもしれません。修正は今からでもすべきです。明治期に『学校運営が民主的かつ平等であるべき』と記述した法律や公的文書はありますか?
 古川浩二教育政策担当部長は、「そういう法律や文書の存在は承知していません」と認めながら、「ご指摘の記述については、明治期以来、学校現場は教員がお互いを専門職として尊重し合う組織風土が根付いていたことを表していると認識しております」として、訂正の要なしと強弁。
 そんな「組織風土が明治期以来、根付いていた」証拠はどこにも示せないし、仮に事実としても、そんなことで「民主的で平等」とは言えません。
 しかし、文教委員会は共産党のみ賛成で否決、10月5日の本会議では裏面のような結果でした。
<◎ 教育史への無知・無教養・道徳心の欠如をさらした都議会議員と
● 知性・教養・道徳心を持つ都議会議員がハッキリした?>

 都教委が「学校の働き方改革」の基礎として作成した『東京都におけるチームとしての学校の在り方 検討委員会』報告書(委員は小川正人 放送大学教養学部教授・東大名誉教授ら)には、「我が国の学校は、明治期の学制発布以来の民主的かつ平等の名の下に」あったなどと、明白に歴史事実に反する誤りがあります(裏面参照)。
 誤りの訂正はイデオロギー・主義主張とは無関係で、その人物の判断力の有無の問題であり、聖人の教え「過ちて改めざる これを過ちという」「過ちては改むるに憚ることなかれ」という道徳心を有しているかどうか、の問題です。
 過ちを訂正するようにという陳情を拒否した都議会議員の資質は?

 ☆ 本年10月5日の都議会本会議で、訂正に賛成し知性・教養・道徳心を有していることを証明した都議会議員
◎共産党(18人)大山とも子・あぜ上三和子・白石たみお・星見てい子・藤田りょうこ・里吉ゆみ・原田あきら・米倉春奈・曽根はじめ・とくとめ道信・とや英津子・斉藤まりこ・和泉なおみ・河野ゆりえ・清水ひで子・池川友一・尾崎あや子・原のり子
◎無所属(都議会生活者ネットワーク)山内れい子
 ★ 本年10月5日の都議会本会議で訂正に反対し無知・無教養・「過ちて改めざる」「過ちを改むるに憚る」ことを証明した都議会議員
●都民ファースト(53人)ひぐちたかあき・西郷あゆ美・入江のぶこ・森口つかさ・増子ひろき・保坂まさひろ・中山ひろゆき・成清梨沙子・白戸太朗・森澤恭子・山内晃・伊藤ゆう・もり愛・栗下善行・福島りえこ・木村基成・龍円あいり・大津ひろ子・荒木ちはる・鳥居こうすけ・あかねがくぼかよ子・本橋ひろたか・たきぐち学・木下ふみこ・平慶翔・村松一希・おじま紘平・後藤なみ・馬場信男・米川大二郎・田の上いくこ・両角みのる・滝田やすひこ・増田一郎・鈴木邦和・山田ひろし・森村隆行・小山くにひこ・藤井あきら・内山真吾・奥澤高広・つじの栄作・佐野いくお・菅原直志・桐山ひとみ・石毛しげる・清水やすこ・斉藤れいな・石川良一・関野たかなり・岡本こうき・尾崎大介・細谷しょうこ
●公明党(23人)古城まさお・加藤雅之・細田いさむ・伊藤こういち・斉藤やすひろ・藤井一・遠藤守・栗林のり子・高倉良生・まつば多美子・長橋桂一・大松あきら・けいの信一・橘正剛・小林健二・うすい浩一・中山信行・のがみ純子・上野和彦・東村邦浩・小磯善彦・谷村孝彦・中嶋義雄
●自民党(23人)菅野弘一・秋田一郎・中屋文孝・川松真一朗・山崎一輝・神林茂・鈴木章浩・三宅茂樹・小松大祐・大場やすのぶ・早坂義弘・小宮あんり・柴崎幹男・高島なおき・舟坂ちかお・宇田川聡史・伊藤しょうこう・清水孝治・吉原修・高橋信博・古賀俊昭・田村利光・三宅正彦
●立憲民主党・民主クラブ(5人)山口拓・西沢けいた・宮瀬英治・藤井とものり・中村ひろし 
●維新・あたらしい・無所属の会(2人)やながせ裕文・おときた駿 

●無所属(かがやけ Tokyo)上田令子


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