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2005年5月7日(土曜日) 苛め
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上司が絶対的な権限を持つと、苛めが横行する。これは日本の風土なのであろうか。
J・R西日本の「日勤教育」なるものが、マスコミを賑わせている。上司、多数で取り囲んで叱責するらしい。そんな時間があるなら、ベテランの運転士の監督のもと運転させればよいではないかと思う。
学校に勤めていたとき、喫煙等での指導で反省文を書かせるというのがあった。「二度と致しません。申し訳ありませんでした」、というような同じ文句を何百回も書かせている場面に出会った。呆れ果てた。これは苛めである。馬鹿げている。
人は生殺与奪の権を握ると、このような苛めとしか思えない馬鹿馬鹿しいことを得意になってするものなのか。
刑務所の実態もぞっとするようなことが多いという。徹底して苛める。挙句、拘束衣を着させて真っ暗な独房に放り込み犬のように飯を食わせる。
人を苛めるのが人間の特性なのか。ヒューマニズムというのも恐ろしいものだ。残虐が次第にエスカレートしていく。
教員の一年間試用期間というのは即刻止めるべきだ。碌でもない管理職に苛め抜かれての悲劇が多発している。
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2005年5月8日(日曜日) 第一巻
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今日はある方に、「神聖喜劇」第一巻をプレゼントした。困った顔をしていた。
人から本を贈られるというのは、私の経験からいっても困ることである。読まなければと思った瞬間から読む気が失せる。不思議なものである。
本との出会いはまことに主体的なものである。偶然から、ふと手に取ったから、いずれにしろ自分の何がしかの行為の結果から生じたものでなければならない。
本屋の本棚、図書館の本棚から自分が引っこ抜いたものでなければならない。人に勧められるのは困るのである。
本屋でも注文したら駄目なのだ。本棚で出会わないといけない。といっても膨大な書籍が一旦或る日並べられてもあっという間に消えていく。注文しないで探すとなると至難である。
大西巨人の「神聖喜劇」は長く絶版であった。今回、文庫本が出た。全五巻、あっという間に第一巻が書棚から消えた。どこの本屋に行っても、第二巻から五巻までが並んでいる。第一巻は買っていくのだが、それを読みきれない。かくして第一巻のみが本屋の書棚から消えうせたのである。並べて売らないで、第一巻のみ大量に売り出せばよかったのに。
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2005年5月9日(月曜日) リベラル
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もう七年ほども前になるか。新卒の教員が職場に舞い込んだ。
年寄りばかりがいるというのは良くない。それぞれの世代がバランスよくいて、自由に会議で意見を戦わせないと学校というところは死滅する。新しい発想と感覚が求められる。
北海道の定時制にいた時、新卒の青年がきた。全日で文化祭をやっているのだから定時制でもやるべしと提言した。やったら大成功であった。バット工場の生徒たちは、色づけ前の白いバットを持って踊った。
その七年前の初々しき美術の教員、社会科の溜まり場に遊びに来た。あれこれ会話が弾んだ。「堀切菖蒲園」の話になった。突如、「堀切しょうべん」とは何かと発声した。菖蒲園と言ったH氏の発音がおかしかったのであろう。聞き流さずにすぐさま疑問を表明する態度は立派である。ついでH氏が、「リベラル」と言った。「リベラルって何?」と質問をぶつけられた。H氏、答えに窮していた。これは難しい質問だ。改めてどう答えればいいのだろう。
リベラル姐さんはその後異動して行ったが、新しい職場でも質問責めにしておられるのであろうか。
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2005年5月10日(火曜日) 盗撮
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今日は堀越事件の公判に行った。社会保険庁の職員の堀越氏が休日に政党の機関紙を配って逮捕、起訴された事件である。
国家公務員法102条には、政治的行為の制限が書かれている。この規定に違反した者は、110条によって3年以下の懲役又は10万円以下の罰金に処せられるという。
政治的行為とは何か。人事院規則、14-7の定義では、政党その他の政治団体の機関紙たる新聞その他の刊行物を発行し、編集し、配布しまたはこれらの行為を援助すること、とある。配布してもいけない。配布を援助しても駄目だという。これじゃ国家公務員は自己の信条の表現の道がない。国家に包摂された者は、権力の走狗として規定される。
日本という国は、個人の自由という観念をあらゆる手段をもって弾圧するファシズム国家である。
休日に何を配布しようと自由である。国家公務員であろうがなかろうが、人としての自由な権利である。これを逮捕するというのだから、呆れ返った出来事である。
逮捕の11ヶ月も前から、尾行し監視し盗撮していた。こんな公安は社会的に有害無益である。法廷は、盗撮上映会であった。
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2005年5月11日(水曜日) 仕事
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認知症とかいう言葉があるらしい。ここのとことみに物忘れが激しい。まいった。
前に会った人でも挨拶されて名前がとんと浮かんでこない。「あのー、どなた様でしたか」、と聞いて変な顔をされる。この前なんか、「おーい、Mよ」、とがなって違っていた。どおりで振り向かないわけだ。
スイカをなくしたのはショックであった。スイカなど購入するかと思っていたが、あれば便利である。仕方なく購入したら紛失した。JRはこの紛失で大儲けであろう。一体全国で何万人がなくしているのであろうか。うまい営業政策だ。
降りる駅で、「なくしました」、と言ったら、「何処から乗車ですか」、と聞かれた。正直に言ったら800円ほど払う羽目になった。隣りの駅から乗車したと言えばよかった。二重払いである。
都庁でなくし物をした。係りの部屋に行った。警備室であった。広い部屋に多くのテレビ受像機が設置されていた。監視員がそれを見ている。なるほど、かく警備しているのかと驚いた。一日中、モニターテレビを見ている仕事は辛いだろう。交替で見るのだろうが、きつい仕事だと妙な感慨を得た。
2005年5月7日(土曜日) 苛め
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上司が絶対的な権限を持つと、苛めが横行する。これは日本の風土なのであろうか。
J・R西日本の「日勤教育」なるものが、マスコミを賑わせている。上司、多数で取り囲んで叱責するらしい。そんな時間があるなら、ベテランの運転士の監督のもと運転させればよいではないかと思う。
学校に勤めていたとき、喫煙等での指導で反省文を書かせるというのがあった。「二度と致しません。申し訳ありませんでした」、というような同じ文句を何百回も書かせている場面に出会った。呆れ果てた。これは苛めである。馬鹿げている。
人は生殺与奪の権を握ると、このような苛めとしか思えない馬鹿馬鹿しいことを得意になってするものなのか。
刑務所の実態もぞっとするようなことが多いという。徹底して苛める。挙句、拘束衣を着させて真っ暗な独房に放り込み犬のように飯を食わせる。
人を苛めるのが人間の特性なのか。ヒューマニズムというのも恐ろしいものだ。残虐が次第にエスカレートしていく。
教員の一年間試用期間というのは即刻止めるべきだ。碌でもない管理職に苛め抜かれての悲劇が多発している。
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2005年5月8日(日曜日) 第一巻
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今日はある方に、「神聖喜劇」第一巻をプレゼントした。困った顔をしていた。
人から本を贈られるというのは、私の経験からいっても困ることである。読まなければと思った瞬間から読む気が失せる。不思議なものである。
本との出会いはまことに主体的なものである。偶然から、ふと手に取ったから、いずれにしろ自分の何がしかの行為の結果から生じたものでなければならない。
本屋の本棚、図書館の本棚から自分が引っこ抜いたものでなければならない。人に勧められるのは困るのである。
本屋でも注文したら駄目なのだ。本棚で出会わないといけない。といっても膨大な書籍が一旦或る日並べられてもあっという間に消えていく。注文しないで探すとなると至難である。
大西巨人の「神聖喜劇」は長く絶版であった。今回、文庫本が出た。全五巻、あっという間に第一巻が書棚から消えた。どこの本屋に行っても、第二巻から五巻までが並んでいる。第一巻は買っていくのだが、それを読みきれない。かくして第一巻のみが本屋の書棚から消えうせたのである。並べて売らないで、第一巻のみ大量に売り出せばよかったのに。
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2005年5月9日(月曜日) リベラル
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もう七年ほども前になるか。新卒の教員が職場に舞い込んだ。
年寄りばかりがいるというのは良くない。それぞれの世代がバランスよくいて、自由に会議で意見を戦わせないと学校というところは死滅する。新しい発想と感覚が求められる。
北海道の定時制にいた時、新卒の青年がきた。全日で文化祭をやっているのだから定時制でもやるべしと提言した。やったら大成功であった。バット工場の生徒たちは、色づけ前の白いバットを持って踊った。
その七年前の初々しき美術の教員、社会科の溜まり場に遊びに来た。あれこれ会話が弾んだ。「堀切菖蒲園」の話になった。突如、「堀切しょうべん」とは何かと発声した。菖蒲園と言ったH氏の発音がおかしかったのであろう。聞き流さずにすぐさま疑問を表明する態度は立派である。ついでH氏が、「リベラル」と言った。「リベラルって何?」と質問をぶつけられた。H氏、答えに窮していた。これは難しい質問だ。改めてどう答えればいいのだろう。
リベラル姐さんはその後異動して行ったが、新しい職場でも質問責めにしておられるのであろうか。
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2005年5月10日(火曜日) 盗撮
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今日は堀越事件の公判に行った。社会保険庁の職員の堀越氏が休日に政党の機関紙を配って逮捕、起訴された事件である。
国家公務員法102条には、政治的行為の制限が書かれている。この規定に違反した者は、110条によって3年以下の懲役又は10万円以下の罰金に処せられるという。
政治的行為とは何か。人事院規則、14-7の定義では、政党その他の政治団体の機関紙たる新聞その他の刊行物を発行し、編集し、配布しまたはこれらの行為を援助すること、とある。配布してもいけない。配布を援助しても駄目だという。これじゃ国家公務員は自己の信条の表現の道がない。国家に包摂された者は、権力の走狗として規定される。
日本という国は、個人の自由という観念をあらゆる手段をもって弾圧するファシズム国家である。
休日に何を配布しようと自由である。国家公務員であろうがなかろうが、人としての自由な権利である。これを逮捕するというのだから、呆れ返った出来事である。
逮捕の11ヶ月も前から、尾行し監視し盗撮していた。こんな公安は社会的に有害無益である。法廷は、盗撮上映会であった。
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2005年5月11日(水曜日) 仕事
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認知症とかいう言葉があるらしい。ここのとことみに物忘れが激しい。まいった。
前に会った人でも挨拶されて名前がとんと浮かんでこない。「あのー、どなた様でしたか」、と聞いて変な顔をされる。この前なんか、「おーい、Mよ」、とがなって違っていた。どおりで振り向かないわけだ。
スイカをなくしたのはショックであった。スイカなど購入するかと思っていたが、あれば便利である。仕方なく購入したら紛失した。JRはこの紛失で大儲けであろう。一体全国で何万人がなくしているのであろうか。うまい営業政策だ。
降りる駅で、「なくしました」、と言ったら、「何処から乗車ですか」、と聞かれた。正直に言ったら800円ほど払う羽目になった。隣りの駅から乗車したと言えばよかった。二重払いである。
都庁でなくし物をした。係りの部屋に行った。警備室であった。広い部屋に多くのテレビ受像機が設置されていた。監視員がそれを見ている。なるほど、かく警備しているのかと驚いた。一日中、モニターテレビを見ている仕事は辛いだろう。交替で見るのだろうが、きつい仕事だと妙な感慨を得た。
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