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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

条件付教員免職処分取消訴訟第3回法廷報告

2019年03月21日 | 暴走する都教委
 ※ 第4回口頭弁論期日 5月23日(木)午後1時15分~ 東京地裁527号法廷
  =免職処分取消訴訟支援者の会=
◎ 第 三 回 報 告
2019年3月20日(水)

 3月18日(月)13時15分から、免職処分取消請求事件の第三回口頭弁論期日が東京地裁527号法廷で開かれました。法廷では、原告・代理人を含め32名の傍聴支援をいただきました。傍聴いただいた皆様、ありがとうございました。
 前回期日では、被告東京都が43点もの不適切事案のオンパレードの、被告準備書面(1)が裁判所に提出されました。
 前回の期日から、二か月。その間、原告・代理人とで、被告が出してきた不適切事案を一つずつ確認し、反論のために何度も議論を重ねてきました。そして、連日の議論もあり、七十五ページに及ぶ原告第一準備書面を準備できました。
 腐った法曹界。しかし、今期日では、裁判長の春名茂判事が、かなりの時間を割いて双方の書面の内容について質問していました。原告第一準備書面をよく読みこんでいる印象でした
 また、被告に対し、四十三の項目について免職処分の決定打となる事実を立証するつもりなのか、D評価を下した決定的に不適格な点があるのか、等を質問していました。被告代理人は、即答せず検討して書面で回答するとのことでした。
 その後の報告集会では、原告代理人から、被告が挙げた四十三もの事案はどれも些細なことばかりで決定的なものは見当たらないこと、次回の期日でおそらく被告が反論してくるであろう四つの免職理由についての説明と解説がありました。
 原告からは、傍聴への感謝と引き続き支援・カンパ・署名の呼びかけ等がありました。
 ☆ 原告本人より

 第三回口頭弁論期日もたくさんの方に傍聴をしていただきました。ご支援、応援をいつもありがとうございます。
 今回の期日で印象的だったのは、春名裁判長が、原告が準備した書面についで質問してきたこと、被告へも四十三の列挙した事案についての立証を求める場面が見られたことです。事実を一つずつ把握しようとする様子があり、原告の第一準備書面をよく読んでいると感じられました。日本の裁判所、特に東京の裁判所の裁判官は行政寄りの考えが多いと聞いています。弱者の立場に理解を示し、公正な判断をしていただきたいと思っています。支援者の皆様、これからも引き続き応援をどうぞよろしくお願い致します。
 ☆ 原告代理人より解説及び今後に向けて

 今回は、前回期日で提出された被告準備書面(1)に対する反論を提出しました。被告側の主張は、43項目に及ぶものであり、分量としては多いものといえますが、どれをとっても免職を正当化するような内容ではありません。裁判長が被告代理人に対して、決定打となるような事実の有無を尋ねたのも、同様の認識に基づくものではないかと思います。
 また、今回は、被告側の主張に対する反論にとどまらず、「D」評価の意義や評価基準、自己申告における中間申告の重要性等に関する主張も提出しました。
 次回期日においては、被告側から、その主張の裏付けとなる証拠が提出される見込みです。客観的な証拠がどの程度提出されるのか、引き続き注視していきたいと思います。
 ※ 第四回口頭弁論期日は五月二十三日(木)午後一時十五分から東京地裁五二七号法廷で行われます。
 予定を入れていただいて、是非傍聴支援をお願い致します。

 ※ 問い合わせ先 吉峯総合法律事務所
           電話 03‐5275‐6676

・・・増刷して職場の皆様、特に若手教員の皆様にお配りください。


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