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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

処分撤回を求めて(274)

2013年09月07日 | 日の丸・君が代関連ニュース
東京・全国の仲間の皆さんへ。
(転送・転載歓迎。重複はご容赦を。一部報道関係者にも送信)
被処分者の会・東京「君が代」裁判原告団の近藤です。

 ◎ 東京「君が代」裁判二次訴訟最高裁判決/9・9都教委要請行動へ!

 本日、最高裁には、原告・支援者ら120名ほどが集まり、傍聴抽選の倍率は3倍になり、中に入れない人も多数出ました。抽選に外れた人も含めて大勢の人が、判決の「旗出し」、報告集会など4時間にわたる行動を共にしていただき、心より御礼申し上げます!
 ◆ 職務命令は「違憲ではない」 1・16最高裁判決の枠組みを踏襲
   減給・停職処分は取消

 本日9月9日、東京「君が代」裁判二次訴訟(上告人62名)の最高裁判決がありました。最高裁第2小法廷(鬼丸かおる裁判長)は、10・23通達(2003年)とそれに基づく校長の職務命令が、違憲違法であり、戒告処分の取消を求めた一審原告らの上告を棄却しました。
 <主文> 本件上告を棄却する。
       上告費用は上告人らの負担とする。


 なお、最高裁が都側・原告側双方の上告受理申立を不受理としたことで、「裁量権の範囲を超え、違法」として22件(減給処分21件、停職処分1件)・21名の処分のを取り消した東京高裁判決(2012年10月)は既に確定しています。
 <旗出しの文言>
  一部勝訴、22件の処分を取り消し、
  減給処分は違法、停職処分は違法


 昨年1月16日の最高裁判決を踏襲して、10・23通達とそれに基づく校長の職務命令が、「憲法19条に違反するものでない」とし、戒告処分を容認したのは、極めて不当です。
 なお、今回の判決で注目されていた裁判官の個別意見では、鬼丸かおる裁判官が新たに評価に値する補足意見を述べており、救われる思いです。
 鬼丸かおる裁判官は補足意見において,「個人の思想及び良心の自由は憲法19条の保障するところであるから、その命令の不服従が国旗国歌に関する個人の歴史観や世界観に基づき真摯になされている場合には、命令不服従に対する不利益処分は、慎重な衡量的配慮が求められるというべきである」として,「当該不利益処分を課することが裁量権の濫用あるいは逸脱となることもあり得る」と判断している。これは,戒告処分であっても「裁量権の逸脱濫用」として取り消される場合があることを示唆したものである。
 また,同裁判官は、都教委に対し「謙抑的な対応が教育現場における状況の改善に資するものというべき」とも述べており,これは,教育行政による硬直的な処分に対して反省と改善を求めたものというべきである。(原告団・弁護団声明より)
 ◆ これまでの支援に感謝します。勝利するまで闘いを継続します。
 これまで、私たちは、全力を挙げて最高裁要請署名、要請行動に取り組んできました。3回の最高裁要請行動(毎回30~40名参加)を実施し、私たちの思いを最高裁に伝えて来ました。その真摯な思いが鬼丸裁判官の補足意見に反映したとすれば、嬉しいのですが・・・
 なお、最高裁要請署名は、短期間で個人署名10,530筆、団体署名197筆を集めることができました(9月5日最終第4次分提出)。1筆1筆に民主主義・人権を守らねばとの市民の願いが込められています。ご協力に感謝しています。
 さて、闘いはこれで終わったわけではありません。東京「君が代」裁判三次訴訟(原告50名)、「授業してたのに処分事件」(再発防止研修未受講事件 原告1名)は東京地裁に係属しており、東京都人事委員会審理(22件・請求人17名)も闘われています。
 私たちは、最高裁裁判官の反対意見、補足意見が生かされ、やがて最高裁全体の多数意見となり、違憲判断と全ての処分の取消が実現する日まで着実に闘い続けます。これからも絶大なるご支援をお願いいたします。
 ◆ 最高裁判決を受けて 9・9都教委要請行動に参加を!
 本日の最高裁判決を受けて都教委要請を行います。「違法」な減給・停職処分を行った都教委の責任を徹底的に追及し、謝罪を求めます。最高裁判決の都教委による歪曲・無視を許さず、都教育委員会へ請願書を提出します。
 9月9日(月)都教委要請行動
  *報道関係者の取材歓迎!
  15時45分都庁第2庁舎1Fロビー集合
  16時~要請(同庁舎10F203会議室)

  *予備日 9月10日(火)急に9日が中止になった場合に備えて

 ◆<緊急>残る2名の再発防止研修抗議・該当者支援行動へ!「イジメ研修」をやめろ!
 都教委は、3月卒業式・4月入学式処分された教職員を対象に2回目の「服務事故再発防止研修」を発令し、これまで卒業式処分者3名、入学式処分者2名の「研修」を強行しました。
 9月に残る入学式処分者2名に対象の「研修」が行われようとしています。
 「思想及び良心の自由」に従って行動した教職員に「反省・転向」を強要する「違憲・違法」な「弾圧・イジメ」の研修に抗議する現地行動に参加しましょう。被処分者の会が呼びかける抗議・支援行動へ来て下さい。
 ★再発防止研修(2回目)抗議行動と当日の時程★ 
  9月10日(火)
 YMさん(都立O高校)
  9月17日(火) TNさん(I特別支援学校)
 場所:都教職員研修センター前
 (JR水道橋東口、都営水道橋、都立工芸高校隣)
 時間:9時集合・行動開始→この時間に来てください。
    9時20分該当者(受講者)入場、激励行動
    11時30分頃(予定)研修終了後、該当者激励行動 
 *呼びかけ:被処分者の会


 <いずれの日も同じ場所・時間です。>

被処分者の会HP <速報>9・6最高裁判決全文、声明文掲載。
10・19集会チラシ、判決文、各種声明文、行動予定、資料等入手可能。
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「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会
東京「日の丸・君が代」処分取消訴訟原告団
事務局長 近藤 徹
携帯:090-5327-8318
e-mail:qq947sh9@vanilla.ocn.ne.jp
事務所:〒160-0008 新宿区三栄町6 小椋ビル401号
被処分者の会HP↓(9月6日更新。下の青のアドレスをクリック・アクセス可)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~hishobunshanokai/
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