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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

原発も辺野古新基地も地元は望んでいない、環境汚染・自然破壊は止めてくれ

2021年12月02日 | 平和憲法
 ◆ 辺野古と原発の不承認 (東京新聞【本音のコラム】)
鎌田 慧(かまたさとし・ルポライター)

 先週金曜日の国会周辺はにぎやかだった。
 わたしたちがやっている「原発いらない金曜行動」のために、議員会館通りを行くと顔なじみのひとたちが横に並んでいる。
 こちらは玉城デニー沖縄県知事の辺野古工事「不承認」を支持する集会。
 こっちの集会も気になるのだが「ぼくはあっち」と首相官邸を指さすうなずと、頷いてくれる。
 フランスのマクロン大統領のように、「気候危機」を口実にして、原発建設を再開しようという不届きものがいる。日本でもその議論に乗る推進派がでてきた。
 脱原発と脱炭素の運動とを、若い人たちと仲良くやって、地球の未来を救う運動を目指そうと話すつもりだった。
 その日の玉城デニー知事支援の集会にはでられなかったが、わたしは知事選の取材で石垣島に行き、就任当日も知事室でお会いしている。快活率直な人物で好感がある。
 十九歳のお嬢さんが妊娠した、と聞いた時は驚いたが、新しいいのちが生まれると喜んだ、と語ったのが印象的だった。
 米軍の大量殺人のために、沖縄に新基地を建設する。
 静かな大浦湾にいくつもの山を削った大量の土砂が投入され、キャンプ・シュワブの北側が百十一ヘクタールも埋めたてられる。
 水深九〇メートルの海底の軟弱地盤へ、七万本以上の砂杭(くい)を打ち込む海殺し
 誰もできるとは思っていない。実際にもできやしない。自然破壊はやめろ。(ルポライター)
『東京新聞』(2021年11月30日【本音のコラム】)

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