◆ 大分市教育長ら減給処分、合否の事前連絡依頼で
大分市教育委員会は12日、臨時会を開き、大分県の2008年度教員採用試験で、県教委幹部に受験者の合否を事前連絡するよう依頼した大分市教委の足立一馬教育長(61)を減給3か月(10分の1)、豊田正孝学校教育部長(59)を同2か月(同)の懲戒処分とした。豊田部長は、市教委に虚偽報告をしたとして次長級の教育総務部参事に降格した。
足立教育長は、高校教諭時代の教え子ら十数人の名前を書いたメモを県教委の教育審議監2人に渡し、合格発表前後に連絡を受けた。06、07年度試験でも、それぞれ十数人分の事前連絡を頼んだ。
豊田部長は、大分合同新聞社(本社・大分市)事業局の元事業部長の働きかけを受け、小学校教員採用試験を受けた元事業部長の長女の合否を事前連絡するよう県教委幹部に依頼。合格発表前日、元事業部長に伝えた。長女は合格し、元事業部長から歳暮を受け取っていた。
豊田部長は、市教委が7月25日に行った事情聴取に「自分の一存で行った」と説明したが、今月7日、「本当のことを言う勇気がなかった」と訂正した。
また、06年度高校教員採用試験に合格した自分の長男の合否について当時の県教委義務教育課長に事前連絡を頼んだことも明らかにした。
(2008年8月12日 読売新聞)
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20080812-OYS1T00437.htm
◆ 大分教員試験1次合格者397人を発表、事前通知要請はゼロ
大分県教委は14日、2009年度教員採用1次試験の合格者を発表した。県教委のホームページや県庁の掲示板で番号を公表し、全受験者へ郵送した合否通知には、「公正・公平・透明性が求められる採用試験の不祥事に対し、どれだけの憤りや不安を感じておられることか。重ねて、おわび申し上げます」との小矢(こや)文則教育長名の謝罪文を同封した。
県教委は一連の汚職事件を受け、採点から成績一覧表の作成まで、事務作業の大半を県人事委員会に委託するなど大幅な見直しを実施した。これまで横行していた県議らからの合否の事前通知の要請は、今回はないという。
1次試験は、全受験者1704人に対し、合格者は397人(採用予定者127人)。内訳は、小学校137人(受験者462人、採用予定者45人)、中学校111人(同466人、同36人)、高校90人(同548人、同25人)など。
◇
2次試験の面接について、これまで面接官を派遣してきた大分経済同友会が派遣の見送りを県教委に伝えていたことが分かった。一連の汚職事件を受け、会員から「面接結果をないがしろにされた」などと批判の声が上がったためという。
(2008年8月14日 読売新聞)
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news-spe/20080707-3238817/news/20080814-OYS1T00459.htm
大分市教育委員会は12日、臨時会を開き、大分県の2008年度教員採用試験で、県教委幹部に受験者の合否を事前連絡するよう依頼した大分市教委の足立一馬教育長(61)を減給3か月(10分の1)、豊田正孝学校教育部長(59)を同2か月(同)の懲戒処分とした。豊田部長は、市教委に虚偽報告をしたとして次長級の教育総務部参事に降格した。
足立教育長は、高校教諭時代の教え子ら十数人の名前を書いたメモを県教委の教育審議監2人に渡し、合格発表前後に連絡を受けた。06、07年度試験でも、それぞれ十数人分の事前連絡を頼んだ。
豊田部長は、大分合同新聞社(本社・大分市)事業局の元事業部長の働きかけを受け、小学校教員採用試験を受けた元事業部長の長女の合否を事前連絡するよう県教委幹部に依頼。合格発表前日、元事業部長に伝えた。長女は合格し、元事業部長から歳暮を受け取っていた。
豊田部長は、市教委が7月25日に行った事情聴取に「自分の一存で行った」と説明したが、今月7日、「本当のことを言う勇気がなかった」と訂正した。
また、06年度高校教員採用試験に合格した自分の長男の合否について当時の県教委義務教育課長に事前連絡を頼んだことも明らかにした。
(2008年8月12日 読売新聞)
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20080812-OYS1T00437.htm
◆ 大分教員試験1次合格者397人を発表、事前通知要請はゼロ
大分県教委は14日、2009年度教員採用1次試験の合格者を発表した。県教委のホームページや県庁の掲示板で番号を公表し、全受験者へ郵送した合否通知には、「公正・公平・透明性が求められる採用試験の不祥事に対し、どれだけの憤りや不安を感じておられることか。重ねて、おわび申し上げます」との小矢(こや)文則教育長名の謝罪文を同封した。
県教委は一連の汚職事件を受け、採点から成績一覧表の作成まで、事務作業の大半を県人事委員会に委託するなど大幅な見直しを実施した。これまで横行していた県議らからの合否の事前通知の要請は、今回はないという。
1次試験は、全受験者1704人に対し、合格者は397人(採用予定者127人)。内訳は、小学校137人(受験者462人、採用予定者45人)、中学校111人(同466人、同36人)、高校90人(同548人、同25人)など。
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2次試験の面接について、これまで面接官を派遣してきた大分経済同友会が派遣の見送りを県教委に伝えていたことが分かった。一連の汚職事件を受け、会員から「面接結果をないがしろにされた」などと批判の声が上がったためという。
(2008年8月14日 読売新聞)
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news-spe/20080707-3238817/news/20080814-OYS1T00459.htm
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