パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

【判決文検分14】

2008年06月30日 | 板橋高校卒業式
 「板橋高校『君が代』刑事弾圧裁判」最高裁勝利に向けて
 ☆★☆ 君が代強制に刑事罰!!不当判決抗議集会 ☆★☆
  7月4日(金)
18:00~  グリーンホール701
  (東上線大山駅、三田線板橋区役所前駅)
  ★鎌田慧さんのお話し、★弁護団の解説、☆「判決文全文」を資料として配付!



「津別峠の夜明」 《撮影:佐久間市太郎(北海道白糠定、札幌南定、数学科教員)》

 ◎ ICレコーダーなるもの!

 都教育庁、指導主事・鯨岡は都立高校の卒業式の監視の任を帯び、服に録音機を忍ばせて、密かに録音する。
 このICレコーダーには、都立杉並高校の卒業式もまた録音されている。
 これは、「盗聴」ではないのか。

 「盗聴」した物を、警視庁公安二課に差し出す。
 いつから教育庁の指導主事は、公安の手先と化したのか。

 このICレコーダーは編集が自在である。
 音声を大きくしたり小さくしたり、カットしたり入れ替えたり何でも出来る。
 そしてまた、デジタル録音においてはその編集の顛末を証明することは至難である。

 そうであるなら、判決が、
 「・・・被告人が威力を用いたことは、ICレコーダーの録音内容から明らかであり・・・」(p、42)、
 「・・・会場内が、ICレコーダーの録音内容から明らかのような喧騒状態に陥っているのであるから・・・」(p、46)

 などと、ICレコーダーの録音に依拠して刑事被告人を断罪することは、極めて危険かつ愚かなことである。
 「喧騒状態」というなら、被告人と教頭の問答を面白がって、多くの在校生らが笑っている音声を編集の過程で削除すべきであろう。

 検事・石嶋は、ICレコーダーが編集されていない例証として、法廷で次のように述べた。
 「『出来ましたら着席お願いします』の直後に『触るんじゃない』とあるのは、TBSの報道特集と一致しているではないか」と。

 これはまさに冷笑されるに値する発言である。
 言うまでもなく、テレビのニュース映像は、素材を切り刻んでつなげ、かつその上に音声を載せる
 一致するということは、ICレコーダーを報道特集の編集に合わせて偽造編集したことの証明でしかない。

 「切り刻んでつなげるにしても、時間的に前の部分を、後に持ってくるのはまずいんじゃないの」と、被告人が報道特集を見て、担当者に電話した一件が思い出される。
 鯨岡、佐々木、後藤らの入場のあとに、被告人が会場に入る場面が放映されたからである。
 「すみません、あそこは間違えました」と、担当者は謝った。
 つなげ方も、いい加減なものである。
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