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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

近藤順一の〈中国通信1043〉

2016年11月26日 | ノンジャンル
皆様へ、
 日中友好と教育の自由のために〈中国通信1043〉を送ります。重複お許しください。ご意見ご批判をお願いします。転送OK。
 *記事の中国語原文については大幅に(略)しています。全文を読みたい方はご連絡ください。
 ◆ フィリピン漁民がスカボロー礁海域に来たことと仲裁は無関係
   2016-10-31  ?球?? 原文:環球時報(日本語訳の簡約:近藤)


 フィリピン政府筋によると、フィリピン漁民がスカボロー礁海域で操業しているのを中国側は取り締まりに出ていない、これは中国・フィリピン関係の改善への転換を示している。
 中国側は、これと管轄権は関係ないと強調している。フィリピン政府筋は、南シナ海仲裁を提起せず、双方はフィリピン漁民が復帰した事実だけを認めた。
 ところが、アメリカ国務院は感情的に叫んで、これが臨時的措置ではなく“南シナ海仲裁裁定による合意の結果である。”との希望的表明をしている。
 西側メディアはこれは改善ではなく紛争の妥協であると描いている。

 中国・フィリピン双方は紛争を棚上げし、北京・マニラのこの立場は明確である。ドウテルテが、アメリカの盟友・日本を訪問するのが証明であるが、両国関係の重大な変化の開始である。
 しかし、米日はこの1.2週間、何度も仲裁裁定を繰り返しているがフィリピンの政府官僚の口は堅く、これは“皇帝は宦官を急がせない”であり、マニラと北京は実務的な方法で問題を解決し双方は仲裁を横に置いたのだが、米日の表現は“天が落ちた。”ようである。
 アキノ3世が仲裁を発動し、米日が大いに支持したが、現在フィリピンは何の提起もしていない。
 南シナ海は平穏で、米日は“かまどから薪を引く”と言う緊張緩和に失望を示している。彼らは仲裁は南シナ海の平和よりも大切だとして、中国・フィリピンの関係改善は面白くない、なぜなら彼らの必要とするものは別のものだから。
 現在の局面は滑稽で、中国が裁定は紙屑だとし、フィリピンは沈黙している。

 関係のない米日が仲裁を叫び、お芝居は終了し役者はその場を離れ、観客も去ったのに、楽団が演奏を続け芝居の継続を謀っている。
 フィリピン漁民がスカボロー礁海域に戻り操業しているのは両国の友好協力の結果であり、双方の交渉が生み出した配慮であり、南シナ海仲裁とは何の関係もない。
 もし、ドウテルテの訪中による新たな関係がなければこの1幕は起こりえなかった。これで、フィリピン漁民が一定の利益を得たことは、はっきりしている。彼らはドウテルテ及び中国に感謝している。決して“南シナ海仲裁裁判所”にではない。
 世界のメディアは後に報道した。多くの中国公船がスカボロー礁海域に停泊していたが、それは何を意味するかはっきりしている。
 中国・フィリピン関係は、決定的に好転し、この変化は南シナ海情勢にさらに強力な修正力を提供している。
 米日がもしこの変化に従うならば、彼らの南シナ海外交は楽になるだろう。
 もし、彼らがこの変化を阻止するなら彼らは労多くして功少なしで、疲れ果てて死に至る平和の破壊者となるだろう。
 編集責任:??
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 ◆ 「日の丸」と国連旗 出発準備完了報告 (卒業式か、入学式か、憲法違反!)
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 ◆ 辺見庸《日米同盟で米国に盲従する偽平和》
   (『わたしの<平和と戦争>』)

 「今、アメリカという没落しつつある国家が、無意識のうちに、潜在的に、強く期待しているのは何だと思いますか、やはり戦争でしょう。日本も、そのことをうすうす気がついていると思います。・・平和憲法があっても、自衛隊を海外に出しているじゃないですか。」
 *すでに南スーダン派遣施設隊(第11次要員)は、出発準備完了し「駆け付け警護」「宿営地の共同防護」のために武器使用可能な自衛隊先発隊はジュバに到着している。(近藤)
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