★ <若者を再び戦場に送るな!(3)世界大戦への動き急>
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・「戦争をさせない杉並1000人委員会」・「杉並コモンズ」の渡部です。
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ご存じの方も多いかもしれませんが、フリー・テレビディレクターの楠 佳那子氏は、2024年の1月25日、<「第3次世界大戦」が現実味? ロシアとの「全面戦争」に備え始めたドイツ米国では「内戦」、台湾では中国との軍事衝突に備え「民兵」養成の動き>として次のようなことを書いてる。
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ドイツの大衆紙ビルトは1月16日、ドイツ連邦軍が早ければ2025年にもロシアと北大西洋条約機構(NATO)との間で武力紛争が起きることを想定し、準備を進めていると独占で報じた。・・・・
欧米の主要メディアもビルトの報道を追随。各紙のまとめによると、ドイツの想定ではロシアがまず、隣国ベラルーシ、およびロシア最西端であり飛び地のカリーニングラードで兵士を増員。
この脅威に対してNATOが東欧に派兵し、地域の緊張がより高まるという。
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ドイツはさらに、次のようなシナリオを想定しているという。
ロシアは2月に20万に及ぶ新兵を動員し、6月までにウクライナとの戦線で大幅に前進。
その後、7月にはバルト3国にハイブリッド戦を仕掛け、サイバー攻撃によって、地域のロシア語を主とする少数派が不当に標的になっているとの偽情報を流す。
そのことによる暴力的な行為が横行し、同地域でのロシアの介入を正当化させる。
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その後事態は、そのように進みつつある。
NATO諸国はこの間急速に軍備を拡大し、ドイツ、イギリス、フランス、ノルウェーなどでは徴兵制の拡大や復活が行われつつある。
また、これまでウクライナ戦争が拡大することをおそれ、ウクライナへの出兵や、援助した武器でのロシア領内への武器使用を制限してきたアメリカを含むNATO諸国はその制限解除に動き出した。
こうなるとウクライナ戦争は、代理戦争ではなくNATO対ロシアの戦争となる。
一方東アジアでも、中国包囲の東アジア版NATOに等しいクアッドなどの軍事同盟が結ばれ、盛んに軍拡と合同軍事演習が行われている。
そして言葉の上では「一つの中国」を認めながら、アメリカは台湾に軍事援助をし合同演習まで行っている。
そして、日本も「一つの中国」を認めながら、頼総統の就任式には超党派の国会議員が参加し、アメリカと一緒になって「台湾有事」を煽りたてている。これは露骨な内政干渉と言ってもいい。
しかも、この6月7日~18日の米軍最大規模の演習に自衛隊が初参加するという。
当然東アジアにおける軍事的緊張は高まる。
こうして、東アジアでも第三次世界大戦への動きが急である。
そうした中、7月7日には都知事選があるが、それに今回、元航空幕僚長の田母神俊雄氏(75)が出馬することになった。
田母神氏はこの都知事選を「台湾有事」と「軍拡と改憲」を訴えるチャンスと考えているのだろう。東京在住の自衛官はどのくらいいるか分らないが、それらの自衛隊員や家族の票を期待しているのだろう。
岸田政権下で急ピッチで進む軍拡・戦争準備・改憲を前進させるための出馬としか考えられない。
改憲で自衛隊が明記されるようになれば、あるいは改憲されなくても「有事」が起きれば、自衛隊員は定員割れしているので、日本でも徴兵制の論議がすぐに持ち上がることになるだろう。
では、なぜ世界大戦が起きるようになるのか。
それは資本主義による貧富の差の拡大と、それによる相対的過剰生産、その結果起きる熾烈な市場・資源争い、が大きな原因である。
過剰生産を無くすためには、それを破壊しなければならない。
だから、工場や建築物、生産物を破壊する。(それが恐慌である)
そして最大の生産力は労働力だから、働くものを殺し合わせて破壊するということになる。
だれが犠牲になり、だれが儲かるかはお分かりだろう。
すでに世界中で軍需産業の株は値上がりしている。
第一次大戦で戦場に送られたドイツの若者たちを描いた小説にレマルクの『西部戦線異状なし』がある。
それと同じようなことが現在また展開されようとしているのである。
世界中の若者を三たびの世界大戦に送らせてはならない。
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