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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

自衛隊の準機関紙でも、隠しきれない稲田大臣の失態の数々

2017年08月20日 | 平和憲法
  =立川テント村通信=
 ▼ 朝雲レポート(6/1~7/27号)


 ★五年四ヵ月に及んだ「南スーダンPKO撤収完了」がトップ。五月三〇日には隊旗返還式が防衛省で行われ、安倍が訓示。「自衛隊の規律正しさ、正確さ、勤勉さは日本人の評価を大いに高めた」と述べた。一方で、二〇一六年十一月に第十一次隊として派遣された隊員が今年四月に帰国し、自殺したことには何も触れられていない(六月一日号)。
 ★六月八日号のトップは・シンガポールで開かれた「アジア安全保障会議」で稲田大臣が北朝鮮のミサイル、中国の海洋進出を念頭に「いまこそ秩序を守るために団結すべき時だ」などと呼びかけた記事。マティス米国防長官と握手する写真まで掲載されているが、その会議で同席した仏豪防衛相を前に「皆女性で、何より重要なのは皆グッドルッキング」などと発言し、物議を醸したことには、やはり何も触れていない。
 ★国内外のニュースコラム「時の焦点」。情けは人のためならずというタイトルで植田高直(政治評論家)。南スーダンPKOについて、アフリカとの関係が強化され「日本の国連常任理事国入りなど、日本が支援を求める時に、恩に感じて助けてくれるかもしれない」。情けにしては、あまりにも露骨過ぎないか(六/八)。
 ★都議選で敗北した自民党に。「稲田朋美防衛相の発言も痛かった」七/六号・植田高直。「内閣改造より」「内面の問題に向き合え」。七/一三号・東雲次郎(政治評論家)。ともにお灸をすえる内容。この程度じゃ安倍には聞こえないそ!
 ★隊員や関係者の手記が載る最終面の「みんなのページ」。「ラッパで新人王獲得」という見出しの一陸士。「なぜ私がラッパ特技を取得しようと思ったかと言いますと、純粋に『ラッパを吹きたい』という衝動に駆られたからです」。「連隊ラッパ新人王決定戦」では決勝でライバルと争い、僅差で優勝できたという。いうんな大会があるものだ(六/一五)。
 ★女性自衛官の職域緩和で連隊初の普通科中隊に。稲田大臣の配置制限を緩和するという発表をテレビで見て、中隊長の下に走った。「その扉は、稲田大臣の発表によって開かれたのです」。現在は、念願かない、滝ヶ原の普通科教導連隊第二中隊に配属。今後は、なんとレンジャー訓練にも挑戦したいそうだ。この世で数少ない稲田に助けられた人物かもしれない(七/一三)。
 ★F35関連で「国内生産初号機お披露目」(六・一五)「初飛行に成功」(六/二二)。四号機までは米国産のものを取得済みで、五号機が三菱重工小牧南工場で組み立てられた国内生産初号機となる。初飛行では名古屋、岐阜を往復。一機一四六億円と言われるが、あと三八機も購入する予定」
 ★「朝雲寸言」。「今上陛下に対し『もう無理をせず余生を楽しんでいただきたい』という“国民の総意”が、特例法の制定を後押しした」「皇室はまさしく世界的遺産、大切にしたい」。勝手に総意にするな!(六/一五)。外国人の「不法残留者が国内に潜んでいる」。自衛隊も「他省庁の仕事」とせず入管や税関と「連携を深めてほしい」。だったら、米軍の出入国こそ自衛隊が管理しろ!(七/二〇)
 ★六月二九日号トップは「パリ航空ショーに海自P1哨戒機」。マクロン大統領がP1を視察し「同機の性能を高く評価」。若宮防衛副大臣は「日本の総力を挙げて開発した機体の素晴らしさを紹介」したという。しかし、このショーに向かう途中、ジブチの自衛隊基地で、二機の内一機にトラブルが発生。ショーには一機しか参加できなかったことには、やはり何も触れていない。
 ★五月十一日~一七日まで、初の日仏英米四力国共同訓練。佐世保から仏の強襲揚陸一艦に西普連四〇名が乗り込み、グアム島とテニアン島で、着上陸訓練や英軍ヘリでのヘリポーン作戦を行った。
 ★六月九日のC2の事故。米子空港で滑走路を走行中、制御不能になり、草地に突入した事故。六月二〇日、事故原因を発表。「機長の操作手順に誤りがあった」のが原因。今後は「教育」を「徹底」するという。結局、パイロットのせい。自衛隊もオスプレイのときの米軍と同じだ。パイロットは悔しいだろう。
 ★九州北部豪雨での捜索活動を終了。四千人態勢で延べ八万人を派遣。六五八人を救助。八人の行方不明を捜索。食料一万三千食、水二万本、日用品二万二千個を物資輸送。給食支援二三〇〇食、入浴支援六千人、人員輸送三百人だった(七/二七)。
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