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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

福島の子供たち

2011年04月27日 | フクシマ原発震災
 ▼ 福島の子供たち

 昨日、今日 文科省の課長、係長らと電話で話した
 「国際放射線防護委員会」(ICRP)の権威!?に依拠して、緊急時は年間20ミリシーベルトまでは許されるのだと言う
 福島の子供たちを原発の作業員と同等にみなしている
 かくして毎時3.8マイクロまでは平常授業で良いと言う
 毎時3.8マイクロなら×24×365すれば 年33.47ミリシーベルトになる
 健康教育課の係長屋内遮蔽として0.4を掛けたと言う
 3.8×16×0.4 +3.8×8
 一日の内 屋内16時間 屋外8時間の計算とのこと

 その計算で一日の被ばく線量 54.72マイクロ
 一年だと 54.72×365=19972.86マイクロシーベルト
 すなわち 19.973ミリシーベルト
 年間20ミリシーベルト以内に見事に収まった!

 文科省の手品は成功したかに見えた
 これで世間を誤魔化せる
 福島市 郡山市の学校は継続できる
 パニックは回避できる!

 日本原子力研究開発機構のページを見よ
 木造家屋一割低減 と書いてるではないか
 ×0.4ではなく ×0.9だ
 一日は 3.8×16×0.9+3.8×8=85.12だあ

 一年は 85.12×365=31068.80マイクロシーベルト
 つまり 一年で31ミリシーベルトの被ばくで学校に通えということになる
 学校が原子炉建屋になってしまった

 文科省の課長は強気だ
 健康に影響はない!
 係長は少し弱気だ
 困りましたねえ!


 かの有名なICRPの報告書 29ページを見よ
 眼(水晶体)の被ばく限界は 年15ミリシーベルトと書いてある
 課長 「20ミリ浴びても 眼は一部だから少ない量になるのだ」
 最初そう云い放ったがあとの電話で撤回した

 課長も係長も眼のことは見落としたのだ
 放射線量は福島 郡山 いつも 1マイクロ/時間 以上だ
 このまま放置すれば
 子供たちは黒板の字が見えなくなっていく

 保育園の子供たちは5年後10年後 白血病になっていく
 はやく学童疎開を!
 戦時中の政府の方がましだなんてことが起こるとは 思いもしなかった

    2011.4.26   藤田 勝久

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