★ <若者を再び戦場に送るな!(21)英語スピーキングテストのその後>
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・「戦争をさせない杉並1000人委員会」・「杉並コモンズ」の渡部です。
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7月の都知事選で、小池都知事は「英語スピーキングテスト」について一言も触れませんでした。
本日(8月19日)この問題で『緊急!夏の市民大集会』が都議会2階・第2会議室で開かれました。50人弱参加?オンラインで52人。
最初に、「入試改革を考える会」(2019年10月、大学教授や予備校講師らで結成)代表の大内裕和(武蔵大学教授)さんより、2021年以降の反対運動の経緯が報告されました。
そこで特徴的だったのは、この問題で、
・「高校入試へのスピーキングテスト導入の中止を求める会」
・「都立高校入試英語スピーキングテストに反対する保護者の会」、
・「英語スピーキング議連」(42名)
などが発足し、このテストのいい加減さを暴露、東京都教育委員会や都議会に働きかけてきたということでした。
また、「入試改革を考える会」の大内・吉田氏らが原告となって、第一回テスト(2022年11月27日)の直前に、小池都知事らに対し「住民訴訟」を提訴(2022年11月)したことでした。
すると、2023年7月には、最初の事業者「ベネッセ」は撤退、「ブリテイッシュカウンシル」に代わることになりました。
しかし今度は一年生、二年生にも行われることになり、2023年11月に、ESAT-J試験実施がなされました。
すると再び「音漏れ」や様々な問題も発生しました。
これについては添付しました
『ESAT(英語スピーキングテスト)の結果を都立高校入試に使うのはやめてうださい!』
をご覧ください。実によくまとめてあります。
集会では、英語教員・保護者・区議・都議らから、添付資料にかかわる具体的な問題が次々に話されました。
その後、大内さんは、反対運動の成果と今後の課題について提案しました。(・・・等部分は割愛部分です)
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1 反対する専門家・学校現場・市民・議員との幅広い「共闘」形成
・・・
運動の成果
(1)ESAT-J事業からベネッセを撤退させた。
(2)東京都以外への・・拡大を現時点まで阻止している。
(3)・・小池都知事が自らの成果としてPRしにくくなった。
・・都知事選でも・全く言及なし。
2 都教委と都議会・小池与党の問題性があきらかとなる。
・都教委は「不受験者の扱い」「音漏れ」「平均点疑惑」「採点ミス」などについての疑問に答えない。・・「市民常識が欠如」・・
3 EASAT-J住民訴訟
・・・
次回 2024年9月11日 弁論準備手続期日(非公開)
4 ESAT-Jから見えてくる「公共(Public)の「民営化」=「私物化」という問題点
・・・
5 今後の課題
(1)どうやって都立高入試での活用を中止においこむか
(a)不受験者の仮結果による「逆転」の実態を明らかにする
・・・
(b)「音は聴こえるが、解答には影響がない」という都側の言い分を覆す
・・・
(c)ESAT-J住民訴訟での原告勝訴
2025年中に判決が出る可能性が高い。
(2)ESAT-J事業全体の課題を問う
Year1(1年生)とYear2(二年生)の問題
・・・
2024年度から中学全学年で運営し、ブリテイッシュカウンシルと6年間で210億円で協定をむすんだ・・
Year1とYear2は都立高校入試とは直接関係がない。
・・むしろ中学校での教育と関係が深い。都議会だけでなく都内の区議会・市議会で議論すべき課題である。
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集会に参加した私は、このようにして「草の根」からの運動が広がっていく、つまり「草の根」からの「共闘」が生まれていくのだと思いました。
現在、全国各地で、それぞれの地域で抱えている問題に対し、様々な住民運動や市民運動などが起きています。
同時に様々な困難にもぶつかっていると思います。
しかし、三人寄れば文殊の知恵。
力を合わせ、連帯しながら、運動を発展させましょう。
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