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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

「ここから裁判」判決の傍聴を!

2009年03月05日 | 平和憲法
 ★ 「ここから裁判」判決の傍聴を!

 東京地裁にかかる、都立七生養護学校の教育への前代未聞の不当介入を裁く「こころとからだの学習」裁判は、2005年5月の提訴以来10回の弁論が開かれ、昨年5月15日に結審しました。
 同年9月3日の判決期日が指定されましたが、8月18日に裁判所から「判決期日延期」の連絡がありました。年明けの今年1月16日、ようやく判決期日が指定されました。皆さん、ぜひ傍聴をお願いします。
 原告支援の声で裁判所を包み、判決を見届けましょう!
 判決直後および夜に原告支援の判決報告集会があります。あわせてご参集ください。

 日時:09年3月12日(木)開廷時間:14:00~
 ★傍聴券配布は確実。13:35までに地裁玄関前にて整理券の入手が必要です。
 場所:東京地裁 1階103号法廷 90余名入る大法廷です。
 ★裁判終了後、裁判報告集会を行います。
 ★18:30~の裁判報告集会は<全国教育文化会館7F>

 都立七生養護(特別支援)学校の「こころとからだの学習」裁判とは

 03年7月都議会定例本会議、土屋敬之都議は都立障がい児学校で「過激な性教育」が行われている、七生養護学校では性器名称が歌詞に入った「からだうた」が使われていて不適切だ、などと質問し是正を迫りました。
 翌々日には3都議ほか気脈を通じる市議と都教委らが同校保健室に押しかけ、養護教諭をはげしく詰問し、都教委に指示して人形教材や授業記録ビデオなどを持ち去りました。その後、授業に関わった教員は厳重注意を受け、性教育の教育課程は全く別のものに変えられました。
 産経新聞は「まるでアダルトショップ」と都議の声をそのまま報ずるなど非難報道を繰り返しました。
 前代未聞の教育への不当介入です。「こころとからだの学習」とよばれた教育課程は破壊され、子どもたちも教員も保纏者も侮辱を受けました。
 05年5月12日に教師・保護者が提訴、原告は現在31人。精神的損害の賠償として一人99万円を求める裁判です。
 法廷の場で追及されて都教委ははじめて「不適切」の「教育的根拠」なるものを示しましたが、原告たちが初めて開くことが多く、事件当時は介入の根拠が無かったことが逆に明らかになりました。
 07年12月からは原告本人尋問に続き、08年1月から被告都教委・当時指導部小林副参事と介入に協力した三苫元校長、2月には被告田代ひろし都議と土屋敬之都議(被告には古賀俊昭都議を含む)、および被告産経新聞の河合記者の証人尋問が行われました。
 証人調べを通して、同校が児童養護施設・七生福祉園との提携校であって、そこに暮らす子どもたちの辛くきびしい生育歴に由来する行動が具体的に明らかにされ、そのような子どもたちに寄り添った教育が行われ子どもたちが成長していったこと、同校の実践は都教委・校長会主催の研修会でも発表されて参加者からの批判など無かったこと、都教委が作成した「性教育の手引」に即した内容であったことなどが示され、被告証人も否定できませんでした。
 また、土屋都議の証言では「(あの授業が)役に立ったと言う保護者の声は知っていたか」との問に「ほう、そうですか、そんなもんですか」とか「保護者や地域の人の評価を都教委に尋ねなかったのか」との問いには「答えられません、答える気がしません」とするなど、法廷でも粗暴な言動を展開し、非教育的動機からの介入であることが浮かび上がりました。
 08年2月には、金崎元校長の処分撤回を求める裁判で一審は全面勝訴となり,当時の七生養護学校の学級編制に不正など無く、むしろ生徒の実情に配慮した妥当な措置がされていたことが明確にされました。
 同年5月15日に「ここから」裁判は結審し、判決期日が9月3日とされましたが8月になって延期通知があり、今年1月に判決期日が3月12日と改めて指定されました。
 被告は、都教委・古賀、田代、土屋の3都議・産経新聞・東京都
「ここから裁判」を支援する全国連絡会
http://www.kokokara.org/

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