▼ 自己申告偽造問題で解雇させない会の都庁ビラまき
<転送歓迎>(重複ご容赦)
・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「千葉高教組」・「新芽ML」。の渡部です。
本日(11月26日)、河原井さん、根津さんらの「君が代」解雇をさせない会の都庁前ビラまきが行われました。
今回のビラの表面は、「都教委の人間性を失わせる管理弾圧が、不正を招く」というタイトルでした。
内容は、不適正な公金処理をしたとして16日に解任された三鷹市立の小学校の元校長が、実は、同じ市内の別の校長だった08年度に、A教員が提出していない「自己申告書」を偽造して、教育委員会に提出していたというもの。
(ただし、経過は、「自己申告書」の偽造問題の方が発端で、それを調査する過程で公金の不適正処理が分かり、解任に至ったというもの。)
ビラには、新聞記事が掲載され、次のようなコメントが書かれていました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ああ、やっぱり」。学校現場にいる者がこの記事を知った最初の感想です。
管理、弾圧されているのはヒラ教員だけではありません。
ヒラ教員を管理する校長もまた、しかり。
職員会議での挙手・採決を禁止した都教委の通知(04)に反対した三鷹高校元校長が再任用を不合格されたことに見られるように、”都教委の店長”(「コンビニの店長」)よろしく、東京の校長たちは、都教委のマニュアルと指示にしたがって学校運営することを都教委から求められています。
「校長の権限と責任で」と叱咤されて。
たぶん記事中の校長は、「教職員自己申告書」を全教職員分提出できなければ都教委からお叱りを受けると考え、そのことだけが頭を占めたのでしょう。
(中略)
校長たちは、理性を失い、思考停止に陥って、都教委の指示や願いだけを巨大化させ、こうした不正に走る。
「校長の権限と責任」が招く帰結です。
職員会議で論議に論議を重ねて決定したときには、起こりえないことでした。
事件の根本的解決は、都教委が指示命令・管理弾圧を止め、学校に決定権を戻すことです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
私も、「自己申告書」については、
①本来子どもの成長のために協力して教育活動を行うべき教員間の分断につながる(足の引っ張り合いになる)、
②文科省・県教委・校長の「教育目標」の達成のための「自己申告書」は教育の国家統制に繋がる(「教育目標」に合致しなければ書き直しもある)、
③民間でも失敗している、
④つまるところ教育にとって百害あって一理なし、
として「自己申告書」を提出していませんが、管理職は何度も提出するように言ってきます。
彼らは自分の頭でそれがどういう結果をもたらすか、などはよく考えずに、上に逆らえないからということで、とにかく全員に出させることが至上命令、あるいは「管理能力」だと思っているのでしょう。
今では、教育のことをまともに考えない人間が日本の多くの学校の管理職になっているのです。
(ただ、島崎藤村の「破戒」や石川達三の「人間の壁」を読んでも、同じような管理職が出てきますから、何時の時代も同じなのかも知れません)
明日は、包囲ネットも、「ボロボロの石原都知事は即刻辞任せよ!」というビラを都庁前でまきます。
*****************************************
12・6討論集会
「民主党の教員免許制度」を問う
★日時 12月6日(日) 13時30分開始~16時30分終了
★場所 東京大学・本郷キャンパス 赤門総合研究棟200番教室
(東大赤門を入ってすぐ右手の建物)
地下鉄丸の内線・大江戸線 本郷三丁目下車 徒歩5分
地下鉄南北線 東大前下車 徒歩5分
★基調報告 政権交代後の教育をめぐる情勢
教員免許更新制の廃止と民主党による新たな教員免許制度
★現場からのレポート 高校 義務制教職員から
★今後の闘いと運動の方向を巡っての討論
★その他
★資料代500円
***********************************************
なお、例年2月に開いている「総決起集会」は
2月6日(土)夜、中野ゼロ小ホールで
斉藤貴男さんをお呼びして開きます。
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「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://kenken.cscblog.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
http://homepage3.nifty.com/hinokimi/
<転送歓迎>(重複ご容赦)
・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「千葉高教組」・「新芽ML」。の渡部です。
本日(11月26日)、河原井さん、根津さんらの「君が代」解雇をさせない会の都庁前ビラまきが行われました。
今回のビラの表面は、「都教委の人間性を失わせる管理弾圧が、不正を招く」というタイトルでした。
内容は、不適正な公金処理をしたとして16日に解任された三鷹市立の小学校の元校長が、実は、同じ市内の別の校長だった08年度に、A教員が提出していない「自己申告書」を偽造して、教育委員会に提出していたというもの。
(ただし、経過は、「自己申告書」の偽造問題の方が発端で、それを調査する過程で公金の不適正処理が分かり、解任に至ったというもの。)
ビラには、新聞記事が掲載され、次のようなコメントが書かれていました。
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「ああ、やっぱり」。学校現場にいる者がこの記事を知った最初の感想です。
管理、弾圧されているのはヒラ教員だけではありません。
ヒラ教員を管理する校長もまた、しかり。
職員会議での挙手・採決を禁止した都教委の通知(04)に反対した三鷹高校元校長が再任用を不合格されたことに見られるように、”都教委の店長”(「コンビニの店長」)よろしく、東京の校長たちは、都教委のマニュアルと指示にしたがって学校運営することを都教委から求められています。
「校長の権限と責任で」と叱咤されて。
たぶん記事中の校長は、「教職員自己申告書」を全教職員分提出できなければ都教委からお叱りを受けると考え、そのことだけが頭を占めたのでしょう。
(中略)
校長たちは、理性を失い、思考停止に陥って、都教委の指示や願いだけを巨大化させ、こうした不正に走る。
「校長の権限と責任」が招く帰結です。
職員会議で論議に論議を重ねて決定したときには、起こりえないことでした。
事件の根本的解決は、都教委が指示命令・管理弾圧を止め、学校に決定権を戻すことです。
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私も、「自己申告書」については、
①本来子どもの成長のために協力して教育活動を行うべき教員間の分断につながる(足の引っ張り合いになる)、
②文科省・県教委・校長の「教育目標」の達成のための「自己申告書」は教育の国家統制に繋がる(「教育目標」に合致しなければ書き直しもある)、
③民間でも失敗している、
④つまるところ教育にとって百害あって一理なし、
として「自己申告書」を提出していませんが、管理職は何度も提出するように言ってきます。
彼らは自分の頭でそれがどういう結果をもたらすか、などはよく考えずに、上に逆らえないからということで、とにかく全員に出させることが至上命令、あるいは「管理能力」だと思っているのでしょう。
今では、教育のことをまともに考えない人間が日本の多くの学校の管理職になっているのです。
(ただ、島崎藤村の「破戒」や石川達三の「人間の壁」を読んでも、同じような管理職が出てきますから、何時の時代も同じなのかも知れません)
明日は、包囲ネットも、「ボロボロの石原都知事は即刻辞任せよ!」というビラを都庁前でまきます。
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12・6討論集会
「民主党の教員免許制度」を問う
★日時 12月6日(日) 13時30分開始~16時30分終了
★場所 東京大学・本郷キャンパス 赤門総合研究棟200番教室
(東大赤門を入ってすぐ右手の建物)
地下鉄丸の内線・大江戸線 本郷三丁目下車 徒歩5分
地下鉄南北線 東大前下車 徒歩5分
★基調報告 政権交代後の教育をめぐる情勢
教員免許更新制の廃止と民主党による新たな教員免許制度
★現場からのレポート 高校 義務制教職員から
★今後の闘いと運動の方向を巡っての討論
★その他
★資料代500円
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なお、例年2月に開いている「総決起集会」は
2月6日(土)夜、中野ゼロ小ホールで
斉藤貴男さんをお呼びして開きます。
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