9月、杉並区立の中学校で、学校選択制の入学説明会が行われました。
新入生が使う歴史教科書について、保護者のみなさんに知ってもらいたいと、19の中学校で約1200枚のチラシを渡しました。
阿佐ケ谷駅に近いA中学では、保護者の方が歴史教科書が問題になっていることを良く知っていました。「区役所での宣伝を聞きました」と話しかけてくださる方も。そのせいか、副校長が「学校の付近でまくな。今日だけはやめてくれ」「区が選んだ教科書だから」と言いに釆ました。「もっと子どものほうをみてください」とお願いしました。(K)
B中学では、生徒がたくさん受け取りました。社会科の先生にもお会いすることができました。「管理が厳しく大変です」(Y)
うちの子どもが通っていたC中学では、知り合いがたくさんいて、また、近所の方にも渡せて、チラシがあっ
という間になくなりました。(N)
D中学では、以前、小学校の保護者会で一緒だった方にお会いしました。私と同じ、中学1年生のお母さんです。「6年生の時に学んだ歴史と違うので、子どもが混乱している。何とかならないの」と不安と憤りを訴えていました。(YS)
校長や副校長がチラシを受け取りに出て来て「つくる会」教科書に反対しているとわかると納得する学校もありました。「保護者の方が、がんばってくださっているのだなあ」と思いました。
逆に、「事前の許可を取るように」と副校長に言われたところも。敷地の外で静かにチラシを渡すことが何故いけないのでしょうか。保護者に知られたくないのでしょうか。保護者の方が一番不安に思っているのに。
また、生徒がたくさん寄ってきて、「つくる会」教科書の説明会になってしまった学校もありました。
生徒にも保護者のみなさんにも「つくる会」教科書に問題があるということは、かなり知られていると実感しました。
チラシを受け取られた保護者のみなさん!ぜひ私たちといっしょに声をあげましょう。
『杉並・親の会ニュース№37』
入学式、卒業式等における国旗掲揚及び国歌斉唱の実施について(通知)撤回の申入書
杉並区教育委員会委員長 丸田 頼一 殿
杉並区教育委員会 各 位 殿
杉並区教育長 井出 隆安 殿
ご存知のように、2006年9月21日、東京地裁は、東京都教育委員会の通達による国旗・国歌の強制は違憲違法であるとの判決を出しました。
誰もが当然の判決である、正義の判決であると受け止めています。東京地裁の判決文は、「教職員に一律に国旗に向かって起立し国歌斉唱、ピアノ伴奏の義務を課すことは、思想・良心を有する者の自由権を侵害」と憲法19条違反であるとしています。
また、「通達や指導は、教育の自主性を侵害するうえ、教職員に対し、一方的な理論や観念を生徒に教え込むことを強制するに等しい」と教育基本法10条の不当な支配に該当すると明確に判断しています。
2003年11月5日、杉並区教育委員会は独自に、東京都教育委員会の通達と全く同じ内容の通知を杉並区公立学校(園)長宛に出しました。私達は即時この通知が憲法と教育基本法に違反するとの理由で杉並区教育員会に抗議、撤回を申し入れ、指導室との話し合いでは児童生徒の思想・信条の自由をどう保障するかを強く問いました。当時の室長は「児童、生徒に強制するものではない」と断言しました。しかし、都教委の2003年10.23通達による強制・命令・処分乱発は、同様の通知が発せられた杉並区の教職員と生徒に精神的抑圧を強いるものになっています。更に、東京都教育委員会が2006年3月13日に発した「生徒にも強制する」という通達と同様の通知を杉並区教育委員会が発するのではないかと危惧しています。
この度の判決により東京都教育委員会の「日の丸・君が代」強制に代表される、教育行政の教育内容への不当な介入は、より多くの人の知るところとなり心ある人々の批判の対象となっています。
私達は杉並区の教育行政が、東京都の教育行政の先を行くかのように、教育内容への不当な介入を繰り返し行っていることにずっと抗議してきました。教育行政に携わるものは憲法と教育基本法を守る意思を持っていただきたいと思います。杉並区教育委員会は、この度の判決を真摯に受け止め、通知「入学式、卒業式等における国旗掲揚及び国歌斉唱の実施について」を即時撤回するよう強く申し入れます。
2006年10月5日
「つくる会」の教科書採択に反対する杉並・親の会
166-0004 杉並区阿佐谷南3-18-19 小野荘 3391-6122
「つくる会」の教科書採択に反対する杉並・親の会
http://www16.plala.or.jp/kyoukasyo/
新入生が使う歴史教科書について、保護者のみなさんに知ってもらいたいと、19の中学校で約1200枚のチラシを渡しました。
阿佐ケ谷駅に近いA中学では、保護者の方が歴史教科書が問題になっていることを良く知っていました。「区役所での宣伝を聞きました」と話しかけてくださる方も。そのせいか、副校長が「学校の付近でまくな。今日だけはやめてくれ」「区が選んだ教科書だから」と言いに釆ました。「もっと子どものほうをみてください」とお願いしました。(K)
B中学では、生徒がたくさん受け取りました。社会科の先生にもお会いすることができました。「管理が厳しく大変です」(Y)
うちの子どもが通っていたC中学では、知り合いがたくさんいて、また、近所の方にも渡せて、チラシがあっ
という間になくなりました。(N)
D中学では、以前、小学校の保護者会で一緒だった方にお会いしました。私と同じ、中学1年生のお母さんです。「6年生の時に学んだ歴史と違うので、子どもが混乱している。何とかならないの」と不安と憤りを訴えていました。(YS)
校長や副校長がチラシを受け取りに出て来て「つくる会」教科書に反対しているとわかると納得する学校もありました。「保護者の方が、がんばってくださっているのだなあ」と思いました。
逆に、「事前の許可を取るように」と副校長に言われたところも。敷地の外で静かにチラシを渡すことが何故いけないのでしょうか。保護者に知られたくないのでしょうか。保護者の方が一番不安に思っているのに。
また、生徒がたくさん寄ってきて、「つくる会」教科書の説明会になってしまった学校もありました。
生徒にも保護者のみなさんにも「つくる会」教科書に問題があるということは、かなり知られていると実感しました。
チラシを受け取られた保護者のみなさん!ぜひ私たちといっしょに声をあげましょう。
『杉並・親の会ニュース№37』
入学式、卒業式等における国旗掲揚及び国歌斉唱の実施について(通知)撤回の申入書
杉並区教育委員会委員長 丸田 頼一 殿
杉並区教育委員会 各 位 殿
杉並区教育長 井出 隆安 殿
ご存知のように、2006年9月21日、東京地裁は、東京都教育委員会の通達による国旗・国歌の強制は違憲違法であるとの判決を出しました。
誰もが当然の判決である、正義の判決であると受け止めています。東京地裁の判決文は、「教職員に一律に国旗に向かって起立し国歌斉唱、ピアノ伴奏の義務を課すことは、思想・良心を有する者の自由権を侵害」と憲法19条違反であるとしています。
また、「通達や指導は、教育の自主性を侵害するうえ、教職員に対し、一方的な理論や観念を生徒に教え込むことを強制するに等しい」と教育基本法10条の不当な支配に該当すると明確に判断しています。
2003年11月5日、杉並区教育委員会は独自に、東京都教育委員会の通達と全く同じ内容の通知を杉並区公立学校(園)長宛に出しました。私達は即時この通知が憲法と教育基本法に違反するとの理由で杉並区教育員会に抗議、撤回を申し入れ、指導室との話し合いでは児童生徒の思想・信条の自由をどう保障するかを強く問いました。当時の室長は「児童、生徒に強制するものではない」と断言しました。しかし、都教委の2003年10.23通達による強制・命令・処分乱発は、同様の通知が発せられた杉並区の教職員と生徒に精神的抑圧を強いるものになっています。更に、東京都教育委員会が2006年3月13日に発した「生徒にも強制する」という通達と同様の通知を杉並区教育委員会が発するのではないかと危惧しています。
この度の判決により東京都教育委員会の「日の丸・君が代」強制に代表される、教育行政の教育内容への不当な介入は、より多くの人の知るところとなり心ある人々の批判の対象となっています。
私達は杉並区の教育行政が、東京都の教育行政の先を行くかのように、教育内容への不当な介入を繰り返し行っていることにずっと抗議してきました。教育行政に携わるものは憲法と教育基本法を守る意思を持っていただきたいと思います。杉並区教育委員会は、この度の判決を真摯に受け止め、通知「入学式、卒業式等における国旗掲揚及び国歌斉唱の実施について」を即時撤回するよう強く申し入れます。
2006年10月5日
「つくる会」の教科書採択に反対する杉並・親の会
166-0004 杉並区阿佐谷南3-18-19 小野荘 3391-6122
「つくる会」の教科書採択に反対する杉並・親の会
http://www16.plala.or.jp/kyoukasyo/
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