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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

高浜3、4号機の運転差し止め仮処分申立

2015年04月15日 | フクシマ原発震災
 ▼ 名判決をもう一度
鎌田 慧(ルポライター)

 理性なきというか、恐れを知らぬというべきか。電力業界は性懲りもなく、関西電力高浜原発から一点突破、再稼働をはじめようと画策中だ。
 ところが、昨年十二月、たった九人の住民が、高浜3、4号機の運転差し止め仮処分を福井地裁に申し立て、関電を周章狼狽させた。裁判長は第二回審尋日を福島事故悲劇の記念日の三月十一日に指定した(意味深甚)。これで負けを予測せざるを得なくなった被告関電は、大会社にあるまじき、「裁判官忌避」というとんでもない戦術にでた。
 が、きょう十四日の午後、福井地裁は命令をだす。
 全国の原発反対運動を担ってきた人たちは、「3、4号機を運転してはならない」との命令がだされることを確信している。なぜか。裁判長は昨年五月、歴史的な名判決をだした、あの樋口英明判事だからである。
 「豊かな国土とそこに国民が根を下ろして生活していることが国富であり、これを取り戻すことができなくなることが国富の喪失
 原発推進、沖縄虐待、戦争一本道、理性の声を拒否している、頑迷・安倍首相にさえ理解できる人間の声である。
 樋口裁判長はこのとき、「幾世代にもわたる後の人々に対する我々世代の道義的な責任」を強調した。
 高浜決定に続いて、二十二日には、川内原発の運転差し止め仮処分について決定がでる。元気をだそう。
『東京新聞』(2015/4/14)

5/21 関西電力大飯原発3,4号機運転差し止め訴訟 福井地裁判決謄本 | 原子力資料情報室(CNIC)
http://www.cnic.jp/5851

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