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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

復帰46年5・15平和とくらしを守る沖縄の闘いの今を報告

2018年05月20日 | ノンジャンル
 ◆ 東京全労協「沖縄平和行進の旅」
   東京都学校ユニオン 増田都子


 5月11日(金)
 東京全労協の「沖縄平和行進の旅」、第一日目の最初は嘉手納基地第一ゲート前で集会。本当に広いこと、広いこと…金網の中はアメリカ!?
 次に嘉手納第一ゲートから、うるま市20歳の女性が米軍元海兵隊員の性暴力の犠牲となった地に行き、献花。ただ一人の子を、あまりにも無残に殺された親御さんの無念を思うと赤の他人でも涙が湧いてきます。
 午後は1959年6月30日の宮森小米軍機墜落事故写真展を石川市役所で見学。当時、同小1年生の方に説明いただきました。
 死者18人、重軽症約200人。日本人を締め出す米軍。59年前も今も変わらない沖縄・日本。
 そして、オスプレイが全国に飛び回ることになった今の日本では、これは、いつ、どこで、再現されるか分かったものではないのです。
 最後は「全国一斉自民党抗議」のために自民党沖縄県連前で集会。建物はシャッターを下ろして、静まり返っていました。でも、中に誰かはいた感じがしましたけど…
 5月12日(土)
 午前中は、高江ヘリパッド反対テントで東村議会議員で高江住民の方に現状を説明していただく。
 「6つのヘリパッドは完成。N4近くの子ども6人、両親の8人家族が騒音に耐え切れず、引っ越しされた。高江小学校の生徒は9人になってしまい統廃合の危機。でも、基地を本土に引き取って欲しいとは思わない。小指の痛みは無くすべきで分かち合うものではない。オスプレーの横田配備で、横田は普天間以上に危険になったのでは?木更津を整備基地にしたのはオスプレーを全国展開するからで全国が沖縄のようになる。共に米軍基地を無くすために闘おう」
 以上、私の脳みそ記憶なので正確ではないですが...全く同感です!

 午後は、午前中の土砂降りとは打って変わって、なんとカラリと晴れ上がり、暑いのなんの...
 まず、浜の辺野古テントへ。土砂を埋め立てるための白い護岸が伸びている。
 2年前に来た時はフロートしかなかったのに・・・悔しいなあ・・・権力がありさえすればなんでもできると思っているアベ連中。こんなに美しい海、美しい日本を汚して「美しい日本の憲法を作る」ってか!?でも、絶対に諦めず「命を守る」闘いを続ける!

 キャンプ・シュワブのゲート前に移動。工事の進捗状況を聞く。
 「K8が閉め切られると土砂で埋め立てられ新基地の土台ができてしまう。なんとか食い止めたい。」
 ここでもどこでも「美しい日本=嘘のない公正な政治」を求める人は諦めず、連帯して闘いを続けましょう

 5月13日(日)
 平和行進、宜野湾市役所前からの南コースを出発。韓国の済州島からも参加!ドアホの右翼がデモに大音量で罵声を浴びせます。
 ちょっと、言葉がきついんですけど、何しろ、怒りがふつふつ湧いてきて「おまえら、愛国心があるなら、日本固有の領土を奪っている米軍基地に突っ込めよ!」と、思わず言ってしまいました。
 午後1:30~「復帰46年5・15平和とくらしを守る県民大会」
 山城博治・沖縄平和運動センター議長から「来月にも辺野古に土砂が入るかもしれないという極めて緊張した局面。全国の皆さん、力を貸して下さい」と呼びかけがありました。
 連帯挨拶は照屋寛徳衆院議員、玉城デニー衆院議員、糸数慶子参院議員、伊波洋一同議員。カンカン晴れ!
 5月14日(月)
 最終日は東京全労協の沖縄平和行進ツアー最終日で、飛行場3時集合まで自由時間。
 那覇に住んでいる友人夫妻に、瀬長亀次郎さんの不屈館、対馬丸記念館、真教寺というお寺の境内にある最南端の啄木歌碑に案内いただきました。
 亀次郎さんの死ぬまで全くプレなかった、民衆のための政治家の姿勢、弱きを助け強気を挫く姿勢に感銘を受けました。
 「米軍への宣誓拒否」!カッコいい!カッコの問題じゃないですけど・・・妻のフミさんも自立した立派な活動家だったんですね!
 対馬丸記念館。日本軍・政府は足手まといになる学童・女性・老人たちに疎開を強制し、米潜水艦がウヨウヨいる海に老朽貨物船を乗り出させました。
 今も813メートルの水底に沈む対馬丸...何体かの遺骨はそのまま閉じ込められているのでは?
 でも、記念館の理念として「報復の連鎖を断ち切る努力」とあるのはボケてる気が...ここは「二度と政府に戦争させないこと」ではないでしょうか?,
 啄木歌碑は、県出身の歌人が啄木の友人で、彼は亡くなったけれどその友人たちが1977年に建立したものだそうです。
 「新しき明日の来るを信ずるといふ自分の言葉に嘘はなけれど」

 4日間、こんなにも充実した旅に参加させていただき、とても良かったです!様々に心を砕いてくださった東京全労協のスタッフの方々には、心より感謝申し上げます!
 付記
 月桃の花が咲いているところを初めて見ました!今までは赤い実のついている時期や花も実もない時期しか行ったことがなかったので…
 実は「花はいい香りがする」と、どこかで読んだ気がしたので嗅いで見ましたが香りはありませんでした。那覇の友人に聞くと「咲き切ると香りはなくなる。苞から出たばかりの時には、いい香りがする」と言われました。
 日当たりのいいところは咲き切った花ばかりでしたが、少し日当たりの悪いところに苞から出たばかりのがありました。嗅いでみると、OH!私はジャスミンやユリのような甘い香りを想像していたのですが、コショウの香りのようなニッキの香りのような…つまり、全く甘さはなく、でも、独特の芳香でした。葉の、独特の香りとも違います。
 その他、オオゴマダラが飛んでいるのも初めて見ました。

 ということで、けっこう、初体験も多かった旅でした。

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