<転送歓迎>(重複ご容赦)・「都教委包囲首都圏ネットワーク」、・「新芽ML」、・「ひのきみ全国ネット」、・「戦争をさせない杉並1000人委員会」の渡部です。
昨日(12月6日)臨時国会が開かれ、▲ 岸田首相が所信表明演説をした。
その中で強調していたのは「新しい資本主義」と「安全保障・憲法改正」だった。
「新しい資本主義」に関して彼はこんなことを述べていた。
しかし、「アベノミクス」とは言わない。
彼は首相になる前、成長よりも分配を重視する、そのために賃金を引き上げ、富裕層や企業からさらに税金をとる、というようなことを述べていた。
しかし、首相になると、所得税や法人税の増税や「金融所得課税」見直しも言わなくなった。
では「新しい資本主義」で、どう格差拡大を解消しようとするのか。
確かに彼は、賃金引き上げに言及した。
しかし同時に、「賃金を引き上げた企業を支援するための税制を抜本的に強化し、税額控除率を大胆に引き上げます」とも述べた。
つまり企業の利益を減らさないため税金面で優遇すると言っている。
しかし、その税金は、企業だけではなく働く者も払っている。
結局その付けはまたしても働く者が被ることになる。
これでは「新しい資本主義」と言っても中身は同じだ。
つまり、岸田首相の言う「新しい資本主義」は「まやかし資本主義」なのだ。
そもそも資本主義は格差を拡大させる。
その結果貧乏人が多くなり、物が売れなくなり資本主義は行き詰まる。
その結果互いの国が世界市場をめぐる激しい争いをし、行き着く先が戦争だ。
そのため20世紀には、世界大戦が二度も起きた。
21世紀になった今、また資本主義が行き詰まり、戦争の危険性が強まってきた。
そこで、どこの国でも盛んに軍備を増強させている。
だから岸田首相は今回、「安全保障」と「憲法改正」を強調した。
彼はすでに防衛費を現在のGDP1%以下を2%以上に引き上げると述べている。
倍にするというのだ。
そして、今回、辺野古基地の一日もはやい建設をと述べた。
また、「敵基地攻撃能力」の保有も述べた。
こうしたことは戦争を前提にすることで、明らかに憲法9条違反だ。
また99条の公務員の憲法尊重擁護義務にも違反する。
内田樹(たつる)という学者は、
「資本主義的な観点で言えば、兵器産業こそ理想の産業なんです」とのべている。
しかし戦争になれば多くの人々はその犠牲になる。
だから戦後憲法9条が生まれた時、人々は「もう戦争をしなくてよい世の中になった」として喜んだ。
世界中からも日本は「平和国家」として信用された。
そうして戦後76年間、この9条は日本の人々を戦争から守った。
また、9条のおかげで、日本は世界の人々を戦争で殺すこともなかった、。
しかし、戦前回帰を夢みた安倍政権以来、「戦争法」の強行などで、急速に軍拡と戦争準備が進んだ。
そしてこの度の衆院選で、ついに改憲派が三分の二以上を占めるようになった。
それを受け、岸田首相は今回、「敵基地攻撃能力の保有」と「憲法改正の積極的な議論」と言い出すまでになってきた。
本日、「戦争をさせない杉並1000人委員会」の火曜日恒例の昼の駅頭街宣(今回は区役所前の阿佐ヶ谷南駅前)を6人でやったところ、私たちに対して強い口調で、
「中国が攻めてきたらどうするんだ。このままでいいのか」と言ってきた人、
右手を振り上げながら「アメリカと一緒に中国をやっつけろ!」
と気勢をあげた人、がいた。
かつての「鬼畜米英」が違った形で生まれつつあると思った。
しかし、そのような熱狂は必ず破綻する。
私たちはそうした歴史を知っている。
だから私たちは、今起きている危険な動きを人々に訴え、「新しい資本主義」のまやかしを暴露するとともに、軍拡・改憲の危険な動きに強く反対していこう。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(お知らせ)
〇 「戦争をさせない杉並1000人委員会」
★ 防衛ジャーナリストの半田滋さんをお呼びしての学習講演
12月20日(月)18:30開場、19:00開会
阿佐ヶ谷地域区民センター・第四・五集会室
(資料代:1000円)
〇 都教委包囲首都圏ネットワーク
★ コロナ緊急事態、オリ・パラ反対の取り組みを総括する12・18討論集会
反対闘争の報告と討論があります。
12月18日(土)18:00~、
東京しごとセンター・5階セミナー室
(資料代:500円)
〇 都教委包囲首都圏ネットワーク
★ 「2022年2・6総決起集会」
~改憲情勢下での教育の国家支配と闘おう!~
講演:高嶋伸欣さん(琉球大学教授・横浜教科書裁判原告・五輪読本裁判原告)
防衛省が8月に発行した『はじめての防衛白書』の批判もされています。
演題:戦争へ向かう時代と教育現場での闘い
他に、現場からの報告もあります。
2022年2月6日(日)13:15開場 13:30開始
東京しごとセンター・地下講堂
(資料代:500円)
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【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
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「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://houinet.blogspot.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
http://hinokimitcb.web.fc2.com/
「ひのきみ全国ネット」のウェブサイト
http://hinokimi.
http://hinokimi.web.fc2.com/
昨日(12月6日)臨時国会が開かれ、▲ 岸田首相が所信表明演説をした。
その中で強調していたのは「新しい資本主義」と「安全保障・憲法改正」だった。
「新しい資本主義」に関して彼はこんなことを述べていた。
「市場や競争に任せれば、すべてがうまくいくという新自由主義的な考え方は、世界経済の成長の原動力となった半面、多くの弊害も生みだした。・・格差や貧困が拡大し、また、・・気候変動問題が深刻化しました。」ここで述べている「新自由主義」というのは「アベノミクス」がそうだった。
しかし、「アベノミクス」とは言わない。
彼は首相になる前、成長よりも分配を重視する、そのために賃金を引き上げ、富裕層や企業からさらに税金をとる、というようなことを述べていた。
しかし、首相になると、所得税や法人税の増税や「金融所得課税」見直しも言わなくなった。
では「新しい資本主義」で、どう格差拡大を解消しようとするのか。
確かに彼は、賃金引き上げに言及した。
しかし同時に、「賃金を引き上げた企業を支援するための税制を抜本的に強化し、税額控除率を大胆に引き上げます」とも述べた。
つまり企業の利益を減らさないため税金面で優遇すると言っている。
しかし、その税金は、企業だけではなく働く者も払っている。
結局その付けはまたしても働く者が被ることになる。
これでは「新しい資本主義」と言っても中身は同じだ。
つまり、岸田首相の言う「新しい資本主義」は「まやかし資本主義」なのだ。
そもそも資本主義は格差を拡大させる。
その結果貧乏人が多くなり、物が売れなくなり資本主義は行き詰まる。
その結果互いの国が世界市場をめぐる激しい争いをし、行き着く先が戦争だ。
そのため20世紀には、世界大戦が二度も起きた。
21世紀になった今、また資本主義が行き詰まり、戦争の危険性が強まってきた。
そこで、どこの国でも盛んに軍備を増強させている。
だから岸田首相は今回、「安全保障」と「憲法改正」を強調した。
彼はすでに防衛費を現在のGDP1%以下を2%以上に引き上げると述べている。
倍にするというのだ。
そして、今回、辺野古基地の一日もはやい建設をと述べた。
また、「敵基地攻撃能力」の保有も述べた。
こうしたことは戦争を前提にすることで、明らかに憲法9条違反だ。
また99条の公務員の憲法尊重擁護義務にも違反する。
内田樹(たつる)という学者は、
「資本主義的な観点で言えば、兵器産業こそ理想の産業なんです」とのべている。
しかし戦争になれば多くの人々はその犠牲になる。
だから戦後憲法9条が生まれた時、人々は「もう戦争をしなくてよい世の中になった」として喜んだ。
世界中からも日本は「平和国家」として信用された。
そうして戦後76年間、この9条は日本の人々を戦争から守った。
また、9条のおかげで、日本は世界の人々を戦争で殺すこともなかった、。
しかし、戦前回帰を夢みた安倍政権以来、「戦争法」の強行などで、急速に軍拡と戦争準備が進んだ。
そしてこの度の衆院選で、ついに改憲派が三分の二以上を占めるようになった。
それを受け、岸田首相は今回、「敵基地攻撃能力の保有」と「憲法改正の積極的な議論」と言い出すまでになってきた。
本日、「戦争をさせない杉並1000人委員会」の火曜日恒例の昼の駅頭街宣(今回は区役所前の阿佐ヶ谷南駅前)を6人でやったところ、私たちに対して強い口調で、
「中国が攻めてきたらどうするんだ。このままでいいのか」と言ってきた人、
右手を振り上げながら「アメリカと一緒に中国をやっつけろ!」
と気勢をあげた人、がいた。
かつての「鬼畜米英」が違った形で生まれつつあると思った。
しかし、そのような熱狂は必ず破綻する。
私たちはそうした歴史を知っている。
だから私たちは、今起きている危険な動きを人々に訴え、「新しい資本主義」のまやかしを暴露するとともに、軍拡・改憲の危険な動きに強く反対していこう。
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(お知らせ)
〇 「戦争をさせない杉並1000人委員会」
★ 防衛ジャーナリストの半田滋さんをお呼びしての学習講演
12月20日(月)18:30開場、19:00開会
阿佐ヶ谷地域区民センター・第四・五集会室
(資料代:1000円)
〇 都教委包囲首都圏ネットワーク
★ コロナ緊急事態、オリ・パラ反対の取り組みを総括する12・18討論集会
反対闘争の報告と討論があります。
12月18日(土)18:00~、
東京しごとセンター・5階セミナー室
(資料代:500円)
〇 都教委包囲首都圏ネットワーク
★ 「2022年2・6総決起集会」
~改憲情勢下での教育の国家支配と闘おう!~
講演:高嶋伸欣さん(琉球大学教授・横浜教科書裁判原告・五輪読本裁判原告)
防衛省が8月に発行した『はじめての防衛白書』の批判もされています。
演題:戦争へ向かう時代と教育現場での闘い
他に、現場からの報告もあります。
2022年2月6日(日)13:15開場 13:30開始
東京しごとセンター・地下講堂
(資料代:500円)
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【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
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