◎大泉ブラウス裁判控訴審◎
◎大泉ブラウス裁判控訴審第二回口頭弁論◎
日時 : 9月26日(火) 16:00~
場所 : 東京高裁809号法廷 (東京メトロ霞ヶ関駅A1出口)
※報告集会=16:30~ 弁護士会館10F
●7月25日高裁第1回弁論傍聴のお礼
ありがとうございました
7月25日,第1回弁論にたくさんの方が駆けつけてくださり,ありがとうございました。
法廷があふれ,66~7名となり10名ほど入れなかったこと,申しわけありません。どうか懲りずにまた足を運んでください。傍聴支援は,世論のバロメーターであり,権力側はよく見ています。
遠くから,時間のない中,来てくださったのに入れないとまことに申し訳なく身の縮む思いなのですが,あの場に結集する,そのこと自体が闘争だと思うのです。入れるかどうか,裁判の中味がおもしろいか否か,というより,法廷包囲行動だと理解して傍聴支援をしていただけますように。心からお願いいたします。
1回こっきりで終わると思った裁判は,都教委側が前日夕刻にもなってから14ページに亘る書面を送ってきたため,打ち切られず,次回9月26日に第2回弁論がひらかれることになりました。
いつも2,3枚の都教委が14枚もの力作を書き驚きましたが,要するに,地裁判決で,事情聴取の度重なる呼び出し及びその処分は都教委の懲戒権濫用,裁量権の逸脱だと判じられたことに対し,不当判決だ,と主張したものです。
これまで日の君裁判では重大な暇疵があった以外は100%都教委側の言い分が認められてきたので,驚いたのでしょう。しかし,判決のこの部分は手放すわけにはいきません。
これを守りつつ,私たちは,地裁判決のおそれがあると信用失墜になるといった点や,学弩指導要領は法的根拠をもち,学習指導要領の下での校長の指導には従わなければいけないという論理,これを徹底して潰していきたいと思います。そしてまた,都教委の,都教委が法律だ,といわんばかりの振る舞いと論理を潰しきらなければなりません。
なんとか勝っていきたい。どなたか,意見書書いてくださらないかなあ。
裁判終了後,はじめて地裁の司法記者クラブで記者会見をしました。6社ほど来ていましたが残念ながら載りませんでした。(準備不足だよなあ。ま,しかし,広げようという心意気だけで目一杯だからな。)
報告会から中座してしまい,参加してくださっていた皆さんには申しわけありませんでした。
それにしても,今回,”起立”がなくてよかった。ラフな裁判長なのか,ウロウロしているうちに始まり,20分刻みの超過密ダイヤで,どんどんせきたてられるのです。
書記官(?)の人も如才なく,「渡辺さんこの署名は僕がもらって出しておけばいいですか」などと20年来の知己のように言うので,びっくり。
超スピードの高裁で,どのように展開すれぱ,審理を尽くすようになるのか,皆さんのお知恵をお貸しください。
原告と弁護士の意見陳述に先立ち,1463筆の署名を法廷で提出いたしました。
めんどうなのに,1筆の署名に手紙を添え,80円切手を貼って送ってくださったたくさんの方々のお気持ち,厳しい職場環境や闘争の中にあって,無理をし,休みをとり,駆けつけてくださった方々のお気持ち,言いたい放題言ってそっぽをむいているのに,嫌な顔もされず来てくださった方たち,介護でバテているのに,わずか10分でもと駆けつけてくれる方々,旅行の日をわざわざかえて来てくださった方々などなど,いや来たいけど来られなかった方たちのたくさんの応援の気持ちにも,心からお礼申しあげます。
安倍さん,白バラをありがとう。私はもらう資格などないけれど,くださるお気持ちに誠実に応えて生きたいと思っています。
月並みなお礼の書案しか言えませんが,本当にありがとうございました。
次回裁判は,9月26日(火)(16:00~809号法廷)よろしくおねがいいたします。(渡辺)
●7/25高裁の審理を傍聴して
書類審査のみで,開廷したらすぐ結審するのではないか,と聞かされていたので,結果は次回があることになりビックリ。
その理由は,なんと都教委のおかげ?らしい。
前日の5時すぎになって,ようやく審査の書類を提出したとのこと。それでは,裁判所もさすがに1回で終了できるわけがない。
もう一つ小さなビックリ。裁判官の入廷で,てっきり「起立」の号令がかかるものと思って身構えていたら,何にもなし。そのまま審理が開始された。途中の出入りでも,少々音が立っていたが,「静粛に」もなし。裁判長によって法廷の雰囲気が少しは違うものだ。
渡辺さんの意見陳述は,処分への反論といった細かい議論ではなく,なぜ自分がこういう行動(ブラウス着用や不起立)をとるに至ったのか,自身の教育観を社会や歴史と結ぶ形で表明する,地から天にまっすぐの伸びていくような陳述だった。
自分の思想・良心・表現の自由を抑圧されたことへの抗議である以上に,教員が子供に対する加害者になること,日本が再び戦争を起こす社会になっていくことへの人間としての拒否宣言だったと思います。
最近,渡辺さんが,「考えるということはどういうことかを考えさせられた」と書評をしていた羽仁五郎の本の中に,たしかこういう一節がありました。「あっしまった,どうしょう。」ともだえるのが歴史意識だというのです。
彼女の意見陳述は,まさにこの歴史意識から発せられた言葉だった,と私は感じました。(比企)
(『ほっととーく』第44号から)
「良心・表現の自由を!」声をあげる市民の会
〒176-0012 練馬区豊玉北5-17-303 サポートねりま ねりま全労協気付
電話・FAX 042-425-7583
◎大泉ブラウス裁判控訴審第二回口頭弁論◎
日時 : 9月26日(火) 16:00~
場所 : 東京高裁809号法廷 (東京メトロ霞ヶ関駅A1出口)
※報告集会=16:30~ 弁護士会館10F
●7月25日高裁第1回弁論傍聴のお礼
ありがとうございました
7月25日,第1回弁論にたくさんの方が駆けつけてくださり,ありがとうございました。
法廷があふれ,66~7名となり10名ほど入れなかったこと,申しわけありません。どうか懲りずにまた足を運んでください。傍聴支援は,世論のバロメーターであり,権力側はよく見ています。
遠くから,時間のない中,来てくださったのに入れないとまことに申し訳なく身の縮む思いなのですが,あの場に結集する,そのこと自体が闘争だと思うのです。入れるかどうか,裁判の中味がおもしろいか否か,というより,法廷包囲行動だと理解して傍聴支援をしていただけますように。心からお願いいたします。
1回こっきりで終わると思った裁判は,都教委側が前日夕刻にもなってから14ページに亘る書面を送ってきたため,打ち切られず,次回9月26日に第2回弁論がひらかれることになりました。
いつも2,3枚の都教委が14枚もの力作を書き驚きましたが,要するに,地裁判決で,事情聴取の度重なる呼び出し及びその処分は都教委の懲戒権濫用,裁量権の逸脱だと判じられたことに対し,不当判決だ,と主張したものです。
これまで日の君裁判では重大な暇疵があった以外は100%都教委側の言い分が認められてきたので,驚いたのでしょう。しかし,判決のこの部分は手放すわけにはいきません。
これを守りつつ,私たちは,地裁判決のおそれがあると信用失墜になるといった点や,学弩指導要領は法的根拠をもち,学習指導要領の下での校長の指導には従わなければいけないという論理,これを徹底して潰していきたいと思います。そしてまた,都教委の,都教委が法律だ,といわんばかりの振る舞いと論理を潰しきらなければなりません。
なんとか勝っていきたい。どなたか,意見書書いてくださらないかなあ。
裁判終了後,はじめて地裁の司法記者クラブで記者会見をしました。6社ほど来ていましたが残念ながら載りませんでした。(準備不足だよなあ。ま,しかし,広げようという心意気だけで目一杯だからな。)
報告会から中座してしまい,参加してくださっていた皆さんには申しわけありませんでした。
それにしても,今回,”起立”がなくてよかった。ラフな裁判長なのか,ウロウロしているうちに始まり,20分刻みの超過密ダイヤで,どんどんせきたてられるのです。
書記官(?)の人も如才なく,「渡辺さんこの署名は僕がもらって出しておけばいいですか」などと20年来の知己のように言うので,びっくり。
超スピードの高裁で,どのように展開すれぱ,審理を尽くすようになるのか,皆さんのお知恵をお貸しください。
原告と弁護士の意見陳述に先立ち,1463筆の署名を法廷で提出いたしました。
めんどうなのに,1筆の署名に手紙を添え,80円切手を貼って送ってくださったたくさんの方々のお気持ち,厳しい職場環境や闘争の中にあって,無理をし,休みをとり,駆けつけてくださった方々のお気持ち,言いたい放題言ってそっぽをむいているのに,嫌な顔もされず来てくださった方たち,介護でバテているのに,わずか10分でもと駆けつけてくれる方々,旅行の日をわざわざかえて来てくださった方々などなど,いや来たいけど来られなかった方たちのたくさんの応援の気持ちにも,心からお礼申しあげます。
安倍さん,白バラをありがとう。私はもらう資格などないけれど,くださるお気持ちに誠実に応えて生きたいと思っています。
月並みなお礼の書案しか言えませんが,本当にありがとうございました。
次回裁判は,9月26日(火)(16:00~809号法廷)よろしくおねがいいたします。(渡辺)
●7/25高裁の審理を傍聴して
書類審査のみで,開廷したらすぐ結審するのではないか,と聞かされていたので,結果は次回があることになりビックリ。
その理由は,なんと都教委のおかげ?らしい。
前日の5時すぎになって,ようやく審査の書類を提出したとのこと。それでは,裁判所もさすがに1回で終了できるわけがない。
もう一つ小さなビックリ。裁判官の入廷で,てっきり「起立」の号令がかかるものと思って身構えていたら,何にもなし。そのまま審理が開始された。途中の出入りでも,少々音が立っていたが,「静粛に」もなし。裁判長によって法廷の雰囲気が少しは違うものだ。
渡辺さんの意見陳述は,処分への反論といった細かい議論ではなく,なぜ自分がこういう行動(ブラウス着用や不起立)をとるに至ったのか,自身の教育観を社会や歴史と結ぶ形で表明する,地から天にまっすぐの伸びていくような陳述だった。
自分の思想・良心・表現の自由を抑圧されたことへの抗議である以上に,教員が子供に対する加害者になること,日本が再び戦争を起こす社会になっていくことへの人間としての拒否宣言だったと思います。
最近,渡辺さんが,「考えるということはどういうことかを考えさせられた」と書評をしていた羽仁五郎の本の中に,たしかこういう一節がありました。「あっしまった,どうしょう。」ともだえるのが歴史意識だというのです。
彼女の意見陳述は,まさにこの歴史意識から発せられた言葉だった,と私は感じました。(比企)
(『ほっととーく』第44号から)
「良心・表現の自由を!」声をあげる市民の会
〒176-0012 練馬区豊玉北5-17-303 サポートねりま ねりま全労協気付
電話・FAX 042-425-7583
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます