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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

「言論の自由」?な国の"過剰反応"18歳選挙権教育

2015年11月28日 | こども危機
 ◆ 「集団的自衛権のテーマは避けて」 道選管、文書で要請
   18歳選挙権高校の模擬投票
| どうしんウェブ/電子版(社会)


 来年7月の参院選から選挙権年齢が18歳以上に引き下げられるのに伴い、北海道選挙管理委員会(道選管)が道内の高校で行っている出前講座の「模擬投票」について、集団的自衛権などのテーマは避けるよう担当職員に文書で求めていたことが分かった。教育現場から「生徒の政治的教養は育てられない」と批判が出ている。
 模擬投票は、特定のテーマについて主張の異なる架空の選挙立候補者に生徒が1票を投じる仕組み。政治に関心を持ってもらうための試みだ。
 道選管によると、文書は9月中旬に道内14カ所の道選管支所に配布された。出前講座の事前打ち合わせの留意点が記されている。このうち出前講座の一つである模擬投票について「集団的自衛権などの生々しいテーマは避ける」と記述。模擬投票のグループ討議についても、例題として「あたりさわりのないテーマ」とカッコ書きで記されている。
 一方、総務省などは9月末に高校生に政治参加の意義などを教える副教材と教員用の指導資料を公表。
 「政治的に対立する見解がある現実の課題」の取り扱いについては「生徒が現実の政治について具体的なイメージを育むことに役立つ」と効果を認めている。
 これについて、道選管事務局は「資料は副教材の公表前に作った。学校側が扱いにくいテーマは避けた方がいいのではと配慮した結果だったが、表現が適切でなかったかもしれない」と釈明。
 副教材公表後に、問題の記述を削除した資料を作り直したが、各支所には配布していなかった。
『北海道新聞』(2015/11/7)
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0199206.html
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