<転送歓迎>(重複ご容赦)・「都教委包囲首都圏ネットワーク」 ・「千葉高教組」・「新芽ML」。の渡部です。
本日(7月23日)、東京地裁で、土肥元三鷹高校長の第一回口頭弁論が行われました。
彼はその中で、次のように述べました。
「報告集会にて」 《撮影:平田 泉》
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
34年間の教師生活の中で、私と関わった生徒はみな幸せになって欲しいと思うのは教師として当たり前のことだと思います。
そのためには生徒一人一人の人権が尊重される社会こそが生徒の幸せを保障する社会だと思います。
人権が保障されるということはその前提として平和でなければならないのです。
だからこそ私の信条は基本的人権の尊重と平和主義なのです。
その基本的人権の中でも最も重要なのが言論の自由だと思っています。
特に多くの意見を反映できる制度としての民主主義政治にとって言論の自由が絶対不可欠な要素であり、言論の自由のない政治は民主主義政治とはいえないのです。
言論の自由がない組織は歴史を見れば明らかなように必ず腐敗し崩壊しています。
戦前の日本も、ソビエト連邦も、そして船場吉兆やミートホープも崩壊しました。
民主主義を教える学校で、民主的運営が行われなければ、民主主義は教えられません。
教師の言論の自由がなくなれば必ずや生徒の言論の自由も奪われ、日本が再び崩壊の道を歩むと思います。
教育は誰のためのものですか。
当然、生徒のためだと思います。
だからこそ私は生徒のために全力を尽くしてきました。
その証が、私の退職に当たり、生徒達が私にくれた卒業証書と卒業生全クラスの色紙です。
私は何も悪いことをしていません。
私の信条は法令遵守であり、法的に決まったことはきちっと守っています。
私が今問題にしている教職員の意向を聞く挙手採決も三鷹高校ではやっていません。
でもこの通知は言論統制に繋がり、最終的には生徒のためにならないと思うからこそ通知の撤回を要求しただけなのです。
生徒、保護者に高く評価され、法令を守っている私が、何故非常勤教員不合格になったのか、どうしても納得がいかないのです。
教育現場で私は生徒に「自分が思ったことははっきりと言いなさい。」と指導してきました。
それは生徒の主体性、自主性を育てるからです。
ほとんどの学校の教育目標に「自主性、主体性」という言葉が出てきます。
私はそれを生徒に教えた責任からも、自分の思ったことを言わず、不当な権力にへつらうことは出来ません。
もし不当な権力の言いなりの社会なら、全国の学校の教育目標に掲げてある「自主性、主体性」の言葉をはずしていただきたいと思います。
今回提訴した一番の理由は「生徒のために」です。
私の教えた生徒達が、自分の思ったことを自由に発言できる社会にしたいからこそ提訴したのです。
教育委員会も校長も教員もそれぞれの役割を果たして生徒のための教育活動が可能になるべく全力を尽くしているはずです。
教育委員会は施設、人事等の条件整備で、校長は教員のやる気を起し、学校の活性化を図るリーダーシップを発揮し、そして教員は生徒と直接向き合って生徒のために汗を流すのです。
国民が私の考えが「生徒のためにならない」とはんだんしたのなら、私は素直に国民の意見に従います。
私は、何回も都教委に「公開討論」を要求してきました。
しかし、一回もその要求に都教委は応じられませんでした。
この裁判を通して、私の見解と都教委の見解を十分に吟味・比較して公平な判断を下されるようにお願い致します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今回の裁判は、弁護団も、
「東京都だけではなく、日本の教育をどうしていくかに関わる裁判」として、
また「言論の自由を守る」裁判として、
大変に力を入れています。
また、報告集会の場で、土肥元校長は、
「これまでは管理職という立場もあり遠慮もしていた。
しかし、いまはただのおじさんになった。
お互い、ただのおじさん、おばさんの関係です。
すでにいろいろなところから、話を聞きたいという連絡も入っている。
どこへでも行きたいと思っている。
組合関係からのお誘いもOKです」
と述べました。
なお、『土肥元校長の裁判を支援する会』が立ち上げられました。
<連絡先> 事務局 090-2780-7728
<支援金> 一口 1000円
<郵便振替口座> 加入者名 「土肥元校長の裁判を支援する会」
口座番号 00140-6-377637
<ブログアドレス> http://dohisaibansien.blogspot.com
(おわび)
予告していました、人事委員会での<Wさん>の陳述は、次回以降に回します。すみませんでした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2009年 『8・28都教委包囲アクション』
<メインスローガン>
○改悪教育基本法の実働化と闘おう!
○10・23通達を撤回せよ!通達に基づく処分を撤回せよ!
○石原都知事は即刻退陣せよ!
(スローガン)
・教職員の差別・分断を図る主任教諭制撤回!
・職員会議での挙手・採決禁止の通知を撤回!
・業績評価制度(人事考課制度)廃止!
・「君が代」不起立分限処分を許さない!
・教員免許更新制度撤廃!
<日時> 2009年8月28日(金) 15時~18時30分
<場所>都庁第二庁舎二階玄関前歩道
<予定>15時~ 包囲行動・発言
16時~ 要請行動(参加団体・個人)
17時30分~ 要請の報告・発言
<主催> 都教委包囲首都圏ネットワーク
参加する団体・個人は<抗議文><要請書><質問書>などをご用意してください。プラカード、ゼッケン、横断幕なども。
私たちも「新趣向」を考えています。
よいアイデアがありましたらお寄せください。
みんなで人権無視、憲法違反の都教委に押しかけましょう。
*********************************************************
「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://kenken.cscblog.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
http://homepage3.nifty.com/hinokimi/
本日(7月23日)、東京地裁で、土肥元三鷹高校長の第一回口頭弁論が行われました。
彼はその中で、次のように述べました。
「報告集会にて」 《撮影:平田 泉》
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34年間の教師生活の中で、私と関わった生徒はみな幸せになって欲しいと思うのは教師として当たり前のことだと思います。
そのためには生徒一人一人の人権が尊重される社会こそが生徒の幸せを保障する社会だと思います。
人権が保障されるということはその前提として平和でなければならないのです。
だからこそ私の信条は基本的人権の尊重と平和主義なのです。
その基本的人権の中でも最も重要なのが言論の自由だと思っています。
特に多くの意見を反映できる制度としての民主主義政治にとって言論の自由が絶対不可欠な要素であり、言論の自由のない政治は民主主義政治とはいえないのです。
言論の自由がない組織は歴史を見れば明らかなように必ず腐敗し崩壊しています。
戦前の日本も、ソビエト連邦も、そして船場吉兆やミートホープも崩壊しました。
民主主義を教える学校で、民主的運営が行われなければ、民主主義は教えられません。
教師の言論の自由がなくなれば必ずや生徒の言論の自由も奪われ、日本が再び崩壊の道を歩むと思います。
教育は誰のためのものですか。
当然、生徒のためだと思います。
だからこそ私は生徒のために全力を尽くしてきました。
その証が、私の退職に当たり、生徒達が私にくれた卒業証書と卒業生全クラスの色紙です。
私は何も悪いことをしていません。
私の信条は法令遵守であり、法的に決まったことはきちっと守っています。
私が今問題にしている教職員の意向を聞く挙手採決も三鷹高校ではやっていません。
でもこの通知は言論統制に繋がり、最終的には生徒のためにならないと思うからこそ通知の撤回を要求しただけなのです。
生徒、保護者に高く評価され、法令を守っている私が、何故非常勤教員不合格になったのか、どうしても納得がいかないのです。
教育現場で私は生徒に「自分が思ったことははっきりと言いなさい。」と指導してきました。
それは生徒の主体性、自主性を育てるからです。
ほとんどの学校の教育目標に「自主性、主体性」という言葉が出てきます。
私はそれを生徒に教えた責任からも、自分の思ったことを言わず、不当な権力にへつらうことは出来ません。
もし不当な権力の言いなりの社会なら、全国の学校の教育目標に掲げてある「自主性、主体性」の言葉をはずしていただきたいと思います。
今回提訴した一番の理由は「生徒のために」です。
私の教えた生徒達が、自分の思ったことを自由に発言できる社会にしたいからこそ提訴したのです。
教育委員会も校長も教員もそれぞれの役割を果たして生徒のための教育活動が可能になるべく全力を尽くしているはずです。
教育委員会は施設、人事等の条件整備で、校長は教員のやる気を起し、学校の活性化を図るリーダーシップを発揮し、そして教員は生徒と直接向き合って生徒のために汗を流すのです。
国民が私の考えが「生徒のためにならない」とはんだんしたのなら、私は素直に国民の意見に従います。
私は、何回も都教委に「公開討論」を要求してきました。
しかし、一回もその要求に都教委は応じられませんでした。
この裁判を通して、私の見解と都教委の見解を十分に吟味・比較して公平な判断を下されるようにお願い致します。
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今回の裁判は、弁護団も、
「東京都だけではなく、日本の教育をどうしていくかに関わる裁判」として、
また「言論の自由を守る」裁判として、
大変に力を入れています。
また、報告集会の場で、土肥元校長は、
「これまでは管理職という立場もあり遠慮もしていた。
しかし、いまはただのおじさんになった。
お互い、ただのおじさん、おばさんの関係です。
すでにいろいろなところから、話を聞きたいという連絡も入っている。
どこへでも行きたいと思っている。
組合関係からのお誘いもOKです」
と述べました。
なお、『土肥元校長の裁判を支援する会』が立ち上げられました。
<連絡先> 事務局 090-2780-7728
<支援金> 一口 1000円
<郵便振替口座> 加入者名 「土肥元校長の裁判を支援する会」
口座番号 00140-6-377637
<ブログアドレス> http://dohisaibansien.blogspot.com
(おわび)
予告していました、人事委員会での<Wさん>の陳述は、次回以降に回します。すみませんでした。
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2009年 『8・28都教委包囲アクション』
<メインスローガン>
○改悪教育基本法の実働化と闘おう!
○10・23通達を撤回せよ!通達に基づく処分を撤回せよ!
○石原都知事は即刻退陣せよ!
(スローガン)
・教職員の差別・分断を図る主任教諭制撤回!
・職員会議での挙手・採決禁止の通知を撤回!
・業績評価制度(人事考課制度)廃止!
・「君が代」不起立分限処分を許さない!
・教員免許更新制度撤廃!
<日時> 2009年8月28日(金) 15時~18時30分
<場所>都庁第二庁舎二階玄関前歩道
<予定>15時~ 包囲行動・発言
16時~ 要請行動(参加団体・個人)
17時30分~ 要請の報告・発言
<主催> 都教委包囲首都圏ネットワーク
参加する団体・個人は<抗議文><要請書><質問書>などをご用意してください。プラカード、ゼッケン、横断幕なども。
私たちも「新趣向」を考えています。
よいアイデアがありましたらお寄せください。
みんなで人権無視、憲法違反の都教委に押しかけましょう。
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「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
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「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
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